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奈良井駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奈良井駅
宿場町に合った造りの駅舎
ならい
Narai
木曽平沢 (1.8 km)
(6.6 km) 藪原
地図
所在地 長野県塩尻市大字奈良井[1]
北緯35度58分8.66秒 東経137度48分55.78秒 / 北緯35.9690722度 東経137.8154944度 / 35.9690722; 137.8154944座標: 北緯35度58分8.66秒 東経137度48分55.78秒 / 北緯35.9690722度 東経137.8154944度 / 35.9690722; 137.8154944
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 中央本線
キロ程 243.2km(東京起点)
名古屋から153.7 km
電報略号 ライ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
68人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1909年明治42年)12月1日[1]
備考 簡易委託駅[1]
マルス端末設置
標高:933.8m[1](JR東海で最高[2]
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奈良井駅(ならいえき)は、長野県塩尻市大字奈良井にある、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線である[1]

季節によっては臨時の特急列車や快速列車が当駅に停車する。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅木造駅舎を有する。木曽平沢方単線、薮原方複線の交換可能駅でもある。留置線跨線橋を有する。跨線橋が設置される前はホームの南端と駅舎の間に構内踏切があったが、現在もその名残がある。

駅舎は開業当時からの木造で、宿場町の雰囲気に合うよう所々手を入れている[2]木曽福島駅管理の簡易委託駅である[1]

旧中山道の鳥居峠越えを控え(藪原間の鳥居トンネル)、JR東海の駅では934mと最も標高が高い駅である[2]。駅構内には東京スカイツリー(634m)よりも高い地点にある[注釈 1]ことをアピールする張り紙が掲出されている[7]

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 CF 中央本線 下り 塩尻長野方面[8]  
2 待避等一部列車[注釈 2]
上り 中津川名古屋方面[8]
3  

利用状況

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「統計しおじり」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りとなっている(年間乗車人員を年間日数で割った数字である)。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1999年 164
2000年 145 [9]
2001年 135 [9]
2002年 113 [9]
2003年 97 [9]
2004年 88 [9]
2005年 80 [9]
2006年 80 [9]
2007年 81 [1][9]
2008年 79 [9]
2009年 80 [1][9]
2010年 71 [10][11]
2011年 85 [11]
2012年 76 [11]
2013年 79 [11]
2014年 68 [11]
2015年 66 [11]
2016年 63 [12]
2017年 65 [13]
2018年 71 [14]
2019年 68 [15]

駅周辺

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旧中山道奈良井宿は当駅の南西に位置する[1]。駅前広場の一部は、奈良井宿観光客向けの駐車場も兼ねている。観光地である奈良井宿の玄関駅だが、特急等の優等列車はさわやかウォーキング等に連動した臨時停車のみであり、臨時快速のナイスホリデー木曽路も毎土休日運転でないため、鉄道を利用する観光客はあまり多くない。

木曽福島寄りにC12形蒸気機関車199号機が展示されている[10]

かつて駅裏に奈良井営林署貯木場があり奈良井川ぞいに奈良井森林軌道(黒川軌道)が敷設されていた。昭和29年に水害により休止のち廃止撤去されトラック輸送に変わったが貯木場ものちに廃止された。軌道敷は奈良井ダムの湖底になっている[16]

歩行者用踏切が新設され2019年3月7日に開通した。

バス路線

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隣の駅

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東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線
木曽平沢駅 - 奈良井駅 - 藪原駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 奈良井駅が海抜であるのに対し、スカイツリーは建築物の全高としての比較である。
  2. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、15:19発と16:29発(いずれも中津川行き普通)の2本が使用する。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、166頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d e 『JR全駅・全車両基地』 11頁
  3. ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
  4. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、185頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ “「通報」中央本線洗馬駅ほか14駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年3月18日) 
  6. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 27頁
  7. ^ ムサシ(634)に対してクサシ(934)だ! JR東海で最も高い位置にある駅の「標高マウント」張り紙にツッコミの声(ねとらぼ)
  8. ^ a b 各駅の時刻表|JR東海” (PDF). 東海旅客鉄道 (2017年3月). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j 統計しおじり2010年(平成22年)版” (Excel). 塩尻市 (2011年10月1日). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  10. ^ a b 『JR全駅・全車両基地』 20頁
  11. ^ a b c d e f 統計しおじり2016年(平成28年)版” (Excel). 塩尻市 (2017年6月1日). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  12. ^ 統計しおじり2017年(平成29年)版” (Excel). 塩尻市 (2018年5月17日). 2018年8月16日閲覧。
  13. ^ 統計しおじり2018年(平成30年)版” (Excel). 塩尻市 (2019年5月31日). 2019年7月10日閲覧。
  14. ^ 統計しおじり2019年(令和元年)版” (Excel). 塩尻市 (2020年4月1日). 2020年9月29日閲覧。
  15. ^ 統計しおじり2020年(令和2年)版” (Excel). 塩尻市. 2021年5月31日閲覧。
  16. ^ 西裕之『木曽谷の森林鉄道』ネコ・パブリッシング、2006年、302-303頁

参考文献

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  • 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日。 
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 5号 中央本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年8月9日。 

関連項目

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