水尻自子
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みずしり よりこ 水尻 自子 | |
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生年月日 | 1984年 |
出生地 | 日本 青森県十和田市 |
職業 | 映像作家 |
ジャンル | アニメーション |
活動期間 | 2007年 - |
活動内容 | 手描き、コマ撮りアニメーション |
主な作品 | |
『レイナレイナ』(2009年) 『布団』(2012年) 『かまくら』(2013年) 『不安な体』(2021年) |
水尻 自子(みずしり よりこ、1984年 - )は、日本の映像作家。青森県十和田市出身、東京都在住[1][2]。「シリプロ」主宰。
来歴
[編集]1984年、青森県十和田市生まれ。女子美術大学短期大学部造形学科デザインコース、同大芸術学部デザイン学科を卒業。同大短期大学部専任助手を経て独立。
2012年、『布団』が第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞[3]。
2013年には『かまくら』が第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選出され[4]、第64回ベルリン国際映画祭短編コンペティション部門にノミネートされた[5][6][7]。
2021年、短編アニメーション作品『不安な体』(英題:Anxious Body)が、第74回カンヌ国際映画祭監督週間のコンペティションに選出されワールドプレミアにて上映される。同作は2022年1月から、生まれ故郷である十和田市の十和田市現代美術館で開催される企画展のために制作された[8][9]。
身体の一部を主題とした創作活動のきっかけは、自身の「水尻」という名字へのコンプレックスから。美大の卒業制作にて、それまで描きためた尻の作品群を教員に見せたところ、「アニメにでもすれば」という助言を受けてアニメーションの道に進む。現在まで手描きやコマ撮りアニメーションを中心に作品発表を行う[10]。
作品収蔵
[編集]- 女子美術大学美術館(受賞作品:「Kappo(かっぽ)」(2007年、平成18年度女子美術大学美術館収蔵作品賞)
主な受賞歴
[編集]2012年
- 2012年度ASK?映画祭大賞(受賞作品:「布団」)
- シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭特別賞(受賞作品:「布団」)
- 第11回ファントーシュ国際アニメーション映画祭国際コンペティション部門HIGH RISK賞(受賞作品:「布団」)
- 第14回広島国際アニメーションフェスティバル「木下蓮三賞」(受賞作品:「布団」)
- 第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞(受賞作品:「布団」)
2013年
- 第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品(受賞作品:「かまくら」)
- 2013年度CUTOUT FEST 最優秀エクスペリメンタル短編作品賞(受賞作品:「かまくら」)
2014年
- 第33回アニマ:ブリュッセル・カートゥーン&アニメーション国際映画祭 グランプリ(受賞作品:「布団」)
- アルスエレクトロニカ・フェスティバル栄誉賞 (受賞作品:「布団」)
- ザグレブ国際アニメーション映画祭審査員特別賞(受賞作品:「布団」)
2015年
- 第65回ベルリン国際映画祭短編コンペティション部門 正式出品(作品:「幕 Maku」)
2021年
- 第74回カンヌ国際映画祭監督週間コンペティション部門 選出(作品:「不安な体」)
脚注
[編集]- ^ “水尻自子 | Yoriko Mizushiri”. 水尻自子web. 2021年12月31日閲覧。
- ^ “映像作家 水尻さん(十和田出身)監督アニメ カンヌ映画祭で上映”. デーリー東北新聞社 (2021年6月10日). 2021年12月31日閲覧。
- ^ 第16回文化庁メディア芸術祭
- ^ 第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門
- ^ ベルリン国際映画祭、7日に開幕へ、NHK、2014年2月6日
- ^ ベルリン国際映画祭が開幕、朝日新聞、2014年2月7日
- ^ 2月6日からベルリン国際映画祭、読売新聞、2014年2月3日
- ^ “水尻 自子 新作アニメーション作品《不安な体》カンヌ国際映画祭「監督週間」での上映決定!”. Towada Art Center. 十和田市現代美術館 (2021年6月6日). 2021年12月31日閲覧。
- ^ “水尻自子監督のアニメ『不安な体』カンヌ国際映画祭監督週間でプレミア公開”. www.cinra.net. CINRA (2021年6月8日). 2021年12月31日閲覧。
- ^ “体に響くアニメーションの世界。水尻自子インタビュー”. To Creator. イマジカデジタルスケープ (2013年9月24日). 2021年12月31日閲覧。