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平松大志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平松 大志
名前
愛称 マツ[1][2]
カタカナ ヒラマツ ダイシ
ラテン文字 HIRAMATSU Daishi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1983-07-03) 1983年7月3日(41歳)
出身地 栃木県さくら市
身長 177cm
体重 70kg
選手情報
ポジション DF
利き足 右足[2]
ユース
1999-2001 日本の旗 帝京高校
2002-2005 日本の旗 中央大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2008 日本の旗 水戸ホーリーホック 92 (4)
2009-2013 日本の旗 FC東京 8 (1)
通算 100 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

平松 大志(ひらまつ だいし、1983年7月3日 - )は、栃木県出身の元プロサッカー選手。ポジションはディフェンダー(主にセンターバック(CB)[2])。

来歴

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帝京高校サッカー部入部時には「実力が下から2番目の選手だった」と述懐[3]。帝京での1学年先輩に田中達也田村雄三、同期に本田弘幸本田圭佑の兄)、1期後輩に大沢朋也、2期後輩に関口訓充足助翔などがおり、2001年高校総体でベスト8に進出。第80回全国高等学校サッカー選手権大会では作陽高校に敗れ初戦敗退。2002年に中央大学へ進学し、サッカー部主将を務めた[4][2]。大学での同期に天羽良輔、田中翔太、小林優希

2006年水戸ホーリーホックへ入団[5]。同年5月14日東京V戦でデビュー。DF陣の故障者が続出する中、足を痙攣させながらも粘り強い守備で[6] 勝利に貢献した[7]。持ち前のスピードと対人の強さを発揮し[2]、水戸のホーム笠松運動公園陸上競技場では「アイアンボディー」とアナウンスされた。 2007年4月25日湘南戦において、ヘディングで競った着地時に右腕を脱臼し、約1ヶ月半離脱。復帰以後はフル出場を続けた。この年はJリーグ選手協会支部長を務めた[8]

2008年からは守備のリーダー[9] 並びに、チームのキャプテンを務め、守備の要として活躍[10]5月18日のJ2第14節愛媛戦で、Jリーグ初得点を挙げた(この得点が決勝点となり1-0で勝利。)[11]。この年の活躍がFC東京強化部から評価され[4] 獲得のオファーを受けると、選手としての成長を求めて移籍を決意[12]

2009年よりFC東京に移籍[13][14]。CBとして対人プレーやインターセプトに自信を見せ[12]、同年の開幕戦でのスタメンに抜擢された。J1初出場となったが、チームは大敗[15]。平松自身も致命的なパスミスをしてしまった[16] こともあって、早々に控えに追いやられた。一度は自信を失うも[17][18]、DF今野泰幸が日本代表招集によってチームを離れたことを機に[18]カップ戦で先発出場の機会を得る。予選リーグ終盤の3試合にフル出場し[19]、決勝トーナメント進出に貢献した。シーズン終盤には、相手のサイド攻撃を封じるべくサイドでも起用された[20]ナビスコカップ決勝戦では右サイドのMFとして途中投入され[21]、無失点勝利に貢献。プロ入り後の初タイトルを掴んだ。課題とされたビルドアップの向上に努め[22]、第33節神戸戦でリーグ戦スタメン復帰[23]。CBとして無失点に抑えるとともにJ1での初得点を挙げ[24]、共に控え組として苦闘していた藤山竜仁浅利悟[1] の退団セレモニーを勝利で飾った。

2010年は今野、森重真人に次ぐ第3のCBとして、シーズン開幕からカップ戦を含む全試合にベンチ入りしていたが(森重が先発出場しなかった2試合にフル出場)[25][26]、4月25日の練習試合でアキレス腱を断裂し、長期離脱を強いられた。同じく長期の負傷離脱となっていたチームメートの米本拓司は、辛いリハビリ期間中に平松が励ましてくれたことは特に大きかったと述懐している[27][28]。翌2011年もリハビリが続き[29]2012年4月に入り全体練習に合流[30]。6月9日の練習試合で対外試合に復帰したが[31]、同月20日の練習中にアキレス腱付着部を部分断裂し再離脱となった[32]

2013年夏場にかけて再合流[33][34]。同年10月6日の練習試合で好プレーを見せ[35]、同月13日に行われた天皇杯3回戦千葉戦において、公式戦としては約3年半ぶりにベンチ入りを果たした[36]。完調には至らないながらも[37][38]続く4回戦の大宮戦に途中出場し、3年半ぶりの公式戦出場を記録した[37]。これが最後の出場となり、シーズン終了後に現役引退を表明[38]。なお、自身の勝利パフォーマンスは吉本一謙へ引き継がれた[39][37]

2014年7月より、スポーツ事業を営む株式会社ドームに勤務[40]2015年12月、ドームが福島県リーグに所属する『いわきFC』の運営権を取得。平松は高校・大学の先輩である田村雄三と共に同クラブの強化・スカウト部門のスタッフに就任した[41]。また、2016年4月からは同県リーグで審判を務める[42]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2006 水戸 3 J2 13 0 - 1 0 14 0
2007 41 0 - 2 0 43 0
2008 38 4 - 2 0 40 4
2009 FC東京 15 J1 7 1 5 0 3 0 15 1
2010 1 0 1 0 0 0 2 0
2011 J2 0 0 - 0 0 0 0
2012 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2013 0 0 0 0 1 0 1 0
通算 日本 J1 8 1 6 0 4 0 18 1
日本 J2 92 4 - 5 0 97 4
総通算 100 5 6 0 9 0 115 5
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2012 FC東京 15 0 0
通算 AFC 0 0

