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最後の決闘裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最後の決闘裁判
The Last Duel
監督 リドリー・スコット
脚本 ニコール・ホロフセナー
ベン・アフレック
マット・デイモン
原作 エリック・ジェイガー英語版
決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル英語版
製作 リドリー・スコット
ケヴィン・J・ウォルシュ英語版
ジェニファー・フォックス英語版
ニコール・ホロフセナー
マット・デイモン
ベン・アフレック
出演者 マット・デイモン
アダム・ドライバー
ジョディ・カマー
ベン・アフレック
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ[1]
撮影 ダリウス・ウォルスキー
編集 クレア・シンプソン
製作会社 スコット・フリー・プロダクションズ
パール・ストリート・フィルムズ英語版
TSGエンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 20世紀スタジオ
日本の旗 ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 イタリアの旗 2021年9月10日(VIFF)
アメリカ合衆国の旗日本の旗2021年10月15日[2]
上映時間 153分[3]
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000[4]
興行収入 世界の旗 $30,552,111[5]
日本の旗 1億2024万円[6]
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最後の決闘裁判』(さいごのけっとうさいばん、原題:The Last Duel)は、2021年に公開されたイギリスアメリカ合衆国合作による歴史映画リドリー・スコットが監督、ニコール・ホロフセナーベン・アフレックマット・デイモンが共同脚本を務めている。主要キャストとしてマット・デイモン、アダム・ドライバージョディ・カマー、ベン・アフレックが出演している。1386年フランス王国パリにおける最後の決闘裁判の顛末をエリック・ジェイガー英語版ノンフィクション決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル英語版』を基に描いている[注釈 1][8][9][10]

ストーリー

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1386年、ノルマンディー騎士ジャン・ド・カルージュの妻マルグリットは、従騎士で夫の親友でもあるジャック・ル・グリに強姦されたと訴える。カルージュはル・グリを重罪犯として処刑することを望むが、ル・グリは無罪を主張し、さらに領主のピエール伯もル・グリに肩入れしたため、彼を裁判で追い込むことは不可能だった。そこでカルージュは国王シャルル6世に決闘での決着を直訴し、カルージュとル・グリは決闘裁判に臨む。

ジャン・ド・カルージュの真実

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カルージュはかつて優れた従騎士だったものの気性が荒いことが欠点で、百年戦争に従軍した際にはイングランド軍の挑発に乗り、父カルージュ3世やル・グリの制止を振り切って戦端を開いた結果、リモージュを奪われてしまう。戦闘終結後、新たな領主としてシャルル6世の従兄弟ピエール伯が赴任し、カルージュとル・グリは彼に忠誠を誓う。後日、ピエール伯の命を受けたル・グリがカルージュの元を訪れ、戦費調達のために地代を支払うように告げる。カルージュは不作が続き地代が払えないことを伝え、ル・グリはピエール伯に寛大な措置を求めることを約束する。

カルージュは資産を確保するため、かつてイングランドに寝返った経験を持つロベール・ド・ティボヴィルの娘マルグリットと婚約し、豊かな土地を含む多額の持参金を手に入れる。マルグリットは献身的に仕え、カルージュとの仲は円満なものだった。彼女は子供が生まれないことを気にかけていたが、カルージュは「子供が授かるかは神の手に委ねられている」と語り、妻を慰めた。そんな中、持参金として得た土地をピエール伯が接収してル・グリに与えるという事件が起こり、カルージュはシャルル6世に訴えて土地を取り戻そうとするが、国王は彼の訴えを却下する。面子を傷つけられたピエール伯は、カルージュ3世の死に伴い空席となった城塞の長官職をル・グリに与えてしまう。祖父の代から任されてきた長官職まで奪われたカルージュは激怒し、ル・グリが自分を裏切ったのではないかと疑うようになる。

スコットランド遠征中にカルージュは騎士に任じられる。帰国後、彼は給金を得るためにパリに向かうが、その間にマルグリットがル・グリに強姦される事件が起きる。マルグリットからその件を聞かされたカルージュは極刑を望むが、裁判を取り仕切るピエール伯がル・グリに肩入れしていることを知る。カルージュは事態を打開するためシャルル6世に直訴し、決闘裁判で決着を付けようと画策する。

