桃源への旅立ち
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『桃源への旅立ち』 | ||||
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ジャン=リュック・ポンティ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1976年7月 - 8月 カリフォルニア州バーバンク Kendun Studios[1] | |||
ジャンル | ジャズ、フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ジャン=リュック・ポンティ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジャン=リュック・ポンティ アルバム 年表 | ||||
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『桃源への旅立ち』(原題:Imaginary Voyage)は、フランス人ヴァイオリニスト、ジャン=リュック・ポンティが1976年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]後にフランク・ザッパ・バンドで活動するアラン・ザヴォッドと、後にジェスロ・タルのアルバム『A』(1980年)に参加するマーク・クレイニーが新メンバーとして迎えられた[3]。「新世界発見」はカントリー・ミュージックからの影響を取り入れた曲で、ポンティ自身は後年、TheUrbanMusicScene.comのインタビューにおいて「アメリカに渡ってナッシュビルのフィドル奏者と会って、それをR&Bと融合してみたいと思った」と語っている[4]。
反響・評価
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では67位に達し、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは2位を記録した[2]。
Richard S. Ginellはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「マハヴィシュヌ・オーケストラと同様エレクトリック・ヴァイオリン、ギター、キーボード、ベース、ドラムスという楽器編成だが、ここでは重点の置き所が変化しており、彼自身のヴァイオリンが直接的に押し出されて、共演者達の演奏との対決は抑えめとなった」と評している[5]。
収録曲
[編集]全曲ともジャン=リュック・ポンティ作。
- 新世界発見 - "New Country" - 3:08
- バビロンの国 - "The Gardens of Babylon" - 5:07
- 銀河のさすらい人 - "Wandering on the Milky Way" - 1:49
- ワンス・アポン・ア・ドリーム - "Once Upon a Dream" - 4:07
- タランチュラ - "Tarantula" - 4:08
- 桃源への旅立ち パートI - "Imaginary Voyage Part I" - 2:22
- 桃源への旅立ち パートII - "Imaginary Voyage Part II" - 4:04
- 桃源への旅立ち パートIII - "Imaginary Voyage Part III" - 5:26
- 桃源への旅立ち パートIV - "Imaginary Voyage Part IV" - 8:01
参加ミュージシャン
[編集]- ジャン=リュック・ポンティ - ヴァイオリン、オルガン、シンセサイザー
- ダリル・ステューマー - ギター
- アラン・ザヴォッド - ピアノ、キーボード
- トム・ファウラー - ベース
- マーク・クレイニー - パーカッション
脚注・出典
[編集]- ^ Jean-Luc Ponty - Imaginary Voyage (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ a b Jean-Luc Ponty | Awards | AllMusic
- ^ 2015年再発CD (WPCR-16327)ライナーノーツ(片山伸、2015年3月15日)
- ^ Galloway, A. Scott. “Jazz Violin Master Jean-Luc Ponty Teams With Rock Vocal Guru Jon Anderson For Visionary World-Unifying Epic "Better Late Than Never"”. TheUrbanMusicScene.com. The Jordan Music Group. 2016年5月13日閲覧。
- ^ Ginell, Richard S. “Imaginary Voyage - Jean-Luc Ponty”. AllMusic. 2016年5月13日閲覧。