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佐久市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さくし ウィキデータを編集
佐久市
佐久市旗 佐久市章
佐久市旗 佐久市章
2005年7月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
市町村コード 20217-7
法人番号 2000020202177 ウィキデータを編集
面積 423.51km2
総人口 97,015[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 229人/km2
隣接自治体 小諸市茅野市東御市北佐久郡軽井沢町御代田町立科町南佐久郡佐久穂町
群馬県甘楽郡下仁田町南牧村
市の木 からまつ
市の花 コスモス
市の魚 佐久鯉
佐久市役所
市長 栁田清二
所在地 385-8501
長野県佐久市中込3056番地
北緯36度14分56秒 東経138度28分37秒 / 北緯36.24881度 東経138.47694度 / 36.24881; 138.47694座標: 北緯36度14分56秒 東経138度28分37秒 / 北緯36.24881度 東経138.47694度 / 36.24881; 138.47694

佐久市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

佐久市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

地図
市庁舎位置
ウィキプロジェクト

佐久市(さくし)は、長野県東信地方群馬県との県境に位置する

千曲川流域の佐久盆地岩村田(いわむらだ)、中込(なかごみ)、野沢(のざわ)、臼田(うすだ) といった集落があり、中心街はそれぞれに分散する。古くは中山道佐久甲州街道との交点があり宿場町として発達し、岩村田藩ならびに田野口藩陣屋町としての側面もあった。

概要

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長野市松本市上田市に次ぐ長野県内第4位の都市であり[1]、東信地方第2の都市、また佐久地域の中心都市である。

(旧)佐久市は上信越自動車道北陸新幹線の開通以来、佐久平駅前のイオンモール佐久平、スーパーモール佐久平内のベイシアカインズホームなどの大型店舗が次々と林立し大きく発展、上田市と並ぶ東信地方の中心都市としての地位を確立しつつある。2005年4月には合併により長野県5番目の10万人都市として(新)佐久市が発足した。新幹線開通による急成長は他の整備新幹線計画等において参考とされることがある。

臼田町は、政府の助成の乏しい昭和中期より農村における高度医療活動を展開した佐久総合病院の本院を擁し、南佐久郡の町村では人口が最も多かった。また、町域西部の山間部に臼田宇宙空間観測所が設置された後は「星の町」を町おこしのスローガンとし、合併発足後の佐久市も宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部(旧文部省宇宙科学研究所)の施設を持つ市町村連合である銀河連邦に所属している。近在の南牧村野辺山電波天文台と共に、内之浦宇宙空間観測所種子島宇宙センターなどと並ぶ天文ファンやロケットファンの聖地の一つでもある。

コイ養殖(通常の専用の養殖池での養殖のほか、水田での養殖が行われているのが特徴。「水田養鯉」(すいでんようり)または「稲田養鯉」(とうでん-)と呼ばれ、刈り入れ時に水揚げされ食卓に並ぶ『秋の風物詩』となっている)で知られる。日本で海から一番遠い地点が存在する。

なお長野県外では「佐久」は頭高型アクセントで「く」(「裂く」と同じ発音)と発音されることがあるが、地元では公的な場面を含めて尾高型アクセントで「さ」(「咲く」「柵」と同じ発音)と発音されており、佐久市民をはじめとした佐久地域の住民の多くが「く」を誤った発音であると認識している。

地理

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日本で海から一番遠い地点がある(旧臼田町)[2]北緯36度10分25秒 東経138度35分1秒 / 北緯36.17361度 東経138.58361度 / 36.17361; 138.58361)。 田口峠を越えた利根川流域の一部の集落も佐久市である(旧臼田町)。

佐久穂町域に当市の飛び地(旧臼田町の平林地区)がある。これは1959年(昭和34年)、佐久穂町の前身である旧佐久町が旧臼田町の一部を編入した際、住民投票で地区ごとに賛否を決めたため、賛成票が規定を上回らなかった地区が旧臼田町に残った結果である。

森林セラピー基地に認定されている。

佐久市中心部周辺の空中写真。
画像上部が岩村田地区。画像下部が中込地区。1975年撮影の9枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

