堰止湖
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堰止湖(せきとめこ、せき止め湖[1]、英語: dammed lake[1])は、山体崩壊や地震、火山噴火などの現象や、海流の影響で運ばれた土砂などにより、永続的に形成された湖沼のこと。
種類
[編集]地滑りに伴うもの
[編集]主に、地震や集中豪雨に伴う大規模な地滑り、山腹の崩壊、火山噴火に伴う噴出物により発生、形成される。
海流に伴うもの
[編集]沿岸を流れる海流により、砂州が発達し、海域が閉じ込められ、湖沼となったもの。堰湖とも呼ばれる。
主な堰止湖
[編集]地すべり
[編集]火山噴火
[編集]- 中禅寺湖 - 男体山の噴出物により形成。
- 檜原湖 - 磐梯山の山体崩壊により形成。
- 富士五湖 - 富士山の噴出物により形成。
- 大正池 - 焼岳の噴出物により形成。
- 芦ノ湖 - 箱根火山の山体崩壊により形成。
海流
[編集]河川による堆積
[編集]川が運搬した土砂により川が堰き止められて形成[2]。
- 千波湖 - 茨城県水戸市 那珂川の堆積により形成。
- 牛久沼 - 茨城県龍ケ崎市、牛久市、つくばみらい市、つくば市 小貝川の堆積により形成。
- 菅生沼 - 茨城県坂東市、常総市
- 浮布池 - 島根県大田市 三瓶山麓の土石流により形成[3]
脚注
[編集]- ^ a b 文部省編『学術用語集 地理学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8155-2。
- ^ "日本の典型地形について>4.河川の作用による地形#堰止湖". 国土地理院. 2019年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月14日閲覧。
- ^ 田中正明『日本湖沼誌〈2〉プランクトンから見た富栄養化の現状』名古屋大学出版会、2004年9月1日、290-291頁。ISBN 4815804923。