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加茂さくら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かも さくら
加茂 さくら
本名 大谷 照子(おおたに てるこ)
生年月日 (1937-07-16) 1937年7月16日(87歳)
出生地 日本の旗東京府東京市
(現・東京都港区
血液型 A型
職業 女優
ジャンル ドラマテレビ映画
活動期間 1955年 - 現在
活動内容 1955年宝塚歌劇団入団
1956年:花組配属
1961年より雪組主演娘役
1968年:専科に異動
1971年:宝塚歌劇団退団、以降女優として活動。
受賞
第26回文化庁芸術祭賞優秀賞
第9回日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞(2000年
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加茂 さくら(かも さくら、本名・大谷 照子〈おおたに てるこ〉、1937年昭和12年〉7月16日 - )は、女優東京市(現東京都港区)出身、京都府育ち。公称身長160cm。血液型A型。宝塚時代の愛称は本名の照子よりテル(ちゃん)。

来歴

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東京市麻布区飯倉町(現・東京都港区飯倉)生まれ。小学2年生から疎開先の静岡県熱海市で、中学からは父親の転勤先の京都府京都市で育つ[1]京都府立鴨沂高等学校中退。

1955年宝塚歌劇団に花組公演『春の踊り[2]』で入団。宝塚入団時の成績は36人中20位[2]42期生1956年花組[2]配属。1961年から1968年まで主に主演娘役として(主に雪組明石照子眞帆志ぶきの相手役)、声楽専科[2]組替えを経て1971年[2]に退団するまで活躍した。さくらの宝塚歌劇入団は、実母が歌劇団のファンだったという影響からだった[3]

退団後は、女優としてテレビドラマや映画で活動している。

皇后雅子の、母方祖母方面の遠縁であるとされる[4]

実の妹・加茂すみれも宝塚歌劇出身(1959年入団の45期生→のち退団後、本名の大谷茂子として、女子プロボウリング選手第2期生に転向)である。1997年にさくら・すみれの実母が病気にかかり、「老老介護」をするために芸能活動を一時休養、介護とすみれが営む尼崎市スナックの経営の手伝いをした。実母は2007年死去(享年94)したが、現在もスナック経営を手伝っている[5]

2014年に古巣である宝塚歌劇団創立100周年を記念して創設された『宝塚歌劇の殿堂』最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たしている。

人物

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宝塚時代の配属組の順[2]は花、、雪、声楽専科、雪、声楽専科である(2回、雪組と声楽専科を経験)。