隣接する自治体

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小諸市茅野市東御市
南佐久郡 : 佐久穂町
北佐久郡 : 軽井沢町御代田町立科町
甘楽郡 : 下仁田町南牧村

気候

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寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。猛暑日日数最多は2018年で14日だが、熱帯夜は一度も記録されたことがない。

佐久(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 17.4
(63.3)
21.6
(70.9)
25.6
(78.1)
30.4
(86.7)
33.0
(91.4)
37.1
(98.8)
36.7
(98.1)
36.7
(98.1)
36.1
(97)
29.4
(84.9)
26.3
(79.3)
22.7
(72.9)
37.1
(98.8)
平均最高気温 °C°F 4.4
(39.9)
5.7
(42.3)
10.2
(50.4)
16.8
(62.2)
22.2
(72)
25.1
(77.2)
29.1
(84.4)
30.1
(86.2)
25.1
(77.2)
18.9
(66)
13.4
(56.1)
7.4
(45.3)
17.4
(63.3)
日平均気温 °C°F −1.6
(29.1)
−0.6
(30.9)
3.4
(38.1)
9.5
(49.1)
15.1
(59.2)
19.0
(66.2)
22.9
(73.2)
23.7
(74.7)
19.3
(66.7)
12.8
(55)
6.5
(43.7)
1.1
(34)
10.9
(51.6)
平均最低気温 °C°F −7.2
(19)
−6.4
(20.5)
−2.7
(27.1)
2.7
(36.9)
8.7
(47.7)
14.2
(57.6)
18.5
(65.3)
19.1
(66.4)
14.9
(58.8)
8.0
(46.4)
0.8
(33.4)
−4.4
(24.1)
5.5
(41.9)
最低気温記録 °C°F −16.9
(1.6)
−18.3
(−0.9)
−13.4
(7.9)
−9.1
(15.6)
−1.4
(29.5)
3.7
(38.7)
8.8
(47.8)
10.5
(50.9)
3.4
(38.1)
−3.3
(26.1)
−8.1
(17.4)
−14.4
(6.1)
−18.3
(−0.9)
降水量 mm (inch) 25.6
(1.008)
28.5
(1.122)
52.4
(2.063)
58.9
(2.319)
84.7
(3.335)
119.1
(4.689)
143.3
(5.642)
106.4
(4.189)
153.6
(6.047)
129.3
(5.091)
40.8
(1.606)
21.5
(0.846)
964.0
(37.953)
平均月間日照時間 188.7 178.3 194.7 202.6 213.7 159.2 168.3 197.0 144.0 148.2 169.3 182.8 2,146.9
出典:気象庁[3]

人口

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  • DID人口比は19.3%(2015年国勢調査)。
佐久市と全国の年齢別人口分布(2005年) 佐久市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 佐久市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
佐久市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 89,029人
1975年(昭和50年) 89,981人
1980年(昭和55年) 91,285人
1985年(昭和60年) 93,895人
1990年(平成2年) 95,625人
1995年(平成7年) 97,813人
2000年(平成12年) 100,016人
2005年(平成17年) 100,462人
2010年(平成22年) 100,552人
2015年(平成27年) 99,368人
2020年(令和2年) 98,199人
総務省統計局 国勢調査より

内訳は岩村田地区18,850人、小田井地区1,413人、平根地区2,429人、中佐都地区4,908人、高瀬地区3,172人、野沢地区9,312人、桜井地区1,044人、岸野地区3,272人、前山地区2,675人、大沢地区1,335人、中込地区7,665人、平賀地区6,141人、内山地区1,627人、三井地区5,607人、志賀地区1,421人、臼田地区5,106人、切原地区2,351人、田口地区4,774人、青沼地区1,467人、中津地区2,341人、甲地区1,573人、南御牧地区2,057人、本牧地区2,593人、布施地区1,355人、春日地区2,096人、協和地区2,784人(平成27年10月1日現在)[4]

