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不ねじれ加群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

不ねじれ加群(ふねじれかぐん : torsionless module)とは、代数学における環上の加群について、自身から二重双対加群への正準写像( χ : M → M** )が、単射であるような加群 M の事をいう。同値なことだが、台の環を R とおくとき、 0M 以外、M の何れの元も、R-線形汎函数によって 0R へと写されることがないような加群 M の事であるともいえる。

定義

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性質

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参照

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  • Chapter VII of Bourbaki, Nicolas (1998), Commutative algebra (2nd ed.), Springer Verlag, ISBN 3-540-64239-0 
  • Lam, Tsit-Yuen (1999), Lectures on modules and rings, Graduate Texts in Mathematics No. 189, Berlin, New York: Springer-Verlag, ISBN 978-0-387-98428-5, MR1653294