小松島競輪場
小松島競輪場 | |
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小松島競輪場入口 | |
基本情報 | |
所在地 | 徳島県小松島市横須町5-57 |
座標 | 北緯34度0分20.4秒 東経134度35分40.4秒 / 北緯34.005667度 東経134.863556度座標: 北緯34度0分20.4秒 東経134度35分40.4秒 / 北緯34.005667度 東経134.863556度 |
電話投票 | 73# |
開設 | 1950年(昭和25年)7月14日 |
民間委託 | 株式会社チャリ・ロト |
施行者 | 小松島市 |
走路 | 400m |
重勝式投票 | チャリロト(グループB) |
マスコット | 「ポンスター」 |
公式サイト | 小松島競輪 |
実況 | |
担当 | 岩原紗也香 |
記念競輪 | |
名称 | 阿波おどり杯争覇戦 |
開催月 | 7月 |
2024年6月25日 更新 |
小松島競輪場(こまつしまけいりんじょう)は徳島県小松島市横須町にある競輪場。施設所有および主催は小松島市。競技実施はJKA中四国支部。
概要
[編集]1950年に開設。
開設記念競輪(GIII)として「阿波おどり杯争覇戦」が毎年7月に開催されている。なお、2025年度は高松競輪場の大規模改修工事の兼ね合いもあり同場の開設記念を高松市が借り上げて開催される予定。過去には1994年、1995年、2001年、2006年にふるさとダービーが、2010年に共同通信社杯春一番(共にGII)が、それぞれ開催された。
マスコットキャラクターは阿波狸合戦の「金長たぬき」をモチーフとした「ポンスター」、それにちなんで「ポンスターカップ」および「金長たぬき杯争奪戦」が開催されている。他にも現役時代「スッポン」の異名をとった笹田伸二を称え「笹田伸二杯争覇戦」が開催されている。
実況は、全国初の女性競輪実況アナウンサーでもあった茂村華奈が担当していたが2022年末を最後に卒業し[注 1]、2023年1月以降は現役時代小松島競輪場をホームバンクとしていた元ガールズケイリン選手の岩原紗也香が担当している[1][2][3]。
2004年3月17日から四国競輪インターネットライブによる動画実況放送が行なわれていたが2010年11月2日に終了した。トータリゼータシステムは日本ベンダーネットを採用している。
小松島市議会で承認を得られたことから、2020年7月の記念競輪の開催終了後、同年内にかけてバンクの改修や照明設備の設置などを行った[4][5]。その後、2022年5月23日より全国26場目として自場でミッドナイト競輪を開始している[6](それまでは、他の競輪場を借り上げてミッドナイトを開催)。なお、ミッドナイトの中継は小松島現地からではなく東京のチャリロトスタジオからの放送となっている。また、2025年2月にミッドナイトでのGIIIを開催する事になった[7]。
2022年度からは、株式会社チャリ・ロトによる開催事務の包括委託が行われている。
ガールズケイリンについては、長らく場内に女子選手用の控室・宿舎が設けられていなかったため、全国の競輪場で唯一開催実績がなかった[注 2][注 3]。2024年、岐阜競輪場に続いて女子選手専用の宿舎・および施設工事を実施し[1][9][10]、2024年6月26日に初めてガールズケイリンの開催を行った[11][12]。小松島競輪場をホームバンクとする(した)ガールズケイリン選手は、岩原紗也香(引退)、藤原春陽、豊田美香がいる。
チャリロト
[編集]2024年4月16日より重勝式投票「チャリロト」の発売が開始された[13]。なお小松島は伊東温泉競輪場・静岡競輪場・千葉競輪場・いわき平競輪場・京都向日町競輪場とキャリーオーバーを共有する『グループB』としての発売となり、キャリーオーバーの対象外であるチャリロト3は小松島単独での発売となる。
バンク
[編集]400mを使用している。直線の長さは標準的だが、かつて500mバンクだったものを改修した名残で、カントがやや緩いのが特徴。なおバック側は建築物の裏が岸壁という全国の競輪場で最も海に近い立地となっているため、常に海風の影響に対する注意が必要となっている。
アクセス
[編集]- かつては1990年代は淡路島(洲本)から、2000年代以降でも徳島駅より小松島市営バス、橘西停留所より徳島バスによる無料送迎バスが運行されていたが、2011年3月31日に廃止された。また、前述廃止に伴い、南小松島駅から小松島市営バスによる無料送迎バスが運行されていたが、これも2012年3月31日に廃止された。それ以降も、開設記念(GIII)の開催時のみ、徳島駅から無料送迎バスが運行された(2013年、2014年、2015年、2016年)。なお、徳島駅からの路線バスの運行は継続されている。
- 2023年の開設73周年記念では、無料送迎バスの運行はなかったが、代わりに各日先着30名に限り、公共交通機関の領収書、きっぷなどの提示でクオカードをプレゼントするサービスを実施された。
場外車券売場
[編集]歴代記念競輪優勝者
[編集]年 | 優勝者 | 登録地 |
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2003年 | 小川圭二 | 徳島 |
2004年 | 村上義弘 | 京都 |
2005年 | 小川圭二 | 徳島 |
2007年 | 北津留翼 | 福岡 |
2008年 | 渡部哲男 | 愛媛 |
2009年 | 岡部芳幸 | 福島 |