タイトル

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脚注

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  1. ^ a b c d 『FC東京ファンブック 2010』アサヒオリジナル、2010年、45頁。 
  2. ^ a b c d e 選手データベース”. 2007年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月17日閲覧。 WEBサッカーマガジン (2007年2月13日)
  3. ^ 理想的な体を作るためのカギは「食べること」、アンダーアーマーチャレンジカップで栄養講習会が開催 サッカーキング (2015年8月18日)
  4. ^ a b J2水戸のDF平松獲り 東京中日スポーツ (2008年12月7日)
  5. ^ 平松大志選手 新規加入のお知らせ”. 2006年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月17日閲覧。 水戸ホーリーホック (2006年1月15日)
  6. ^ J2:第15節 東京Vvs水戸 レポート Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2006年5月14日)
  7. ^ a b 公式記録 2006Jリーグ ディビジョン2 第15節 第1日 Jリーグ (2006年5月14日)
  8. ^ 役員名簿 (2007) 日本プロサッカー選手会
  9. ^ J2 9月度 J'sGOAL月間MIP J's GOAL (2009年10月8日)
  10. ^ 【ひかりTV連動企画】J2 9月度MIP受賞インタビュー 平松大志選手 (水戸) J's GOAL 2008.11.04
  11. ^ a b 公式記録 2008Jリーグ ディビジョン2 第14節 第2日 Jリーグ (2008年5月18日)
  12. ^ a b 平松大志がCB争い殴り込み 東京中日スポーツ 2009.01.30
  13. ^ DF 平松大志選手 FC東京へ完全移籍”. 2009年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月17日閲覧。 水戸ホーリーホック (2008年12月30日)
  14. ^ 平松大志選手 完全移籍加入決定のお知らせ”. 2009年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月17日閲覧。 FC東京 (2008年12月30日)
  15. ^ a b 公式記録 2009Jリーグ ディビジョン1 第1節 第1日 Jリーグ (2009年3月7日)
  16. ^ 【J1:第1節 FC東京vs新潟】試合終了後の各選手コメント Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2009年3月7日)
  17. ^ 平松レギュラー戦線再名乗り サテライト鹿島戦でゴール 東京中日スポーツ (2009年4月20日)
  18. ^ a b 佐原&平松 先発復帰だ 東京中日スポーツ (2009年5月30日)
  19. ^ 選手出場記録 FC東京 2009Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Jリーグ (2009年6月13日)
  20. ^ 【J1:第30節 清水vsFC東京】レポート Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2009年10月26日)
  21. ^ 川崎がナビスコ杯決勝で敗れた理由 nikkei.com (2009年11月6日)
  22. ^ 平松 8カ月ぶり先発 CBで大久保封じ 東京中日スポーツ 2009.11.27
  23. ^ 東京平松が神戸戦で久々スタメン出場へ 日刊スポーツ (2009年11月26日)
  24. ^ a b 公式記録 2009 Jリーグ ディビジョン1 第33節 第1日 Jリーグ (2009年11月28日)
  25. ^ 選手出場記録 FC東京 2010Jリーグ ディビジョン1 Jリーグ (2010年12月4日)
  26. ^ 選手出場記録 FC東京 2010Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Jリーグ (2010年6月9日)
  27. ^ 若き青赤選手の日記”. 2011年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月19日閲覧。 FC東京 2010.9.11
  28. ^ 「FOOT VOICE」米本拓司 週刊サッカーダイジェスト1084号 2010.11.9
  29. ^ 【J2:第37節 FC東京vs千葉】試合終了後の各選手コメント Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2011年11月26日)
  30. ^ 平松 サッカーできて幸せ 東京中日スポーツ 2012.04.26
  31. ^ 平松 766日ぶり対外試合 東京中日スポーツ (2012年6月9日)
  32. ^ 平松がアキレスけん手術 東京中日スポーツ (2012年7月30日)
  33. ^ 平松 1年ぶりフルメニュー 東京中日スポーツ (2013年6月12日)
  34. ^ 河野広貴、全体練習に合流、平松大志も大きな一歩を刻む blogola (2013年9月12日)
  35. ^ 平松 ケガから復帰後初ゴール 東京中日スポーツ (10月7日)
  36. ^ 公式記録 (PDF) 日本サッカー協会 (2013年10月13日)
  37. ^ a b c 平松大志が引退。「心残りは“エア乾杯”ができなかったこと。ある一人の選手に託します」 blogola (2013年12月30日)
  38. ^ a b 平松大志選手 現役引退のお知らせ FC東京 (2013年12月30日)
  39. ^ ヤマザキナビスコカップ【FC東京vs鹿島】試合終了後の各選手コメント Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2014年3月19日)
  40. ^ daishi.hiramatsuの投稿(535081123283989) - Facebook (2014年6月30日)
  41. ^ いわきFCスカウトの元Jリーガー「いわきの方々に愛されるチームを作る」 サッカーキング (2016年1月17日)
  42. ^ daishi73のツイート(724123479092555777)

関連項目

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外部リンク

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