大江竜聖
読売ジャイアンツ #64 | |
---|---|
2017年7月23日 読売ジャイアンツ球場 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県座間市 |
生年月日 | 1999年1月15日(25歳) |
身長 体重 |
173 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2016年 ドラフト6位 |
初出場 | 2019年3月29日 |
年俸 | 2800万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
大江 竜聖(おおえ りゅうせい、1999年1月15日 - )は、神奈川県座間市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。読売ジャイアンツ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]座間市立東原小学校時代に軟式野球を始める。座間市立南中学校在学中は、ヤングリーグの横浜ヤング侍に所属していた[2]。
高校は二松學舍大学附属高等学校に進学。1年時から控えとしてベンチ入りし、主にリリーフとして登板。同校の全国高等学校野球選手権大会初出場に貢献した。翌年の選抜高等学校野球大会にも出場し、愛媛県立松山東高等学校相手に16奪三振の力投を見せるも試合には敗れた[3]。
2016年10月20日に行われたドラフト会議では、読売ジャイアンツから6位指名を受け、11月16日に契約金3000万円、年俸480万円で入団に合意した[4]。背番号は64[4]。担当スカウトは吉武真太郎[5]。
巨人時代
[編集]2017年は、高卒ルーキーながらシーズン途中から二軍の先発ローテーションに加わり、12試合の登板で4勝3敗、防御率2.30の成績を残した[6]。オフに、20万円増の推定年俸500万円で契約を更改した[7]。
2018年も一軍昇格がなかった。二軍では18試合に登板し3勝7敗、防御率4.58の成績であった[8]。オフに、60万円増の推定年俸560万円で契約を更改した[9]。
2019年は、春季キャンプを一軍でスタートすると[10]、そのまま開幕一軍入りも果たした[11]。しかし、4月15日に二軍降格となり[12]、これ以降の一軍昇格はなかった。最終的に8試合の登板に終わり、0勝0敗1ホールド、防御率6.75を記録。二軍では、23試合に登板し、2勝4敗、防御率5.06を記録した[13]。オフに、60万円増の推定年俸620万円で契約を更改した[14]。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で開幕が延期となり、個人調整期間中であった4月に宮本和知投手チーフコーチの勧めで投法をオーバースローからサイドスローに転向した[15][16]。開幕一軍は果たせなかったが、7月24日に一軍登録されると救援陣の中でも主にワンポイントリリーフとしてフル回転し、高梨雄平、中川皓太、大竹寛と共に盤石リリーフ陣を形成した。最終的に43試合の登板で3勝0敗9ホールド、防御率3.11を記録するなど、飛躍の年となった。オフに、1580万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[17]。
2021年は、春季キャンプを一軍で迎えたが、2月16日に右太もも裏を痛めて離脱[18][19]。怪我の影響で開幕一軍入りを逃したが、開幕直後の4月6日に一軍登録され、同日にシーズン初登板を果たした[20]。最終的に47試合登板、13ホールドのキャリアハイの成績を残した。12月14日に600万円増の推定年俸2800万円で契約を更改した[21]。
2022年は、5月1日に一軍登録されるものの3試合に登板するのみで5月7日に登録抹消されると、再び一軍に昇格することがないままシーズンを終えた。11月26日に490万円減の推定年俸2310万円で契約を更改した[22]。
2023年は、オープン戦で結果を残し、4年ぶりとなる開幕一軍入り。シーズン開始後も好調を維持し、シーズン8試合目の登板となった4月29日の広島戦で9回表を0点に抑え、その裏にチームがサヨナラ勝利を収め2年半ぶりに勝利投手となった。同年7月の登録抹消[23]までに32試合に登板し4勝0敗6ホールド・防御率4.09を記録、オフには490万円増の推定年俸2800万円で契約を更改した[24]。
選手としての特徴
[編集]高校時代の最速は149km/h[25]。プロ入り後の2020年に習得した、プレートの左端に立って体を左方向に曲げながら左サイドスローで投げる変則投法が特徴。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 巨人 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 49 | 10.2 | 13 | 3 | 3 | 1 | 0 | 7 | 1 | 0 | 9 | 8 | 6.75 | 1.50 |
2020 | 43 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 9 | 1.000 | 156 | 37.2 | 21 | 5 | 22 | 1 | 5 | 30 | 0 | 0 | 15 | 13 | 3.11 | 1.14 | |
2021 | 47 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | ---- | 145 | 33.0 | 29 | 2 | 17 | 1 | 2 | 23 | 0 | 0 | 16 | 15 | 4.09 | 1.39 | |
2022 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 26 | 5.1 | 5 | 1 | 3 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1.69 | 1.50 | |
2023 | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 6 | 1.000 | 89 | 22.0 | 15 | 3 | 10 | 0 | 2 | 16 | 1 | 0 | 10 | 10 | 4.09 | 1.14 | |
2024 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | ---- | 56 | 13.2 | 9 | 1 | 8 | 0 | 0 | 13 | 0 | 0 | 4 | 4 | 2.63 | 1.24 | |
通算:6年 | 149 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 34 | 1.000 | 521 | 122.1 | 92 | 15 | 63 | 3 | 10 | 94 | 2 | 0 | 56 | 51 | 3.75 | 1.27 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | 巨人 | 8 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 43 | 0 | 9 | 0 | 1 | 1.000 | |