ジャック・ル・グリの真実

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ル・グリは修道士の道を諦めた後に従騎士となり、豊富な知識を生かしてピエール伯の財政を立て直し、また騎士たちから地代を徴収して信頼を獲得してピエール伯の側近に取り立てられる。彼は地位を利用してピエール伯と対立するカルージュを助けようとするが、カルージュはピエール伯のお気に入りになったル・グリを公然と罵倒するようになり、次第にピエール伯の家臣たちからも嘲笑されるようになってしまう。騎士仲間のパーティーでマルグリットと出会ったル・グリは一目惚れし、ル・グリは彼女が「学がなく世継ぎを得る手段としか見ていないカルージュを愛していないのでは」と考える。一方、マルグリットは友人たちとの会話で、ル・グリが魅力的な男性であるが、夫は彼を信用していないと語る。ル・グリは文学や言語知識に関する会話を通して、マルグリットへの想いを募らせていく。

カルージュがパリに赴いているころ、彼の母ニコルは用事を済ませるために使用人たちを連れて屋敷を離れ、マルグリットだけが取り残される。そんな中、ル・グリの従僕ルヴェルがマルグリットの元を訪れ、「馬の蹄鉄を直す間、屋敷の中で暖を取らせて欲しい」と申し出る。マルグリットはルヴェルを屋敷に迎え入れるが、そこにル・グリが現れて彼女に想いを告げる。ル・グリの告白に対して、マルグリットは2人に出て行くように告げるが、ル・グリがルヴェルを外に出して彼女に詰め寄り、逃げる彼女を寝室まで追いかけて強姦する。ル・グリは、「マルグリットは自分のことを愛しており、人妻という立場上嫌がっているフリをしているだけ」と考えており、去り際に「夫には秘密にするように」と忠告する。

事件を知ったカルージュは強姦の噂を領内に流すようになり、ル・グリは強姦の事実についてピエール伯の審問を受ける。ル・グリはマルグリットから「強姦された」と思われていることにショックを受け、ピエール伯から事実を否定するように提案される。ピエール伯は自分の立場を利用してル・グリに無罪判決を下そうとするが、すでにカルージュが国王に決闘裁判を直訴していたことを知らされる。パリに赴いたル・グリは、高僧から「元聖職者だったことを主張すれば、宗教裁判所が寛大な判決を下すだろう」と助言されるが、彼は提案を拒否し、名誉を守るために決闘裁判を受け入れる。

マルグリット・ド・カルージュの真実

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マルグリットはカルージュと結婚後に子供に恵まれなかった。カルージュは妻に愛情を注いでいると思っていたが、マルグリットから見ると彼からは十分な愛情が感じられない気もしていた。

カルージュはスコットランド遠征に向かう直前、マルグリットに「誰も屋敷に入れず、決して屋敷から出ないように」と忠告する。マルグリットは土地の経営に専念するが、次第に義母ニコルとの仲が険悪になっていく。スコットランドから帰国後、カルージュは「マルグリットを一人にしないように」と告げてパリに向かうが、ニコルは使用人たちを連れて外出し、マルグリットを一人にしてしまう。そんな中、ル・グリが屋敷に現れてマルグリットは強姦される。彼女の視点ではル・グリには愛情を感じておらず、必死の抵抗をするものの犯されたことになっている。マルグリットはカルージュに事実を伝えるが、「ル・グリを誘惑したのではないか」と疑われてしまう。誤解が解けた後、カルージュは「ル・グリを最後の男にはさせない」と告げてマルグリットと性行為に及ぶ。マルグリットはル・グリを訴えるが、ニコルは自分も過去に強姦されたことを語り、「世の中の習い」として受け入れて彼を訴えるのを止めるように告げる。

裁判では、マルグリットが事件発生後に妊娠6か月を迎えている点から、裁判官から厳しい尋問を受ける。裁判官から「決闘裁判でカルージュが負けた場合、偽証罪で生きたまま火あぶりにされる」と聞かされるが、彼女は「真実を語っている」と主張し続け、最終的にシャルル6世は決闘裁判を承認する。退廷後にマルグリットはカルージュに対して、火あぶりにされることを事前に伝えずに決闘裁判を直訴したこと、子供が路頭に迷うかも知れないことを問い詰める。カルージュは「君の名誉のために戦うのだ」と返答するが、マルグリットは「自分の名誉を守ることしか考えていない」と反論する。決闘裁判を数日後に控えた日、マルグリットは男児を出産する。

国王夫妻やピエール伯夫妻、拘束されたマルグリット、そして多くの群衆が見守る中でカルージュとル・グリの決闘裁判が開始される。決闘は馬上での戦いから始まり、馬を倒された後は徒歩での接近戦となる。戦いの末にカルージュはル・グリに止めを刺そうとするが、その直前に「自らの罪を告白しろ」とル・グリに迫るが、彼は「自分は無実である」と主張する。それを聞いたカルージュはル・グリを殺し、主張が受け入れられたマルグリットは拘束を解かれる。敗者となったル・グリの遺体が吊るされる中、カルージュは群衆から喝采を浴びながら決闘場を後にし、その後をマルグリットは無言でついていく。

