南恩州
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南恩州(なんおんしゅう)は、中国にかつて存在した州。宋代から明初にかけて、現在の広東省陽江市一帯に設置された。
概要
[編集]649年(貞観23年)、唐により設置された恩州を前身とする[1]。
1048年(慶暦8年)、北宋により河北の貝州が恩州と改称されたため、広東の恩州は南恩州と改称された。南恩州は広南東路に属し、陽江・陽春の2県を管轄した[2]。
1276年(至元13年)、元により南恩州は南恩路総管府に昇格した。1282年(至元19年)、南恩路は南恩州に降格した。南恩州は江西等処行中書省に属し、陽江・陽春の2県を管轄した[3]。
1368年(洪武元年)、明により南恩州は廃止された。陽江県と陽春県は新州に転属した。1369年(洪武2年)、新州が廃止され、陽江県と陽春県は肇慶府に転属した[4]。