歴史

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さくし
佐久市
佐久市旗 佐久市章
佐久市旗 佐久市章
1962年1月12日制定
廃止日 2005年4月1日
廃止理由 新設合併
佐久市(旧)、北佐久郡望月町浅科村南佐久郡臼田町→佐久市(新)
現在の自治体 佐久市(新)
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
隣接自治体 小諸市茅野市北佐久郡軽井沢町御代田町、望月町、浅科村、南佐久郡臼田町、佐久穂町
群馬県:甘楽郡下仁田町南牧村
佐久市役所
所在地 385-8501
長野県佐久市大字中込3056
ウィキプロジェクト

行政

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市長

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(旧)佐久市

  • 初代 依田勇雄(1961年4月27日〜1977年4月26日 4期)
  • 2代目 神津武士(1977年4月27日〜1989年4月26日 3期)
  • 3代目 三浦大助(1989年4月27日〜2005年3月31日 4期)

(現)佐久市

  • 職務執行者 佐藤治郎(2005年4月1日〜2005年4月23日)
  • 初代 三浦大助(2005年4月24日〜2009年4月23日 1期)
  • 2代目 栁田清二(2009年4月24日〜 現在4期目)

市役所

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  • 佐久市役所(佐久市中込3056)
  • 佐久市望月支所(佐久市望月263)
  • 佐久市浅科支所(佐久市甲1359-3)
  • 佐久市臼田支所(佐久市臼田89番地3)

出典:[7]

警察

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本部

長野県警察

管轄

佐久警察署(佐久市岩村田1156-2)

交番・駐在所
  • 佐久平駅前交番(佐久市佐久平駅南1-2)
  • 中央交番(佐久市中込2948-7)
  • 南部交番(佐久市原字大塚569-2)
  • 望月警部交番(佐久市協和131-1)
  • 臼田警部交番(佐久市臼田2010)
  • 内山警察官駐在所(佐久市内山5203)
  • 野岸警察官駐在所(佐久市伴野字屋敷添1729-3)
  • 布施警察官駐在所(佐久市布施748-3)
  • 春日警察官駐在所(佐久市春日2765-1)
  • 協和警察官駐在所(佐久市協和5255-1)
  • 八幡警察官駐在所(佐久市八幡69-8)
  • 中津警察官駐在所(佐久市塩名田1212-2)
  • 田口警察官駐在所(佐久市田口字下町3076-3)
  • 入澤警察官駐在所(佐久市入沢三条487-4)

出典:[8]

消防

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本部

佐久広域連合消防本部(佐久市中込2947)

消防署
  • 佐久消防署(佐久市中込2947)
  • 北部消防署(佐久市北川399-9)
  • 川西消防署(佐久市協和132-2)

[9]

議会

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佐久市議会

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長野県議会

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2023年長野県議会議員選挙
  • 選挙区:佐久市・北佐久郡選挙区
  • 定数:4人
  • 投票日:2023年4月9日
  • 当日有権者数:117,053人
  • 投票率:44.40%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
花岡賢一 43 無所属 11,164票
大井岳夫 46 自由民主党 10,744票
小山仁志 47 無所属 10,253票
藤岡義英 51 日本共産党 9,996票
竹花美幸 57 自由民主党 9,140票
2019年長野県議会議員選挙
  • 選挙区:佐久市・北佐久郡選挙区
  • 定数:4人
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:116,508人[10]
  • 投票率:50.96%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
大井岳夫 42 自由民主党 12,693票
花岡賢一 39 無所属 11,285票
小山仁志 43 無所属 11,264票
竹花美幸 53 無所属 8,716票
藤岡義英 47 日本共産党 8,603票
市川将明 38 無所属 6,093票

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
井出庸生 43 自由民主党 120,023票
比当 神津健 44 立憲民主党 109,179票
池高生 53 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で 3,722票

姉妹都市・友好都市

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国内

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2018年7月現在、佐久市には日本国内において「銀河連邦共和国」に連なる自治体と友好都市関係を持ち、そのほか3つの「友好都市」、3つの「ゆかりのまち」、3つの「交流都市」と提携している[11](掲載順・表記は佐久市のウェブサイト[11]による)。

銀河連邦共和国(友好都市)

文部科学省宇宙科学研究所の研究・観測施設のある自治体で結成したミニ独立国[12]