2011年 | 開催打ち切り[注 4] | |
2012年 | 佐藤友和 | 岩手 |
2013年 | 平原康多 | 埼玉 |
2014年 | 志智俊夫 | 岐阜 |
2015年 | 平原康多 | 埼玉 |
2016年 | ||
2017年 | 村上義弘 | 京都 |
2018年 | 牛山貴広 | 茨城 |
2019年 | 太田竜馬[14] | 徳島 |
2020年 | 原田研太朗 | |
2021年[注 5] | 太田竜馬 | |
2022年 | 眞杉匠 | 栃木 |
2023年 | 松浦悠士 | 広島 |
2024年 | 犬伏湧也 | 徳島 |
2025年 |
※ 1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
エピソード
[編集]- 2006年9月、小松島市の元競輪局次長が時効(返還期限が過ぎた)となった払戻金を着服したとして、業務上横領の容疑で逮捕された。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、岩原が実況を担当した松戸競輪場で開催された第1回オールガールズクラシックと日程が重なった2023年10月1日のFII(ミッドナイト)の最終日で一日のみ実況に復帰している。
- ^ 昭和期の女子競輪においては小松島でも開催実績がある[8](競輪が始まった当初は各競輪場には専用の選手宿舎がなく、競輪場近くの旅館が選手宿舎であったため、小松島でも女子競輪を開催していた)。
- ^ ほかにTIPSTAR DOME CHIBAもガールズケイリンの開催実績はないが、TIPSTAR DOME CHIBAでは競輪とは異なるルール・機材による250競走「PIST6」を開催しており、現状は男子選手のみで行われている(ただし、PIST6では女子用の賞金額も設定されているため、将来的にはガールズケイリンによるPIST6を開催する構想はある)。
- ^ 台風6号の影響のため最終日6R以降中止となり、順延せず、そのまま開催打ち切りとなった。
- ^ COVID-19対策の為に、入場は事前に抽選を行った上で徳島県在住者のみとして行った。
出典
[編集]- ^ a b “【競輪】元選手の岩原紗也香さんが小松島で実況デビュー「めっちゃ緊張しました」”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2022年11月9日) 2022年11月9日閲覧。
- ^ “元ガールズ岩原紗也香さんが実況アナに転身 小松島で試験起用「夢は師匠の引退レース実況」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年11月30日) 2023年1月12日閲覧。
- ^ “初の女性実況アナウンサー茂村華奈さん、3月で引退「やり尽くした。悔いはないです」/小松島”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年2月14日) 2023年2月14日閲覧。
- ^ “新バンクは真っ青に塗り替えられて照明にも映える/小松島”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年6月30日) 2021年6月30日閲覧。
- ^ 日刊スポーツ大阪本社版、2020年1月18日付9面
- ^ “小松島競輪におけるミッドナイト競輪の開催について”. KEIRIN.JP (2022年2月15日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ 【開催日程】2024年度G3日程が決定 ミッドナイトG3の試行実施も - netkeirin、2023年9月26日
- ^ 原田節子『女子競輪物語 青春をバンクにかけて』p.9
- ^ “【122期交換日記・第11回】憧れの職業は厳しい世界だった… 藤原春陽が大切にしているものは「あきらめない気持ち」”. netkeirin (2023年3月10日). 2023年3月12日閲覧。※アプリ限定記事のため、当該内容はアプリでのみ閲覧可能。
- ^ こまつしま競輪【公式】 [@k_komatsushima] (2024年4月15日). "【㊗女子選手対応宿舎落成式を実施しました🎉】". X(旧Twitter)より2024年4月18日閲覧。
- ^ “全国競輪開催日程予定一覧表(令和6年4月)” (PDF). JKA (2024年2月7日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “【競輪】児玉碧衣が当地ガールズ初開催で声援に応え白星発進「女性からももらいました」/小松島”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年6月26日) 2024年6月27日閲覧。
- ^ 4月16日(火)~4月18日(木)開催の小松島競輪で重勝式車券の発売がスタート!
- ^ 太田竜馬2度目G3制覇 夢のGPへ前進/小松島 - 2019年7月8日 日刊スポーツ
- ^ “各競輪場別G3優勝者 小松島”. KEIRIN.JP. JKA. 2024年7月7日閲覧。
- ^ 小松島競輪バンク開放イベント『第4回ラジコンでケイリン』開催!(2024/4/25更新) 小松島競輪場 2024年4月25日
- 記念競輪優勝者出典
外部リンク
[編集]- 小松島けいりん
- こまつしま競輪【公式】 (@k_komatsushima) - X(旧Twitter)
- 小松島競輪 - YouTubeチャンネル