数年後、カルージュは十字軍遠征で戦死し、マルグリットは夫の財産を守りながら平穏に暮らしたものの、生涯再婚しなかったことが語られる。

キャスト

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マット・デイモン
アダム・ドライバー
ジョディ・カマー
ベン・アフレック

※括弧内は日本語吹替。

製作

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カヒアー城で『グリーン・ナイト』と『最後の決闘裁判』の撮影が行われたことを記した記念碑

2011年ごろ、プロデューサーのドリュー・ヴィントンから原作について連絡をもらったのが始まりとマット・デイモンは答えている[11]

2015年7月に企画が発表され、当初はフランシス・ローレンスが監督、ショーン・グラントが脚本家を務める予定だったが、この時は進展せず、権利期限を迎えたことで製作は頓挫した[12]

2019年7月にリドリー・スコットが監督を務めること、ベン・アフレックとマット・デイモンが出演し、2人がニコール・ホロフセナーと共に脚本を書き終えていることが報じられた[13]。デイモンはスコットに監督を直接依頼していたが、スコットはデイモンがしきりに黒澤明の映画『羅生門』(1950年)の、3つの異なる視点から一つの事件を描く話をしていたと、成り行きを説明している[14]

映画化権は20世紀フォックスを買収したウォルト・ディズニー・カンパニーが主有することになったが、ディズニーが製作を開始するかは不透明な状態であり、Deadline Hollywoodはディズニーが映画化権の売却を決めれば「街中の全てのスタジオが権利を待ち望んでいる」と報じている[15]。9月にジョディ・カマーと出演交渉を行い[16]、10月には出演が決定した。また、アフレックが当初予定されていた役とは別の役を希望したため、新たにアダム・ドライバーと出演交渉を行っている[17]。11月にはドライバーの出演が決まり、ディズニーは『最後の決闘裁判』を劇場公開することを発表した[2]。2020年2月にはハリエット・ウォルター英語版の出演が決まった[18]

2020年2月14日にフランスドルドーニュ県主要撮影が始まり[19][20][21]、3月12日までにマコン近郊のベルゼ=ル=シャテルフランス語版にある中世の城で撮影が行われ、200人の撮影スタッフと100人のエキストラが参加した[22][23]。3月23日から同月30日にかけてアイルランドの各地(ミーズ県ティペラリー県カヒアー城英語版ダブリンウィックロー県)で撮影が行われることになった[24]。しかし、同月13日にディズニーは新型コロナウイルス感染症の世界的流行とそれに伴うヨーロッパへの渡航制限の影響を受け、無期限の撮影延期を発表した[25]。9月下旬から撮影が再開され[26][27][28]、10月14日にアイルランドでの撮影が終了した[29]

公開

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『最後の決闘裁判』は2020年12月25日に限定公開された後、2021年1月8日に劇場公開される予定になっていた[2]。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響を受け、2021年10月15日に公開が延期された[30][31]。9月10日に開催された第78回ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミア上映が行われ[32]、10月15日に劇場公開された。公開から45日間は劇場独占公開され、その後はデジタル・プラットフォームで独占配信されることが発表されており[33]、2021年12月1日から動画配信サービスであるDisney のスターブランドにて見放題配信が開始された[34]

評価

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興行収入

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当初、北米では公開週末に3000劇場で1000万ドルの興行収入を見込んでいたが[35]、公開初日の興行収入が180万ドルだったことから(前日のプレビュー上映の興行収入35万ドル含む)、想定興行収入は500万ドルに引き下げられた。実際の興行収入は480万ドルに留まり、リドリー・スコットのキャリアの中で最低のオープニング記録となった[4]。Deadline Hollywoodは興行不振の原因について、「上映時間が2.5時間のため上映回数が制限されたこと」「題材が市場受けしないこと」「45歳以上の客層が劇場に完全に戻っていないこと」「『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』と競合していたこと」を挙げている[36]。複数のメディアではオープニング成績をボックスオフィス・ボムと見なしており、20世紀スタジオは『最後の決闘裁判』で数百万ドルの損害を出すと指摘している[4][37][38]。公開第2週末の興行収入は前週比55%減の210万ドルとなり、週末興行成績第7位にランクダウンした[39]。公開第3週末には前週比78%減の55万8000ドルとなり、国内興行収入が1000万ドルを超えた[40]

