八木景子
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やぎけいこ 八木景子 | |
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生年月日 | 1967年 |
出生地 | 東京都[1] |
職業 | 映画製作会社・代表[2] |
事務所 | 合同会社八木フィルム |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
主な作品 | |
『鯨のレストラン 〜SDGsとクジラ〜』[4] |
八木 景子(やぎ けいこ、1967年〈昭和42年〉[1] - )は、日本の映画監督。
2015年に『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』を製作し監督デビュー。同作品は 2018年2月17日に反捕鯨国の英国ロンドンで開催されたロンドン・フィルムメーカー国際映画祭で長編ドキュメンタリーベスト監督賞を受賞した[5][6]。
来歴
[編集]東京都生まれ[1]。8歳の頃、母が亡くなり、命に対して幼い頃から向き合うようになった[7]。
アメリカの映画配給会社の東京支社で8年間勤務し、2011年3月に退職[1]。2014年、映画制作会社「合同会社八木フィルム」を設立[8]。
2014年春にドキュメンタリー映画『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』を企図、同年7月から和歌山県東牟婁郡太地町で4か月間の撮影を行い、半年かけて編集をし、監督デビュー作の製作を単独で行った[8]。2015年に公開されるとモントリオール世界映画祭に出品され、2016にはニューヨークとロサンゼルスといった米国の主要都市で上映。また、Netflixからも配信された(日本のドキュメンタリー映画としては初)[9]。米国コロンビア大学では、2019年のアースデーに、学生からの要望により「ビハインド・ザ・コーヴ」が上映された[10]。日本の国際捕鯨委員会(IWC)脱退と商業捕鯨再開に影響を及ぼしたとの指摘もある[9]。
アマゾン、ガラパゴス、キューバ、南アフリカ、ケニヤ、エジプト、インドなどの秘境を旅したことがあり、日本を外から見る機会を得ている日本人であると、モントリオール世界映画祭で紹介された[11]。
国内外での反捕鯨運動への批判・反論を行う一方で、国内の捕鯨業界の腐敗も指摘している[12]。
作品
[編集]- 『あの女はやめとけ』(市井昌秀監督、2012年) - 八木が制作[13]
- 『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』(Behind "THE COVE")[14]- 2015年のモントリオール世界映画祭に出品[15]、2016年1月30日に日本で劇場公開
- 『鯨のレストラン〜SDGsとクジラ〜』(2023年9月2日、日本で劇場公開)2024年4月には、パリで開催されたヨーロッパ日本映画祭(Festival européen de documentaires japonais)に上映作品として選出された[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “モントリオール世界映画祭に出品 : 太地の捕鯨テーマに制作 : 八木景子監督が思いを語る”. 熊野新聞ウエブサイト. (2015年9月2日)
- ^ 小山田研慈 (2015年9月2日). “「ザ・コーヴ」に対抗、反捕鯨活動追う カナダで上映へ”. 朝日新聞デジタル
- ^ “お知らせ : 8/7 マスコミ試写会” (PDF). 水産ジャーナリストの会ウェブサイト. 水産ジャーナリストの会. 2015年11月3日閲覧。
- ^ “鯨のレストラン 公式サイト”. 鯨のレストラン. 2023年4月4日閲覧。
- ^ “反捕鯨国・英の映画祭、捕鯨問題描いた日本映画が受賞”. TBS NEWS. (2018年2月18日) 2018年2月18日閲覧。
- ^ “最優秀監督賞に日本人=捕鯨批判に反論-英映画制作者祭”. 時事通信. (2018年2月18日) 2018年2月18日閲覧。
- ^ “クジラを追い続ける八木景子監督インタビュー<増刊号>:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年4月23日閲覧。
- ^ a b “「日本の食文化アピール」 捕鯨の映画制作の八木監督が会見”. 紀伊民報ウェブサイト. (2015年9月1日)
- ^ a b “「ジャンヌ・ダルク」追い出した捕鯨業界”. 47NEWS (2019年7月8日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ “「意外にも米国人からは好意的な反応」、制作の八木景子監督、質疑応答で”. ニューヨークビズ! (2019年4月25日). 2024年4月23日閲覧。
- ^ “movie-BEHIND 'THE COVE'” (英語). The Montreal World Film Festival (World Film Festival). (2015年) 2015年11月4日閲覧。
- ^ 八木景子 (2022年12月13日). “海外からの批判だけでない、衰退し続けるクジラ産業のワケ”. Yahooニュース. Yahoo JAPAN 2023年2月24日閲覧。
- ^ “DROP CINEMA SPECIAL : 『あの女はやめとけ』”. 専門学校ENBUゼミナール. 2015年11月4日閲覧。
- ^ “「反捕鯨の風潮は下火に」問題の〝今〟をドキュメント”. Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) (2023年10月6日). 2024年4月24日閲覧。
- ^ “「ザ・コーヴ」に対抗、反捕鯨活動追う カナダで上映へ”. 朝日新聞デジタル (2016年8月27日). 2024年4月23日閲覧。
- ^ “映画『鯨のレストラン』仏で初上映!=観客と白熱した討論会も=反捕鯨思想多い地で伝統食訴える”. ブラジル日報 (2024年4月11日). 2024年4月23日閲覧。