愛しておくれ (スペンサー・デイヴィス・グループの曲)
「愛しておくれ」 | ||||||||
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スペンサー・デイヴィス・グループ の シングル | ||||||||
B面 | Fのブルース | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
ジャンル |
ロック ブルー・アイド・ソウル | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル |
フォンタナ TF762 ユナイテッド・アーティスツ UA50108 | |||||||
作詞・作曲 |
スティーヴ・ウィンウッド スペンサー・デイヴィス マフ・ウィンウッド | |||||||
プロデュース |
クリス・ブラックウェル ジミー・ミラー | |||||||
スペンサー・デイヴィス・グループ シングル 年表 | ||||||||
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「愛しておくれ」(あいしておくれ、Gimme Some Lovin')は、スペンサー・デイヴィス・グループが1966年に発表した楽曲。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では247位にランクされている[2]。
スペンサー・デイヴィス・グループのオリジナル
[編集]スティーヴ・ウィンウッド、スペンサー・デイヴィス、マフ・ウィンウッドが共作し、スペンサー・デイヴィス・グループが最初に演奏した楽曲であるが、イギリス盤のシングルには、スティーヴ・ウィンウッドの名のみがクレジットされている[3]。この曲の基本的なリフは、ホーマー・バンクスとウィリー・ディーン・"ディーニー"・パーカー (Willie Dean "Deanie" Parker) が書いた、バンクスの「Ain't That a Lot of Love」から借用されている[4]。
1966年秋にチャートの第2位まで上昇し、アメリカ合衆国では第7位となった[5]。
イギリス盤や、おそらくは大部分のヨーロッパ諸国の盤とは異なり、ユナイテッド・アーティスツ・レコードから出たUS盤シングルは、ややテンポが遅く、バックコーラスやパーカッションの一部がなく、「ライブ・サウンド」のような演奏になっている。再発盤では、ヨーロッパで制作されたものでも、US盤の音源が用いられることがよくある。この曲には、ハモンドオルガン (Hammond B-3) のサウンドがフィーチャーされている。
日本では、「愛しておくれ」という日本語題でシングルがリリースされたが、そのジャケットには「ギミー・サム・ラビング」と原題の音写が付記されていた。この日本語題を用いない場合は、「ギミー・サム・ラヴィン」[6]、「ギミ・サム・ラヴィン」として言及されることがよくある。
カバー
[編集]この曲は、数多くのアーティストたちによってカバーされており、1980年の映画『ブルース・ブラザース』では、ブルース・ブラザーズがこの曲を演奏する場面があるほか、サム&デイヴ、オリビア・ニュートン=ジョンなどによるカバーがある[6]。
ザ・ビーチ・ボーイズは、1972年4月4日と1977年6月23日に、ブライアン・ウィルソンのリードで、この曲の吹き込みを行なったが[7]、2014年現在、テープは行方不明とされている[8]。
日本のバンド、ザ・スパイダースは、1967年のアルバム『風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムNo.4』に、この曲のカバーを収録した[9]。
映画やテレビでの使用
[編集]この曲は、頻繁に映画やテレビで使用されており、映画では、以下のような例がある。
- アデライン、100年目の恋
- ハンバーガー・ヒル
- パイレーツ・ロック
- アイアン・イーグル
- スリーパーズ
- ダンボドロップ大作戦
- エドtv
- 団塊ボーイズ
- フライト・オブ・フェニックス
- 素顔のままで
- ノッティングヒルの恋人
- ブルース・ブラザース
- MR.デスティニー
- Kopps
- Sweatin' To The Oldies 3
- 再会の時
- グッドモーニング, ベトナム
- Brian's Song
- デイズ・オブ・サンダー
- ソウル・サーファー
- トロピック・サンダー/史上最低の作戦
- ラッシュ/プライドと友情[10][注 1]
テレビの例。
- 『クライム・ストーリー』のエピソード「The Brothel Wars」
- 長年にわたってロサンゼルス・レイカーズを応援するバンドは、頻繁にこの曲をインストゥルメンタルで演奏してきた。
他の作品における使用
[編集]- マッシュアップのアーティスト、Girl Talk は、この曲のサンプリングを用いて、CD『Feed the Animals』の冒頭のトラックを制作した。
- ゾンビ・ネイションは、この曲のサンプリングを用いて、アルバム『ゾンビリシャス』の冒頭に収録したトラック「Mas De Todo」を制作した。
- アメリカ合衆国の小説家メアリー・マクギャリー・モーリスは、2009年のナショナル・パブリック・ラジオのインタビューで、彼女の7作目の小説『The Last Secret』のアイデアは、この曲を聴いているときに浮かんだ、と語っている。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 45cat - The Spencer Davis Group - Gimme Some Loving / Blues In F - Fontana - UK - TF 762
- ^ The Spencer Davis Group, 'Gimme Some Lovin' ' | 500 Greatest Songs of All Time | Rolling Stone
- ^ cite web|title=Willa Dean Parker and Rose Banks as successor to Homer Banks v. Mervyn Winwood, Spencer Davis, Steve Winwood, The Spencer Davis Group, Kobalt Music Publishing, And Universalsongs of Polygram International, Inc.|url=https://www.loeb.com/-/media/files/publications/2017/10/winwooddavis.pdf|website=Loeb & Loeb LLP|archive-url=https://web.archive.org/web/20180207184635/https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:tFXt6NSXsJkJ:https://www.loeb.com/-/media/files/publications/2017/10/winwooddavis.pdf &cd=1&hl=en&ct=clnk&gl=ca|archive-date=7 February 2018|location=In The United States District Court Middle District of Tennessee Nashville Division
- ^ Respect 2003 Page
- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 143. ISBN 1-904994-10-5
- ^ a b デジタル大辞泉プラス『ギミー・サム・ラヴィン』 - コトバンク
- ^ “VAULTS”. Endless Summer Quarterly. 2014年12月11日閲覧。
- ^ “Busy Doin' Somethin': Uncovering Brian Wilson's Lost Bedroom Tapes”. Paste (2014年3月7日). 2014年12月11日閲覧。
- ^ “ザ・スパイダース 風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムNo.4”. テイチクエンタテインメント. 2015年7月25日閲覧。
- ^ Jagernauth, Kevin (2013年8月28日). “Watch: New Clip From 'Rush' Plus Details On The Soundtrack Which Includes David Bowie, Thin Lizzy & Hans Zimmer”. IndieWire. 2013年9月22日閲覧。
注釈
[編集]- ^ オリジナル版ではなく、スティーヴ・ウィンウッドによるセルフカバー版が使用されている。