林辺渓
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林辺渓 | |
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所在 | |
特性 | |
河口・合流先 | 林辺郷・佳冬郷境界 |
• 標高 | 0メートル (0 ft) |
延長 | 42キロメートル (26 mi) |
流域面積 | 336.30平方キロメートル (130 sq mi) |
流量 | |
• 平均 | 24.7立方メートル毎秒 (872 cu ft/s) |
流域 | |
流路 | 台湾海峡 |
林辺渓 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 林邊溪 |
拼音: | Línbiān xī |
通用拼音: | Línbian si |
注音符号: | ㄌㄧㄣˊ ㄅㄧ ㄢㄒㄧ |
発音: | リンビェン シー |
台湾語白話字: | Nâ-piⁿ-khe |
客家語白話字: | Lìm-piên-hâi |
英文: | Linbian River |
林辺渓(りんべんけい、林邊溪)は台湾の屏東県を流れる全長42キロメートル、流域面積336.30平方キロメートルの河川である。南大武山の南西麓に発し、泰武郷、来義郷、新埤郷、佳冬郷、林辺郷を流れて台湾海峡に注ぐ。河口域では林辺郷と佳冬郷の境界をなす。主な支流に力力渓がある。
開発
[編集]林辺渓管理計画は1929年から1934年にかけて実施され[1]、1937年には台湾総督府が直轄する主要河川に含められて林辺渓治水事務所が設置された。戦後、治水事務所は台湾省水利局(経済部水利署の前身)に引き継がれたが、流域全体が屏東県に収まることから、1998年6月に政府直轄から県市管理河川に格下げされた[2]。2018年には来義郷と新埤郷の境界付近に分流・洪水調節・貯水機能を備えた大潮州人工湖が造られた[3][4][5]。
八八水災
[編集]- 2009年8月6日から8月9日にかけて台湾を襲った台風8号(アジア名:モーラコット)により全土で猛烈な雨となり、台湾各地で気象観測史上最多雨量を記録した[6]。特に台湾中南部及び東南部の被害が大きく、1959年の八七水災以来最悪の水害となった。この水害を八八水災または新八七水災と呼ぶ。
- 林辺渓も林辺郷側の堤防が決壊し、郷全体が浸水した。平均水深は1メートル、最深部では2メートルに達した。
水系の主要河川
[編集]- 林辺渓:屏東郡
- 力力渓(力里渓):新埤郷、枋寮郷、来義郷、春日郷
- 七佳渓:春日郷、来義郷
- 尖刀尾渓:来義郷
- 来社渓:来義郷
- 瓦魯斯渓:来義郷、泰武郷
- 大後渓(托阿沃渓):来義郷、泰武郷
- 力力渓(力里渓):新埤郷、枋寮郷、来義郷、春日郷
主な橋梁
[編集]林辺渓
[編集]瓦魯斯渓
[編集]- 瓦魯斯渓大橋
- 泰義大橋
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 馬鉅光 (2013-03-10). 日治時期的河川治水事業. “河川(二之二)──河川水利工程”. 臺灣學通訊 (国立台湾図書館) (第74期): 13-15頁. ISSN 1999-1851 .
- ^ 張炎銘 (2013). 遊大河聽故事. 臺北市: 科技圖書. pp. 212. ISBN 978-957-655-517-6
- ^ “大潮州補注湖第1期計畫,2年多運轉成效顯著” (中国語). 屏東新聞. 屏東: 屏東縣政府 (2020年9月16日). 2020年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月25日閲覧。
- ^ “以濕地概念營造地下水庫 大潮州人工湖要讓「洪水資源化」” (中国語). 環境資訊中心. 台灣濕地網 (2017年8月29日). 2021年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月25日閲覧。
- ^ “大潮州人工湖(地下水補注湖)” (中国語). 河畔小築. pixnet (2017年10月5日). 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月25日閲覧。
- ^ 曾鈞敏 (12 2009). 莫拉克颱風暴雨造成之土石及淹水災害. “專題報導 莫拉克颱風災害論壇”. 『地質』季刊 (經濟部中央地質調查所、社團法人中華民國地質學會) (第28卷第4期): 59頁. ISSN 0303-092X .