恋する人魚たち
恋する人魚たち | |
---|---|
Mermaids | |
監督 | リチャード・ベンジャミン |
脚本 | ジューン・ロバーツ |
原作 | パティ・ダン |
製作 |
ローレン・ロイド ウォリス・ニキタ パトリック・パーマー |
音楽 | ジャック・ニッチェ |
撮影 | ハワード・アサートン |
編集 | ジャクリーン・キャンバス |
配給 |
オライオン・ピクチャーズ ワーナー・ブラザース |
公開 |
1990年12月14日 1991年10月12日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $35,419,397[1] |
『恋する人魚たち』(Mermaids)は、1990年のアメリカ合衆国の映画。 クリスティーナ・リッチのデビュー作。ウィノナ・ライダーは本作でゴールデングローブ賞助演賞にノミネートされた。当初、長女役には、エミリー・ロイドが予定されていたが、母親役のシェールとはまったく似ておらず、娘に見えなかったので、ウィノナに取って代わられた。
ストーリー
[編集]1963年、若き大統領ジョン・F・ケネディに大衆が期待していた頃のアメリカ。マサチューセッツ州の小さな町に、フラックス家が移り住んできた。
シングルマザーのレイチェルは18回もあてどない引っ越しをくり返してきた自由人で、15歳の長女シャーロットはそんな母親に反抗してか、ユダヤ系にもかかわらずカトリックの修道女になるのが夢。水泳選手を目指すやんちゃ盛りの妹ケイトは、風呂場でトレーニングの毎日だ。
古い一軒家で新生活を始めたフラックス家だが、奔放なレイチェルは靴屋の店主ルーに、堅物のシャーロットも家の管理人であるジョーに、それぞれ恋をする。レイチェルはすぐにルーとベッドを共にするようになるが、彼を家族の一員にするつもりはなく、娘たちと仲良くするのも気に入らない。一方のシャーロットはジョーに恋い焦がれながらも、若くして自分たちを産んだ母と同じ道をたどることを恐れて、産婦人科通いや家出などの突飛な行動に出る日々。
しかし、町の仮装パーティで酔っ払ったレイチェルが、家まで送ってくれたジョーに勢いでキスをしたことから、シャーロットは嫉妬にかられて反撃を開始。母のお気に入りのドレスを無断借用して、修道院の鐘楼に寝泊まりするジョーと逢引きをする。彼女が初めての経験に夢中になっている時、外で待たせていたケイトがあやまって川に転落してしまう。幸い、ケイトは一命を取り留めるが、この一件でレイチェルとシャーロットは大ゲンカになる。町で悪い噂が立たないうちに今すぐ引っ越すという母に、ここに留まって高校を卒業したいと主張する娘。お互いに言いたい放題した結果、とりあえずの和解が成立した。しかし、シャーロットの恋はジョーが町を離れるという形で苦い結末を迎えた。
レイチェルは、親身に面倒を見てくれるルーと真面目に付き合う決心をし、家族ぐるみで旅行にも出かけるという大きな進歩を遂げる。ケイトは再び元気にプールで泳ぎ、シャーロットは逢引の一件でいちやく高校中の男子の憧れの的となる。 マサチューセッツでのフラックス家の生活は、新しいページをひらこうとしていた。
スタッフ
[編集]- 監督:リチャード・ベンジャミン
- 原作:パティ・ダン
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
テレビ東京版 | ||
レイチェル・フラックス | シェール | 佐藤しのぶ |
シャーロット・フラックス | ウィノナ・ライダー | 矢島晶子 |
ルー・ランドスキー | ボブ・ホスキンス | 玄田哲章 |
ケイト・フラックス | クリスティーナ・リッチ | 大谷育江 |
ジョー | マイケル・シューフリング | 森川智之 |
ジャン・マイナー | ||
キャリー | キャロライン・マクウィリアムズ | |
運転手 | 土田大 | |
その他 | 堀内賢雄 仲野裕 一城みゆ希 五十嵐麗 寺内よりえ 千田光男 梅津秀行 幸田夏穂 星野千寿子 楠大典 鈴木琢磨 吉田孝 岡寛恵 柚木涼香 出口佳代 | |
演出 | 高桑一 | |
翻訳 | 高山美香 | |
調整 | 蝦名恭範 | |
効果 | リレーション | |
担当 | 別府憲治 | |
制作 | ケイエスエス | |
初回放送 | 2001年3月25日 『サンデーロードショー』 |
挿入曲
[編集]- 「The Shoop Shoop Song (It's in His Kiss)」(シェール)
- 「恋はヤセがまん」(フォー・シーズンズ)
- 「ユーヴ・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー」(ザ・ミラクルズ)
- 「涙のバースデイ・パーティ」(レスリー・ゴーア)
- 「ジョニー・エンジェル」(シェリー・フェブレー)
- 「ベイビー・アイム・ユアーズ」(シェール)
- 「ジャスト・ワン・ルック(Just One Look)」(ドリス・トロイ)
- 「ラヴ・イズ・ストレンジ(Love Is Strange)」(ミッキー&シルヴィア)
- 「スリープ・ウォーク」(サント&ジョニー)
- 「イフ・ユー・ウォナ・ビー・ハッピー」(ジミー・ソウル)
参考文献
[編集]- ^ “Mermaids”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年4月24日閲覧。