搾乳器
表示
搾乳器(さくにゅうき、breast pump)は、乳腺にたまった母乳をしぼる時に使うアイテムである。
赤ちゃんが眠っていたり、入院していたり、人に預けられていたりするなどして、母乳をあげられない時や、乳首にトラブルがあり、直接授乳できない時などに使用する[1]。
搾乳器の種類
[編集]- 手動タイプ
- ハンドルを繰り返し握ることで搾乳できる。
- 自分の力加減で吸引力や搾乳のペースを調節でき、電動タイプに比べて本体価格がリーズナブルとなっている。
- 軽いものが多いので、持ち運びにも便利である。
- 電動タイプ
- 両胸同時に搾乳でき、短い時間でより多くの母乳がとれる。
母乳の保存
[編集]- 母乳フリーザーパック - さく乳した母乳を冷凍保存(約-18℃)してストックをしておくことができる専用パック
常温:16~25度 | 冷蔵:4度以下 | 冷凍:-18度以下 | |
---|---|---|---|
保管期間 | 4時間以内 | 24時間以内 | 3カ月以内 |
温め方 | 母乳バックをぬるま湯(37度前後)が入ったボールやコップにいれて適温にする | 母乳バックをぬるま湯(37度前後)が入ったボールやコップにいれて適温にする | 冷蔵庫で12時間程解凍もしくは冷凍した母乳バックを37度前後の流水にさらす[2] |
母乳は高い温度で解凍すると母乳の成分が破壊されたり、赤ちゃんがヤケドしたりする危険がある[3]。
脚注
[編集]- ^ “母乳育児をサポート!搾乳器おすすめ7選。手動と電動の選び方|保存グッズも”. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “教えて!搾母乳の正しい保存方法とは?” (PDF). 2023年8月17日閲覧。
- ^ “▼冷凍母乳の「正しい解凍方法」とは?”. 2023年8月17日閲覧。