2021年11月に『WTF with Marc Maron』のインタビューに応じたスコットは、興行不振の原因はミレニアルズにあるとして、「私が思うに、結局のところ我々が今日手にしている観客とは、このクソったれな携帯電話で育った世代なのです。ミレニアルズは携帯電話で教えてもらわない限り、何かを教えてもらうことを望んでいないのです」とコメントしている[41]

批評

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リドリー・スコット

Rotten Tomatoesには214件の批評が寄せられ支持率86%、平均評価7.4/10となっており、「『最後の決闘裁判』は体系的な女性差別を批評するという点では、それほど効果的とはいえないものの、壮大なスケールの中に素晴らしい演技があり、示唆に富むドラマが描かれていることに変わりはない」と批評している[42]Metacriticでは48件の批評に基づき67/100点のスコアが与えられ[43]CinemaScoreでは「B 」評価、ポストトラック英語版では好意的な評価が72%となっている[36]

バラエティ誌のオーウェン・グレイバーマンは、「所々に短いアクションがあるものの、『最後の決闘裁判』は贅沢で複雑な、時に興味深い中世ソープオペラに仕上がっている」と批評している[44]TheWrapのアッシャー・ルーベルトはキャストの演技と撮影技術を高く評価する一方、脚本については「2004年に出版されたエリック・ジェイガーのノンフィクションをマット・デイモン、ベン・アフレック、ニコール・ホロフセナーの3人が脚本を書き、リドリー・スコットが監督した映画作品は、凄惨でグロテスク、ゴージャスで一貫性のない中世の物語を作り出した」と批評している[45]IndieWireのベン・クロルは「現在のハリウッドの戦場においては珍しい作品です。知的で純粋に大胆な大予算の決闘作品でありながら、何よりも芸術的なコラボレーションを明確に実現した作品なのです」と批評している[46]ナショナル・レビュー英語版カイル・スミス英語版は、『最後の決闘裁判』は魅力的な奇妙さに満たされている」と批評しており、その理由として「過去の事実を現代の推測で後付けしていないことが功を奏している」と分析している[47]ジューイッシュ・クロニクルのリンダ・マリックは「スコット監督の真の復帰作であり、アフレックとデイモンの比類なき脚本執筆技術を見事に証明している」と批評している[48]ザ・スペクテーターのデボラ・ロスは「荒涼とした、残忍で血生臭い映画であり一休みすることもできない。アフレック演じるピエール伯のビッチ振りは別として」と批評している[49]

オブザーバー紙マーク・カーモードは3/5の星を与えて「鎧をまとった『羅生門』の再映画化作品と#MeTooを反映した『わらの犬』のリメイク作品を掛け合わせたような作品」と批評し[50]イブニング・スタンダード英語版のシャーロット・オサリバンも同じく3/5の星を与え「真面目で面白く、思わず笑ってしまうような、ハンサムで良く研究されたドラマ」と批評している[51]ウォール・ストリート・ジャーナルジョー・モーゲンスターンはプロダクション・バリュー、キャストの演技、テーマ性を高く評価したが、脚本については「反復されるバトルを背景にした法廷の陰謀のせいで物語は散らばっており、物語の構成は消耗している」と批評している[52]CNNのブライアン・ローリーは「映画は泥臭くて血生臭く、そして重苦しいものになっているが、14世紀の封建的な規範を現代的な視点でフィルタリングすることは困難に過ぎる」と批評し[53]ローリング・ストーンのデイヴィッド・フィアーは「映画はパロディに近い状態で終わっており、フルタイトルが『Monty Python's The Last Duel』と思ってしまうくらいだ」と批評している[54]

受賞・ノミネート

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映画賞 部門 対象 結果 出典
カメリメージ英語版 ゴールデン・フロッグ賞 最後の決闘裁判 ノミネート [55]
第12回ハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワード英語版 長編映画部門作曲賞英語版 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ [56]
第93回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 作品賞トップ10英語版 最後の決闘裁判 受賞 [57]
第18回セントルイス映画批評家協会賞英語版 助演男優賞英語版 ベン・アフレック ノミネート [58]
第17回オースティン映画批評家協会賞英語版 編集賞英語版 クレア・シンプソン [59]
第42回ゴールデンラズベリー賞 最低助演男優賞 ベン・アフレック [60]
第26回サテライト賞英語版 作曲賞英語版 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ [61]
音響賞英語版 ダニエル・バーチ、ステファン・ブシェ、デイヴィッド・ジャンマルコ、ポール・マッシー、ウィリアム・ミラー、オリヴァー・ターニー
第20回視覚効果協会賞英語版 長編映画部門補助視覚効果賞英語版 ゲイリー・ブロゼニッチ、ヘレン・ジャッド、ジェシカ・ノーマン、ヤン・ブロンデル、ステファノ・ペピン [62]

