岩佐義弘
岩佐 義弘 いわさ よしひろ | |
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生年月日 | 1971年6月29日(53歳) |
出生地 | 日本 徳島県那賀郡羽ノ浦町(現・阿南市羽ノ浦町岩脇) |
出身校 | 広島大学理学部 |
所属政党 |
(無所属→) 自由民主党 |
公式サイト | 岩佐義弘 オフィシャルサイト |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2023年12月7日 - 現職 |
徳島県議会議員 | |
選挙区 | 阿南市選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2015年4月30日 - 2023年4月29日 |
岩佐 義弘(いわさ よしひろ、1971年6月29日 - )は、日本の政治家。徳島県阿南市長(1期)。前徳島県議会議員(2期)。
来歴
[編集]徳島県那賀郡羽ノ浦町(現・阿南市羽ノ浦町岩脇)生まれ。阿南市立岩脇小学校、阿南市立羽ノ浦中学校、徳島県立富岡東高等学校卒業。1994年、広島大学理学部卒業。
2012年から2015年6月にかけて、JA東とくしま理事を務めた。
2015年に行われた徳島県議会議員選挙に阿南市選挙区(定数4)から無所属で立候補し、トップで初当選した。2019年の県議選は自民党公認で立候補し再選。
2023年1月28日、任期満了に伴う阿南市長選挙に出馬の意向であることがメディアで報じられた[1]。同年4月の県議選は不出馬。
同年11月12日、阿南市長選挙が告示され、現職1期目の表原立磨、岩佐、会社経営者の轟勇輝心の3人が立候補した。岩佐が選挙公報に掲げた主な選挙公約は以下のとおり[2][3]。
- 市内の全世帯に10万円を現金給付。
- 18歳未満の子ども1人につき3万円を現金給付。
- 小中学校給食費の完全無償化。
- 阿南中央図書館(仮称)を市民会館跡地に建設。
11月19日投開票。現金給付公約が奏功し[4][注 1]、表原らを破り初当選した[5]。12月7日、市長就任[6]。
※当日有権者数:58,682人 最終投票率:55.61%(前回比:2.67pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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岩佐義弘 | 52 | 無所属 | 新 | 16,486票 | 50.87% | |
表原立磨 | 48 | 無所属 | 現 | 14,959票 | 46.15% | |
轟勇輝心 | 27 | 無所属 | 新 | 967票 | 2.98% |
2024年1月15日、岩佐が市長選で公約に掲げた「市内全世帯に現金10万円給付」「18歳未満の子どもに1人3万円給付」について、実施のための予算案が市議会で賛成多数で可決された。給付金総額は34億8950万円。このうち約9億5340万円分は低所得者を対象にした国の交付金事業で、残り約25億3610万円を市の一般財源で賄うとした[7]。同年5月までに全世帯の98%あまりが10万円を受け取った[8]。
同年6月26日、市民2人と阿南市議会議員の2人が、市の監査委員事務局を訪れ、岩佐が市の財政調整基金を取り崩して全世帯に10万円を給付したことは、条例や地方自治法などに違反しているとして岩佐に25億円の損害賠償を求める住民監査請求を行った[8]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「全市民への現金または商品券の支給」が新型コロナウイルス対策の選挙公約に掲げられたのは2020年5月の小田原市長選挙が最初だった。現金支給公約を掲げる立候補者が相次ぎ、当選者の多くが公約を破棄または下方修正したため、安易な「ばらまき公約」(朝日新聞2020年12月2日社説)が社会問題となった。コロナ感染が鎮静化した2023年11月時点でも物価高騰対策などを理由とする現金等の支給公約は続いている。以下はその実例。
投票日 自治体 候補者 公約 当落 結果 2020年5月17日 神奈川県小田原市 守屋輝彦 全市民10万円の現金給付 当 破棄 2020年10月18日 愛知県岡崎市 中根康浩 全市民10万円の現金給付 当 破棄 2020年11月1日 愛知県豊山町 服部正樹 大学院生までの24歳以下1人に3万円の現金給付 落 角谷盛夫 全町民5万円の現金給付 落 2020年11月15日 兵庫県丹波市 林時彦 全市民5万円の現金給付 当 2万円の商品券を世帯限定で配付する案を議会に提出、否決 2020年11月29日 三重県桑名市 倉本崇弘 全世帯3万円の商品券配布 落 2021年4月18日 香川県丸亀市 松永恭二 全市民10万円の現金給付 当 5万円減額案を議会に提出、議員提案の修正案で3万円に減額 2021年4月25日 愛知県名古屋市 横井利明 全市民2万円の商品券配布 落 2021年6月6日 愛知県半田市 久世孝宏 全市民2万円の地域振興券配布 当 議会で可決 2023年6月11日 北海道美唄市 桜井恒 全市民1万円の現金給付 当 2023年11月19日 徳島県阿南市 岩佐義弘 全世帯10万円の現金給付
18歳未満1人3万円の現金給付当 議会で可決
出典
[編集]- ^ “阿南市長選に岩佐県議が出馬意向”. 徳島新聞 (2023年1月28日). 2023年11月20日閲覧。
- ^ “令和5年11月19日執行 阿南市長選挙選挙公報”. 阿南市選挙管理委員会. 2023年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月21日閲覧。
- ^ “阿南市長選 当選の岩佐氏“来春めど10万円給付実施の考え””. NHK (2023年11月21日). 2023年11月21日閲覧。
- ^ “【解説】阿南市長に岩佐氏 10万円給付公約が奏功”. 徳島新聞 (2023年11月20日). 2023年11月20日閲覧。
- ^ “県内ニュース|JRT四国放送”. JRT四国放送. 2023年11月20日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “阿南市長選 岩佐義弘氏が初当選|NHK 徳島県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年11月21日閲覧。
- ^ 東孝司 (2024年1月16日). “阿南市の「全世帯10万円給付」予算可決 地震対策で懸念の声も”. 朝日新聞. 2024年6月28日閲覧。
- ^ a b “全世帯10万円給付 阿南市長に損害賠償求める住民監査請求”. NHK (2024年6月26日). 2024年6月28日閲覧。