2021 | 47 | 4 | 8 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 32 | 1 | 6 | 0 | 1 | 1.000 | |
2024 | 16 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 | |
通算 | 149 | 5 | 32 | 1 | 2 | .974 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 投手記録
- 初登板:2019年3月29日、対広島東洋カープ1回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、8回裏に2番手で救援登板、2/3回を2失点(自責1)
- 初奪三振:2019年4月4日、対阪神タイガース3回戦(東京ドーム)、9回表に糸原健斗から空振り三振
- 初ホールド:2019年7月7日、対横浜DeNAベイスターズ13回戦(東京ドーム)、5回表二死から3番手で救援登板、1/3回無失点
- 初勝利:2020年7月31日、対広島東洋カープ7回戦(東京ドーム)、6回表に3番手で救援登板、1回無失点
- 打撃記録
- 初打席:2019年7月24日、対東京ヤクルトスワローズ16回戦(京セラドーム大阪)、2回裏に石川雅規から投前犠打
背番号
[編集]- 64(2017年 - )
登場曲
[編集]- 「ライオン」ベリーグッドマン(2017年 - 2021年)
- 「OH MY GO!!!」BLOOM VASE(2022年 - )
- 「GAMUSHARA ~超ver~」超ときめき♡宣伝部(2023年 - )
- 「むてきのうた ~2021ver~」超ときめき♡宣伝部(2024年 - )
脚注
[編集]- ^ 「巨人 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「横浜ヤング侍 OB紹介」横浜ヤング侍公式ホームページ。2019年2月17日閲覧。
- ^ 「二松学舎大付・大江、雰囲気のまれた後手後手5失点」日刊スポーツ、2015年3月26日。2019年2月17日閲覧。
- ^ a b 「巨人、D6指名の大江と合意 契約金3000万円」サンケイスポーツ、2016年11月16日。2019年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「2016年プロ野球ドラフト会議指名選手、担当スカウトたちのコメント一挙公開」ベースボールチャンネル、2016年10月21日。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「2017年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「巨人 - 2018年度契約更改」サンケイスポーツ。2017年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「2018年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「巨人原監督期待の大江は60万円増「来季こそ1軍」」日刊スポーツ、2018年11月19日。2019年3月18日閲覧。
- ^ 「巨人D1・高橋、3年目の高田&大江が春季キャンプ1軍スタート」『SANSPO.COM(サンスポ)』サンケイスポーツ、2019年1月21日。2019年3月18日閲覧。
- ^ 「阿部、中島、炭谷ら/巨人開幕1軍メンバー」日刊スポーツ、2019年3月28日。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「巨人畠、ソフトバンク福田ら抹消/15日公示」日刊スポーツ、2019年4月15日。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「2019年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「巨人・大江は60万円増の620万円「球速アップを目指す」」スポニチ、2019年11月18日。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「【巨人】大江竜聖、プロ初勝利…サイド転向から3か月、緊急事態を救った1回無安打0封」スポーツ報知、2020年8月1日。2021年3月21日閲覧。
- ^ 「巨人・大江竜聖投手 サイドスロー転向で飛躍の予感/中継ぎ投手の戦い」週刊ベースボールONLINE、2020年8月14日。2020年10月15日閲覧。
- ^ 「巨人大江1580万円増「サイドにして良かった」」日刊スポーツ、2020年12月16日。2020年12月16日閲覧。
- ^ 「【巨人】大江竜聖、1軍復帰へ先輩サイド左腕手本に進化「真っすぐもスライダーも勝負球に使えました」」スポーツ報知、2021年4月5日。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「巨人大江が帰京 ベーランで右太もも裏の張り」日刊スポーツ、2021年2月18日。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「【巨人】大江竜聖、1軍昇格後即登板…右太もも裏の張りから復帰」スポーツ報知、2021年4月6日。2021年4月29日閲覧。
- ^ 「巨人大江竜聖600万増「後半スタミナ足りなかった」来季60試合登板目標」日刊スポーツ、2021年12月14日。2022年11月28日閲覧。
- ^ 「【巨人】大江竜聖490万円ダウン「来年こそは何が何でも」登板3試合と激減 不振の理由語る」『日刊スポーツ』2022年11月26日。2022年11月26日閲覧。
- ^ 「【巨人】大江竜聖が出場選手登録を抹消 甲子園で練習後帰京」『スポーツ報知』2023年7月27日。2024年3月18日閲覧。
- ^ 「【巨人】 大江竜聖が490万円増の2800万円でサイン 来季へ「50登板を目標に」」『スポーツ報知』2023年11月28日。2024年3月18日閲覧。
- ^ 「ドラフト 二松学舎大付・大江、巨人6位に喜び 「誰よりも努力」成長誓う」産経ニュース、2016年10月21日。2021年3月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 大江竜聖 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube、MLB
- 選手の各国通算成績 The Baseball Cube ※2019年の成績
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 大江竜聖64 (@ryuseiohe64) - X(旧Twitter)
- 大江竜聖 (@g.ohe64) - Instagram