平津戸駅
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平津戸駅 | |
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駅舎(2007年9月) | |
ひらつと Hiratsuto | |
◄松草 (8.6 km) (9.3 km) 川内► | |
所在地 | 岩手県宮古市平津戸 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■山田線 |
キロ程 | 52.2 km(盛岡起点) |
電報略号 | ラツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)10月31日[1][2] |
廃止年月日 | 2023年(令和5年)3月17日[3] |
備考 | 無人駅 |
平津戸駅(ひらつとえき)は、岩手県宮古市平津戸にあった、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の駅(廃駅)である。利用者減少に伴い、2023年(令和5年)3月17日をもって廃止された[3]。 2022年のダイヤ改正まで日本一遅い始発駅だった。
歴史
[編集]- 1931年(昭和6年)10月31日:開業[1][2]。当時は終着駅で、構内に盛岡機関区平津戸機関車駐泊所設置。
- 1933年(昭和8年)11月30日:陸中川井駅まで延伸[1]。途中駅となる[1]。
- 1946年(昭和21年)11月26日:風水害により、当駅から蟇目駅までが不通となる。
- 1954年(昭和29年)11月21日:復旧[1]。
- 1955年(昭和30年)11月30日:給水設備を廃止。
- 1970年(昭和45年)10月1日:貨物取扱を廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:荷物扱い廃止[4]。無人化[5]。建物は商店になるが委託はせず。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1][2]。
- 2005年 (平成17年) 1月:駅舎改築。
- 2015年(平成27年)12月11日:土砂流入災害により営業休止。
- 2017年(平成29年)11月5日:上米内 - 川内間の復旧により営業再開。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)3月17日:同日をもって廃止[3]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。かつては相対式ホームを有し列車交換可能であった。蒸気機関車が走っていた時代は転車台があった。
過去には木造駅舎を有し、細田酒店という商店が入っていたが、その後解体され簡便な待合所が新しく建築された。全列車通過となった時点では無人駅となっていた。
駅周辺
[編集]400メートルほど離れたところに集落があるが、2022年現在は5世帯のみが居住している[7]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、18-19頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、498頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c 『2023年3月ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2022年12月16日、4頁。オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブ 。2022年12月16日閲覧。
- ^ “日本国有鉄道公示第168号”. 官報. (1982年11月13日)
- ^ “「通報」●北上線岩沢駅ほか23駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1982年11月13日)
- ^ 『山田線「平津戸駅」の全列車通過について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2022年2月9日。オリジナルの2022年2月9日時点におけるアーカイブ 。2022年2月9日閲覧。
- ^ “消えゆく平津戸駅 JR山田線、「列車が止まらない」駅に”. 岩手日報 (2022年2月10日). 2022年7月3日閲覧。