八戸鉱山
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座標: 北緯40度27分02秒 東経141度32分15秒 / 北緯40.4505度 東経141.5376度
八戸鉱山(はちのへ こうざん)は、青森県八戸市にある露天掘りの鉱山である。石灰石を採掘しており、現在でも操業中である。八戸鉱山株式会社が経営している。地元では、八戸キャニオン[1]と呼ばれている。展望台も設置されていて自由に眺めることができる[2]。
採掘
[編集]人工ではあるものの日本一標高が低い(陸地上の)地点が存在する。その深さは海抜約-170m、つまり海面下である。かつては海抜0mに目印があったが、採掘が進んで消えてしまっている[3]。
総延長が10kmにも及ぶ地下輸送管が八戸港埠頭まで延び、採掘された石灰石をベルトコンベアで輸送している。石灰資源の一部は八戸セメントに送られている。
鉱山はすり鉢状に掘り進められたが、これ以上深く掘削するには横側に掘り進める必要がでてきたため、西側に200mほど拡張する予定である。
基本データ
[編集]- 鉱区の幅:南北に約2km、東西に約1.2km
- 深度:海抜-170m 地表(川面)から190m
- 石灰石埋蔵量:10億トン
歴史
[編集]法人概要
[編集]種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒031-0815 青森県八戸市大字松館字長坂9-1 |
設立 | 1970年8月25日 |
業種 | 鉱業 |
事業内容 | 石灰石の採掘・販売 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 66億67百万円(2013年3月期) |
純資産 | 52億40百万円(2013年3月現在) |
総資産 | 125億54百万円(2013年3月現在) |
従業員数 | 99名(2018年度) |
主要株主 |
日鉄鉱業株式会社70% 住友大阪セメント株式会社30% |
日鉄鉱業の子会社である八戸鉱山株式会社が所有、経営している。旧商号は住金鉱業株式会社。かつては新日鉄住金(現:日本製鉄)の傘下にあったが、2013年に新日鐵住金が保有する全株式(持株比率70%)を日鉄鉱業に譲渡し、同社の子会社となった[4]。それにともない、2014年4月1日に社名を八戸鉱山株式会社に変更した。