  • 臼田宇宙空間観測所が所在する佐久市は、「サク共和国」として加盟している。
    • 1987年11月8日 - 「ウスダ共和国」(南佐久郡臼田町)を含む5市町で「建国」。
    • 2005年 - 合併に伴い、佐久市が「サク共和国」として交流を継承。

2018年7月現在、連邦加盟自治体は5市2町。

子ども留学交流や[12]、物産販売等の経済交流のほか[12]災害時応援協定も締結している。

友好都市
佐久市に多い「神津」姓を縁とする交流[13][注釈 2]。1977年より交流が始まり[13]、1979年には神津島に「佐久市神津島村友好乃碑」が建てられた[注釈 3]。双方の行事への参加などを通して交流が続けられ[13]上信越自動車道佐久インターチェンジの開通と神津島空港の開港を節目として、1994年に友好都市提携調印[13]
1969年、佐久市の公民館移動青年学級が清水市で行われたのを契機に、双方の交流が深まる[15]。交流開始20年の節目に友好都市提携を締結[15]。なお、清水(静岡)と佐久は中部横断自動車道の起終点でもある[15]
1978年、佐久市の郷土史家が、佐久の豪族である根々井氏・大井氏の資料を調査するために矢島町を訪問したのが縁[16]由利十二頭も参照)。
ゆかりのまち
五芒星形の稜堡式城郭(五稜郭)である、龍岡城五稜郭函館五稜郭の縁[17]
  • 滋賀県の旗 甲賀市滋賀県[18]
    • 1990年12月6日 - 望月町と甲南町が「友好親善都市盟約」提携調印[18]
    • 2004年10月1日 - 甲南町との提携関係を甲賀市が承継[18]
望月の望月三郎兼家が旧甲南町に移り住み、末裔から甲賀忍者を輩出したとされることから[18]望月氏参照)。
幕末の龍岡藩主(もと奥殿藩主)松平乗謨の縁[19]。奥殿藩はもともと岡崎市の奥殿陣屋に藩庁を置いていたが、乗謨は龍岡城を築いて藩庁を移転した。
交流都市
松平乗謨(大給恒、もと龍岡藩主)と佐野常民(川副町出身)が、1877年に博愛社(日本赤十字社の前身)を組織した縁[20]
両市区の子どもたちによる交流が縁[21]
1993年よりスポーツ交流を開始[22]。1995年には災害時応援協定を締結[22]

国外

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2019年7月現在、佐久市には日本国外に2つの「姉妹都市」、1つの「友好都市」がある[23](表記は佐久市のウェブサイトによる)。

姉妹都市
1973年、ヨーロッパ禅大会に出席する貞祥寺住職に、佐久市長がフランスでの提携先紹介を依頼[24][25]。フランスで禅の布教にあたっていた弟子丸泰仙(ヨーロッパ禅協会会長)から自然環境などがよく似ているアバロン市が紹介され、交流が始まる[24][25]
同名の縁による[26]。1998年、当時の駐日エストニア大使館一等書記官が上信越自動車道を通行中に佐久の標識を見つけたことが契機という[26]。2005年にはスペシャルオリンピックス長野大会でエストニア選手団を佐久市民がホームステイで受け入れ[26]。友好都市協定締結後は、相互の子供のホームステイ体験などを通じて交流を重ね[26]、友好協力関係を一層強化するために姉妹都市協定を締結した[26]
友好都市
2006年の「モンゴル国建国800年記念」に際し、日本・モンゴル友好年実行委員会からの要請を受けて、佐久市の熱気球とパイロットを派遣したことが縁で交流が始まる[31]

産業

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佐久市に本社機能を置く主な企業

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佐久市に主力工場を置く主な企業

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農業

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温水ため池仙禄湖

水稲

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果樹・野菜栽培

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花き

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畜産・水産

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その他関連施設

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発電

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教育

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高等学校

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中学校

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小学校

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交通

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鉄道

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中込駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
■ 北陸新幹線
小海線
  • 中心となる駅:中込駅

このほかにしなの鉄道線が市内を通過するが、同線の駅は設置されていない。

路線バス

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一般路線

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  • JRバス関東
  • 千曲バス東信観光バス
    • 中核となるバス停:野沢バスセンター、岩村田、佐久平駅
    • 旧望月町内の望月バスターミナルには千曲バスの山手線と中仙道線および東信観光バスの春日線と布施線、しげのマツバタクシーの久保通線が発着。