出演

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テレビドラマ

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その他の番組

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映画

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舞台

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宝塚歌劇団時代

  • 恋人よ我に帰れ - マリアンヌ 役(1958年2月1日 - 2月27日、星組公演、宝塚大劇場)
  • 三つのワルツ - 新人公演:ファンニー(本役:淀かほる)(1958年7月2日 - 7月30日、花組公演、宝塚大劇場)
  • 三つのワルツ - ファンニー 役(1958年10月31日 - 11月28日、星組公演、東京宝塚劇場
  • アメリカ・カナダ公演(1959年)
  • ウイ・ウイ・パリ(1960年1月1日 - 1月31日、月組公演、宝塚大劇場)
  • 黒船 - お松(1960年4月15日 - 17日、フェスティバルホール
  • 蜜柑の花咲く恋/微笑の国 - リーザ 役(1960年7月1日 - 7月31日、月組公演、宝塚大劇場)
  • ショウ・イズ・オン(1960年10月1日 - 10月30日、月組公演、宝塚大劇場)
  • サルタンバンク(1961年3月23日 - 4月30日、月組公演、宝塚大劇場)
  • サルタンバンク(1961年5月2日 - 5月31日、花組公演、宝塚大劇場)
  • 美しく花の如く(1961年6月2日 - 6月29日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 火の島/砂漠に消える-アルジェリアの男-(1961年8月1日 - 8月31日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 火の島/絢爛たる休日(1962年1月1日 - 1月31日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 放浪記(1962年2月2日 - 2月26日、梅田コマ劇場) - 日夏京子 役
  • 灼熱のカリビア(1962年3月、雪組公演、東京宝塚劇場)
  • 花のオランダ坂 - つる 役/ナンバー・ワン(1962年7月3日 - 7月30日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 皇帝と魔女(1962年10月2日 - 10月30日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • あなたは追われている(1962年12月1日 - 12月27日、星・雪組公演、宝塚大劇場)
  • ハイウェイ・ブルース/不死鳥のつばさ燃ゆとも(1962年2月2日 - 2月27日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 青春のバカンス(1963年6月4日 - 6月30日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 蒼き狼(1963年9月、読売ホール)
  • 白い天使たちの歌/クレオパトラ(1963年10月31日 - 11月29日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 南の哀愁 - ナイヤ(1964年1月1日 - 1月28日、雪組公演、新宿コマ劇場
  • 蒼き狼(1964年2月、東京宝塚劇場)
  • 花のふるさと物語(1964年3月27日 - 5月5日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 宝寿/レビュー・オブ・レビューズ(1964年5月7日 - 5月31日、専科・花・雪組公演、宝塚大劇場)
  • アンコール・ワット(1964年10月1日 - 10月29日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 楊妃と梅妃/港に浮いた青いトランク(1965年1月29日 - 2月28日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • ゴールデン・シャドウ(1965年9月2日 - 9月30日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 佐渡の昼顔/世界への招待(1965年11月3日 - 11月26日、合同公演、東京宝塚劇場)
  • 日本の祭/夜霧の城の恋の物語(1966年1月1日 - 1月31日、星組公演、宝塚大劇場)
  • ハワイ公演(1966年4月14日 - 4月23日)
  • 心を繋ぐ6ペンス(1966年7月8日 - 8月28日、芸術座
  • わが歌君がため(1966年10月29日 - 11月30日、星組公演、宝塚大劇場)
  • 忘れじの歌 - メルバ 役/タカラジェンヌに乾杯(1967年1月2日 - 1月29日、星組・雪組合同公演、新宿コマ・スタジアム)
  • 忘れじの歌 - メルバ 役/タカラジェンヌに乾杯(1967年3月2日 - 3月23日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 心を繋ぐ6ペンス(1967年4月7日 - 5月26日、帝国劇場
  • 花のオランダ坂 - つる 役(1967年9月1日 - 9月28日、宝塚大劇場)
  • 藤花の宴(1968年3月1日 - 3月26日、宝塚大劇場)
  • トリスタンとイゾルデ/愛と夢とパーティ(1968年6月29日 - 7月29日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 王様と私(1968年11月1日 - 11月27日、帝国劇場)
  • ハムレット(1969年2月1日 - 2月27日、雪組公演、宝塚大劇場)
  • 若きウェルテルの悩み(1969年5月31日 - 6月28日、帝国劇場)
  • 千羽鶴(1969年9月7日 - 9月21日、名鉄ホール
  • スカーレット 風と共に去りぬ(1970年1月2日 - 3月29日、帝国劇場) - ベル
  • 帝国ホテルシアターレストラン公演(1970年6月1日 - 7月2日)
  • 銭と泥(1970年9月11日 - 9月27日、名鉄ホール)
  • 江利チエミ特別公演(1970年11月1日 - 12月4日、新宿コマ劇場)
  • 宮本武蔵(1971年2月2日 - 2月26日、御園座
  • 放浪記(1971年3月2日 - 5月27日、芸術座) - 日夏京子 役
  • 人魚姫-愛と魂の物語-(1971年7月1日 - 7月29日、月組公演、宝塚大劇場)

宝塚歌劇団退団後

ディスコグラフィ

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  • 夢は今も/愛する二人(1970年、東宝レコードAS-1003)
  • もう終りなのね/女あわれ(1971年、東宝レコードAS-1055)
  • 恋すればふしあわせ/夜明けの女(1972年、東宝レコードAS-1131)
  • ためらい/片隅の二人(1976年、フィリップス・レコードFS-2026、ライオン奥様劇場片隅の二人』主題歌)
  • 野外劇場/女のミッドナイト(1979年、クラウンレコードCW-1879)
  • 夜の物語/男は魔術師(1980年、クラウンレコードCWA-37)
  • ひとり暮らし/夜明けのカンツォーネ(1981年、クラウンレコードCWA-84)
  • 愛さえあれば/双子座の二人(1982年、クラウンレコードCWA-139)
  • さめてしまえば/落葉散る丘の小径(1983年、クラウンレコードCWA-193)
  • 再会/ザ・ローズ(1985年、クラウンレコードCWA-324)

脚注

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  1. ^ 佐藤正弥編著『データ・バンク にっぽん人』現代書林、1982年、73頁。
  2. ^ a b c d e f 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ2014年4月1日、54頁。ISBN 9784484146010
  3. ^ (おお宝塚 それぞれの道):8 姉妹仲良く、いつまでも(朝日新聞2013年12月11日 2014年8月18日閲覧)
  4. ^ 『週刊朝日』1993年3月25日増刊号「エピソードから秘密まで 雅子さんクイズ50」より
  5. ^ TBSテレビ私の何がイケないの?」(2014年7月28日放送分=TBSテレビ基準「タカラジェンヌの退団後の人生」)でのインタビューより
  6. ^ CAST&STAFF”. Bunkamura25周年記念 皆既食〜Total Eclipse〜. Bunkamura. 2014年11月28日閲覧。