松岡完
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松岡 完(まつおか ひろし、1957年[1] - )は、日本の政治学者。専門は国際関係論、アメリカ外交史、冷戦史、とくにベトナム戦争とケネディ政権。筑波大学人文社会系教授。
略歴
[編集]熊本県生まれ。1976年、静岡県立静岡高等学校[2]卒業。1980年、東京大学教養学部卒業。筑波大学大学院社会科学研究科で学び、「ダレス外交とインドシナ : アジア太平洋秩序の形成を求めて」で法学博士号を取得[3]。1993年、立命館大学国際関係学部助教授、1994年、筑波大学助教授。2002年、筑波大学人文社会系教授[4][5]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『ダレス外交とインドシナ』(同文舘出版, 1988年)
- 『20世紀の国際政治――二度の世界大戦から冷戦の終焉まで』(同文舘出版, 1992年)
- 『ワールドカップの国際政治学』(朝日新聞社〈朝日選書〉, 1994年)
- 『1961ケネディの戦争――冷戦・ベトナム・東南アジア』(朝日新聞社, 1999年)
- 『ベトナム戦争――誤算と誤解の戦場』(中央公論新社[中公新書], 2001年)
- 『20世紀の国際政治(改訂増補版)――二度の世界大戦から冷戦の時代』(同文舘出版, 2003年)
- 『ベトナム症候群――超大国を苛む「勝利」への強迫観念』(中央公論新社[中公新書], 2003年)
- 『ケネディと冷戦――ベトナム戦争とアメリカ外交』(彩流社, 2012年)
- 『ケネディとベトナム戦争――反乱鎮圧戦略の挫折』(錦正社, 2013年)
- 『20世紀の国際政治(第三版)――二度の世界大戦から冷戦を経て』(同文舘出版, 2014年)
- 『ケネディはベトナムにどう向き合ったか――JFKとゴ・ジン・ジェムの暗闘』(ミネルヴァ書房, 2015年)
- 『超大国アメリカ100年史――戦乱・危機・協調・混沌の国際関係史』(明石書店, 2016年)
- 『そもそもアメリカってなに?――メイキング・オブ・USA』(現代書館, 2022年)
- 『ケネディという名の神話――なぜ私たちを魅了し続けるのか』(中央公論新社[中公選書], 2023年)
共編著
[編集]脚注
[編集]- ^ “松岡 完 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年6月30日閲覧。
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 287、291頁。
- ^ “筑波大学附属図書館”. www.tulips.tsukuba.ac.jp. 2022年6月11日閲覧。
- ^ 松岡 完(マツオカ ヒロシ)
- ^ KAKEN 松岡完