脚注

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注釈

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  1. ^ なお、フランス全土における最後の決闘裁判は1549年に行われた[7]

出典

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  1. ^ Harry Gregson-Williams to Score Ridley Scott's 'The Last Duel' | Film Music Reporter” (December 15, 2020). 2021年10月26日閲覧。
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  4. ^ a b c Lang, Brent (October 17, 2021). “Box Office: 'Halloween Kills' Scores Bloody Great $50.4 Million Debut, 'The Last Duel' Bombs” (英語). Variety. October 17, 2021閲覧。
  5. ^ The Last Duel (2021)”. Box Office Mojo. 2022年4月7日閲覧。
  6. ^ キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.36
  7. ^ 山内 2000, pp. 190–191.
  8. ^ “The Last Duel : リドリー・スコット監督が、14世紀のフランスの実話を映画化する最新作「ザ・ラスト・デュエル」の脚本を執筆するマット・デイモンとベン・アフレックが主演もつとめ、親友同士のふたりが殺しあいの決闘を戦うことが決定 ! !”. CIA Movie News. (2019年7月23日). https://www.ciamovienews.com/2019/07/Last-Duel-Ridley-Scott-Ben-Affleck-Matt-Damon.html 2020年5月21日閲覧。 
  9. ^ “リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の決闘映画にアダム・ドライバー”. 映画.com. (2019年10月25日). https://eiga.com/news/20191025/6/ 2020年5月21日閲覧。 
  10. ^ ジェイガー 2021, pp. 321–322.
  11. ^ 立田敦子「ニコール・ホロフセナー マット・デイモン ベン・アフレック きわめて今日的な、反騎士道物語」42頁。
  12. ^ Fleming, Mike Jr. (July 10, 2015). “Studio 8 Sets Shaun Grant To Adapt 'The Last Duel' For 'Hunger Games' Helmer Francis Lawrence”. Deadline Hollywood. August 23, 2019閲覧。
  13. ^ Kroll, Justin (July 22, 2019). “Ridley Scott, Matt Damon, Ben Affleck and Nicole Holofcener Team on 'The Last Duel'”. Variety. July 22, 2019閲覧。
  14. ^ 立田敦子「リドリー・スコット ジョディ・カマー ハリウッドの雄が中世を舞台に撮った女性映画」40頁。
  15. ^ Fleming, Mike Jr. (July 22, 2019). “Ridley Scott, Matt Damon, Ben Affleck & Nicole Holofcener Huddle On 14th Century Tale 'The Last Duel'”. Deadline Hollywood. July 22, 2019閲覧。
  16. ^ Galuppo, Mia (September 26, 2019). “Jodie Comer in Talks to Join Matt Damon, Ben Affleck in 'The Last Duel'”. The Hollywood Reporter. 2021年10月20日閲覧。
  17. ^ Kroll, Justin (October 22, 2019). “Adam Driver in Talks to Join Matt Damon in Ridley Scott's 'Last Duel' (Exclusive)”. Variety. 2021年10月20日閲覧。
  18. ^ Tartaglione, Nancy (February 19, 2020). “Harriet Walter Joins Ridley Scott's 'The Last Duel' Opposite Matt Damon & Jodie Comer”. 2021年10月20日閲覧。
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参考文献

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  • 山内進『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』講談社〈講談社新書〉、2000年。 
  • エリック・ジェイガー英語版 著、栗木さつき 訳『最後の決闘裁判』早川書房〈ハヤカワ文庫NF〉、2021年。[[エリック・ジェイガー]]([[:en:Eric Jager|英語版]])&rft.au=[[エリック・ジェイガー]]([[:en:Eric Jager|英語版]])&rft.date=2021&rft.series=ハヤカワ文庫NF&rft.pub=早川書房&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:最後の決闘裁判"> (原書 Jager, Eric (2004), The Last Duel: A True Story of Trial by Combat in Medieval France 
  • 「最後の決闘裁判」『キネマ旬報 2021年11月上旬特別号』第1878号、キネマ旬報社、2021年11月1日、ASIN B09HG6KDDX 

外部リンク

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