コミュニティバス

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デマンドワゴン

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  • 循環バスの廃止をカバーする乗り合い公共交通として「デマンド交通さくっと」を2021年10月-2023年3月実証運行
  • 2023年4月 名称をデマンドワゴンさくっとに変更し、本格運行開始
  • 運行日 平日(月曜から金曜まで)
  • 利用方法 会員登録をしたうえで、予約センターに予約(乗車の1週間前から60分前まで)
  • 運賃 大人200円、小学生100円、小学生未満無料(75歳以上、運転免許証返納者、障害者手帳保有者等は半額)。エリアをまたがる場合は乗換え(再度料金が必要)
  • 乗降場所 停留所(小学生未満、75歳以上、運転免許証返納者、障害者手帳保有者等は自宅前等で乗降可)

高速バス

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道路

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高速道路
東日本高速道路(NEXCO東日本)
E18 上信越自動車道
E52 中部横断自動車道
一般国道
主な県道
林道
道の駅

医療機関

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郵便

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日本郵便の以下の郵便拠点がある。

集配郵便局

無集配郵便局

  • 臼田郵便局
  • 切原郵便局
  • 田口郵便局
  • 浅科郵便局
  • 南御牧郵便局
  • 春日郵便局
  • 志賀郵便局
  • 岩村田郵便局
  • 岩村田本町郵便局
  • 中佐都郵便局
  • 内山郵便局
  • 平賀郵便局
  • 野沢南郵便局
  • 佐久市役所内郵便局
  • 中込郵便局
  • 野沢郵便局
  • 岸野郵便局

簡易郵便局

  • 臼田荒町簡易郵便局
  • 常和簡易郵便局
  • 臼田駅前簡易郵便局
  • 佐久三条簡易郵便局
  • 上原簡易郵便局
  • 入布施簡易郵便局
  • 平根簡易郵便局
  • 三井簡易郵便局
  • 根根井簡易郵便局
  • 高瀬簡易郵便局
  • 長土呂簡易郵便局
  • 大沢簡易郵便局
  • 前山簡易郵便局
  • 桜井簡易郵便局

観光・文化・祭事・施設・スポーツ

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文化財

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龍岡城[37]
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
旧中込学校(佐久市)

登録有形文化財

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自然

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美術館、博物館

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スポーツ・アウトドア施設

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  • 佐久スキーガーデンパラダ
  • 佐久平クレー射撃場
  • 望月馬事公苑
  • 佐久平ロッククライミングセンター
  • 内山牧場キャンプ場
  • 長野県立武道館
  • 望月カントリークラブ
  • 望月東急ゴルフクラブ
  • 春日野カントリー倶楽部
  • サニーカントリークラブ

温泉

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祭事・催事

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佐久バルーンフェスティバル

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スポーツチーム

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方言

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概要

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東条操の方言区分によると、佐久方言は、「東部方言」の中の「東海東山方言」であり、更に「長野県方言」の中の「東信方言」に属する。また東条操は、「佐久地方は西関東の群馬に接していることから関東色が濃厚であるが、千曲川をさかのぼって新潟の影響もある」としている。なお、佐久市内の方言は、地域等による違いもある。一例として「くいしんぼう」の事を市の北部では「イジヤシ」と言うが、南部では「ヤシンボー」と変化する[45]

文法

[編集]

参考文献:[46]

推量表現などに「…べえ」を、方向を表すのに「…せ」を用いることがあるが、これは県内の他地域には見られない特徴であり、関東方言の影響を物語っている。
  • 断定
    • 「…だ」
  • 否定
    • 「…ねえ」
  • 推量表現
    • 「…ずら」
    • 「…だらず」
    • 「…べえ」
    • 「…だに」

推量表現には「ずら」がよく用いられるが、御代田・軽井沢・群馬県寄りの地域で「べえ」が、小諸寄りの地域や旧浅科村、旧望月町などで「だらず」が「ずら」と併用されている[47]

