国鉄タキ26000形貨車
国鉄タキ26000形貨車 | |
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タキ26000形、コタキ26000 1993年9月24日、倉敷貨タ駅 | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 日本石油輸送 |
製造所 | 富士重工業 |
製造年 | 1975年(昭和50年) |
製造数 | 9両 |
消滅 | 2008年(平成20年) |
常備駅 | 鶴崎駅→名古屋南港駅→郡山駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | 亜硫酸ソーダ液→ニトロベンゼン→青化ソーダ液 |
化成品分類番号 | 毒61 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 11,400 mm |
全幅 | 2,560 mm |
全高 | 3,841 mm |
タンク材質 | ステンレス鋼 |
荷重 | 35 t |
実容積 | 29.4 m3 |
自重 | 16.9 t |
換算両数 積車 | 5.0 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR41E-12 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 7,300 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タキ26000形貨車(こくてつタキ26000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
[編集]本形式は、亜硫酸ソーダ液専用の35t 積タンク車として1975年(昭和50年)4月14日に1ロット9両(コタキ26000 - コタキ26008)が、富士重工業の1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
所有者は、全車日本石油輸送でありその常備駅は日豊本線の鶴崎駅である。その後常備駅は、名古屋南港駅を経て郡山駅へ移動になった。
本形式の他に亜硫酸ソーダ液を専用種別とする形式はタキ18200形(9両)、タキ20100形(30両)の2形式がある。タキ18200形は全車日本石油輸送所有車であり、1975年(昭和50年)4月より7月にかけて廃車になり形式消滅した。本形式はタキ18200形の次級に当たる。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「毒61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。
1980年(昭和55年)3月31日に専用種別がニトロベンゼンに変更され、更に1995年(平成7年)6月に5両(コタキ26000 - コタキ26002、コタキ26004、 コタキ26005)が、青化ソーダ液へと変更した。
タンク体材質は、ステンレス鋼製であり、荷役方式は、マンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。液出管と空気管はS字管を装備している。
全長は11,400mm、全幅は2,560mm、全高は3,841mm、台車中心間距離は7,300mm、容積は29.4m3、自重は16.9t、換算両数は積車5.0、空車1.6である。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(9両)の車籍がJR貨物に継承されたが、2008年(平成20年)度に最後まで在籍した2両(コタキ26007、 コタキ26008)が廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)