コンテンツにスキップ

久保嘉治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久保 嘉治(くぼ よしはる、1935年昭和10年)1月31日[1] - 2017年平成29年)7月11日[2])は、日本農学者経済学者学位は、農学博士北海道大学・1963年)。専門は農業経済学。元帯広畜産大学学長。元雪印メグミルク酪農総合研究所所長。指導教授は矢島武

経歴

[編集]

北海道空知郡栗沢町出身。北海道大学農学部農業経済学科卒。1958年(昭和33年)同大学院農学研究科博士課程修了。同農学部助手1962年(昭和37年)帯広畜産大学畜産学部助手。1968年(昭和43年)同畜産学部助教授1977年同畜産学部教授1994年(平成6年)同図書館長。 1996年(平成8年)帯広畜産大学9代学長に就任。2000年(平成12年)帯広畜産大学退官、同名誉教授。雪印メグミルク株式会社酪農総合研究所副所長に就任。2001年(平成13年)同酪農総合研究所長となる[3]

1963年学位論文「農業経営の計画に関する研究」で北海道大学より農学博士学位を取得[4]

この他、酪農学園大学酪農学部専修大学北海道短期大学非常勤講師(2000年~2005年)を務める 。

2017年7月11日、老衰のために逝去[2]。没後に正四位に叙された[5]

受賞・栄典

[編集]

主著

[編集]
  • 『営農計画の経済学』(明文書房, 1963年)
  • 『酪農の経営計画(酪農シリーズ13巻)』(明文書房, 1971年)
  • 佐々木市夫と共編『農業基盤整備と地域農業』(明文書房, 1991年)
  • 黒柳俊雄編『農業構造政策』(分担執筆、農林統計協会、1991年)
  • 永木正和と共編『地域農業の活性化と展開戦略』(明文書房, 1994年)
  • 『ここまでできる家族酪農経営(酪総研選書 ; No.78)』(編著, 酪農総合研究所, 2003年)
  • 並木健二北倉公彦と共著『酪農発展を支援する制度・政策(酪総研選書 ; No. 75)』(酪農総合研究所, 2003年)

脚注

[編集]
  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ a b 久保嘉治氏 元帯広畜産大学長、農業経済学(東京新聞) 訃報アーカイブ
  3. ^ 以上につき『新訂 現代日本人名録2002 かな~せ』(日外アソシエーツ編集・発行、2002年)571頁
  4. ^ 博士論文書誌データベース
  5. ^ a b 『官報』第7083号(平成29年8月17日)8頁 「叙位・叙勲」
先代
坂村貞雄
帯広畜産大学学長
第9代: 1996年 ‐ 2000年
次代
佐々木康之