  • 意志表現
    • 「…ず」
    • 「…べえ」
  • 勧誘表現
    • 「…ざあ」
    • 「…べえ」
    • 「…とー」
  • 理由・原因
    • 「…に」
    • 「…から」
  • 方向
    • 「…せ」:東北地方関東地方の「…さ」と結びつくものであり、「…え」や「…い」を用いる県内のほかの地域とは明確な一線を画している。

音韻

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参考文献:[48]

関東方言との共通点が多い。下に挙げるような特徴からいわゆるべらんめえ口調に聞こえ、長野県の他地域からは「ケンカ口調」と誤解されることが多い。
  • 「子音 ユ」の音声が「子音 イ」になる傾向がある。(例:巡査(ジュンサ)→ジンサ)
  • 「イ」と「エ」の混同があり、特に語頭において顕著である。語頭の「イ」と「エ」は音韻対立を保ちながら、両者が混同される傾向がある。(例:益虫(エキチュウ)→イキチュウ)
  • 「ヒ」と「シ」を徹底的に混同し、多くの場合、「ヒ」を「シ」と発音する形で現れる。このようなことから江戸っ子の口調に近いといった意識を持たれることがある(例:東(ヒガシ)→シガシ、百(ヒャク)→シャク、小諸市にある菱野(ヒシノ)温泉はシシノ など)
  • 連母音の融合が非常に盛んである。(例:大分(だいぶ)→でえぶ、太い(ふとい)→ふてえ、明るい(あかるい)→あかりい)
  • 「つまる音」のある接続語を伴った語が非常に多い。(例:オッパシル(走る)、ツッコロブ(転ぶまたはつまずく)、シッピロゲル(広げる))

出身著名人

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五十音・A-Z順

その他

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脚注

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注釈

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  1. ^
    佐久市民憲章
    佐久市は、浅間・荒船・八ヶ岳・蓼科の雄大な山なみと、千曲の清流、満天の星に抱かれ、豊かな自然や先人の築いた歴史と伝統に育まれた、美しい高原のまちです。
     わたくしたちは、このかけがえのないふるさとを受け継ぎ、輝く未来へ躍進する、明るく住みよいまちをつくるため、ここに市民憲章を定めます。
    一 豊かな自然を大切にし、清らかで環境にやさしいまちをつくります。
    一 歴史と伝統に親しみ、教養を深め、文化の薫り高いまちをつくります。
    一 働くことに誇りと喜びを持ち、産業の発展する活力あるまちをつくります。
    一 心身ともに健康で、互いの命を尊重し合い、安心して暮らせるまちをつくります。[6]
  2. ^ 佐久の神津氏の中には、その祖先が神津島に渡って「神津」を名乗ったという伝承を有する一族がいる。それによれば、藤原秀郷の末裔の定国が神津島に渡り、その子孫が南北朝時代に佐久に移って根を下ろしたという(神津邦太郎の項目も参照)。ただし、佐久の神津氏の中にも神津島由来を否定する一族があるという[14]
  3. ^ 当時の佐久市長は神津武士であった[14]
  4. ^ なお、2012年に佐久市が平根発電所施設を買収している[34]

出典

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  1. ^ 令和2年国勢調査結果(人口等基本集計) 長野県の結果をお知らせします 長野県(企画振興部)プレスリリース 令和3年(2021年)12月3日
  2. ^ 関義治、大野博之「海から最も遠い地点の探索」『地図管理部技術報告(国土地理院技術資料E3)』第4巻、国土地理院、1997年、47-50頁。 
  3. ^ 佐久 1991年 - 2020年”. 気象庁. 2024年3月7日閲覧。
  4. ^ 佐久市統計 平成30年
  5. ^ “新市誕生10周年、佐久で記念式典 功労の57人表彰”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年4月5日)
  6. ^ a b 佐久市民憲章 (平成22年4月1日制定) 佐久市 2021年10月9日閲覧。
  7. ^ 市役所・支所のご案内 佐久市役所 2021年10月12日閲覧。
  8. ^ 佐久警察署 長野県警察 2021年10月12日閲覧。
  9. ^ 佐久広域連合消防本部 2021年10月12日閲覧。
  10. ^ 平成31年4月7日執行長野県議会議員一般選挙 市町村別投票結果確定速報” (PDF). 長野県庁 (2019年4月9日). 2019年10月20日閲覧。[リンク切れ]
  11. ^ a b 国内”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  12. ^ a b c 銀河連邦共和国(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  13. ^ a b c d e f 神津島村(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  14. ^ a b こうづ議会だより159号、p.5
  15. ^ a b c d e f 静岡市(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  16. ^ a b c d 由利本荘市(友好都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  17. ^ a b c 函館市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  18. ^ a b c d 甲賀市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  19. ^ a b c 岡崎市(ゆかりのまち)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  20. ^ a b c d 佐賀市(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  21. ^ a b c 川崎市宮前区(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  22. ^ a b c 和光市(交流都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  23. ^ 国外”. 佐久市. 2019年7月17日閲覧。
  24. ^ a b c d フランス共和国アバロン市(姉妹都市)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  25. ^ a b c アバロン市 姉妹都市提携の歩み”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  26. ^ a b c d e f エストニア共和国サク市(姉妹都市)”. 佐久市. 2019年7月17日閲覧。
  27. ^ 日本・エストニア親善協会「交流の経過」”. 日本・エストニア親善協会. 2013年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月7日閲覧。
  28. ^ エストニア共和国サク市との友好都市協定調印式が行われました(平成19年5月1日)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  29. ^ 佐久市とエストニア サク市 姉妹都市に!”. 佐久市. 2019年5月1日閲覧。
  30. ^ 日本国佐久市・エストニア共和国サク市 姉妹都市協定調印式の開催について”. 佐久市. 2019年5月1日閲覧。
  31. ^ a b c モンゴル国ウランバートル市スフバートル区との友好都市協定調印式が行われました(平成20年8月4日)”. 佐久市. 2018年7月31日閲覧。
  32. ^ 蔵元紹介 佐久エリア”. 長野県酒造組合. 2020年8月10日閲覧。
  33. ^ a b 佐久市民生部生活環境課: “佐久市地域新エネルギービジョン” (PDF). 佐久市. pp. 20 (2007年2月). 2016年8月27日閲覧。
  34. ^ 佐久市統計書 平成26年度版 1-7 佐久市の主なできごと” (PDF). 佐久市. 2016年8月27日閲覧。
  35. ^ 佐久市「佐久市メガソーラー発電所について」より(2014年7月1日閲覧)。
  36. ^ シーテック「太陽光で発電[長野県]」より(2014年7月1日閲覧)。
  37. ^ a b 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1975年度撮影)
  38. ^ 桜庭泰彦(2015年4月10日). “「新たな歴史を地域とつくって」 佐久平浅間小、開校式”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  39. ^ 佐久市 学校施設の長寿命化計画
  40. ^ “長野・佐久「ホテル一萬里」新型コロナ関連倒産”. HotelBank (メトロエンジン). (2020年5月8日). https://hotelbank.jp/ichimanri-bankruptcy-corona/ 2020年8月28日閲覧。 
  41. ^ “佐久の一萬里ホテル、営業「再開」へ”. 信毎web (信濃毎日新聞社). (2020年12月18日). https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2020121800011 2021年1月1日閲覧。 
  42. ^ 『信州佐久』佐久市観光協会平成27年3月1日発行20頁、『佐久市民新聞』平成27年5月8日一面左上
  43. ^ 佐久市の文化財 127 岩村田祇園におけるお船様祭り” (PDF). 佐久市. 2016年2月29日閲覧。
  44. ^ 成瀬宇平『47都道府県・魚食文化百科』丸善出版、2011年7月31日、136頁。 
  45. ^ 長野県佐久市『佐久市志民俗編下』1990年2月20日発行1735頁中1296頁
  46. ^ 長野県史 方言編』
  47. ^ 『佐久市志 民俗編下巻』
  48. ^ 馬瀬良雄(1971年)『信州の方言』
  49. ^ 停電情報 佐久営業所”. 中部電力パワーグリッド. 2020年6月15日閲覧。
  50. ^ 南牧村の生活”. 南牧山村ぐらし支援協議会. 2019年12月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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