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上月良祐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上月 良祐
こうづき りょうすけ
経済産業省より公表された肖像
2016年 撮影)
生年月日 (1962-12-26) 1962年12月26日(61歳)
出生地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
出身校 東京大学法学部
前職 茨城県副知事
所属政党 自由民主党茂木派
公式サイト 参議院議員 上月りょうすけ webサイト

選挙区 茨城県選挙区
当選回数 2回
在任期間 2013年7月29日 - 現職
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上月 良祐(こうづき りょうすけ、1962年12月26日 - )は、日本政治家自由民主党所属の参議院議員(2期)、自由民主党副幹事長。

経済産業副大臣内閣府副大臣農林水産大臣政務官を歴任。

経歴

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農林水産大臣政務官時に公表された肖像

兵庫県神戸市出身。灘中学校・高等学校東京大学法学部卒業[1]1987年自治省入省。1991年7月、財政局交付税課主査に就任[2]1992年4月、鹿児島県 学事文書課長に就任[2]1998年内閣官房中央省庁等改革推進本部事務局参事官補佐に就任。2002年7月、総理官邸 内閣官房副長官秘書官に就任。

2005年4月、茨城県総務部長に就任。2010年1月、同副知事に就任。

2012年総務省大臣官房付を退職。

2013年7月、第23回参議院議員通常選挙茨城県選挙区から自民党公認で立候補し初当選した[1]

2017年8月、第3次安倍第3次改造内閣にて農林水産大臣政務官に就任[3]

2019年7月、再選。同年10月1日、平成研究会(竹下派)に入会[4]

2023年12月14日、自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、岸田文雄首相は清和政策研究会(安倍派)の閣僚4人と副大臣5人を事実上更迭。上月は酒井庸行の後任として、経済産業副大臣内閣府副大臣に就任した[5][6]

2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧茂木派からは会長の茂木敏充加藤勝信の2人が立候補した。石破茂高市早苗小泉進次郎の3人が競り合う構図が固まった終盤[7]麻生太郎は9月25日に茂木と「反石破」での連携を確認し、茂木派議員の一部も取り込んだ[8][注 1]。9月27日総裁選執行。高市が得票数1位で決選投票へ進むも、岸田文雄首相の後押しを受けた石破に敗れた[11][8]。上月は1回目の投票では小泉に投じ[12]、決選投票では茂木の意向に従わず、石破に投じた[12]

政策・主張

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消費税増税

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2019年10月に予定されている消費税の10%への引き上げに賛成。

  • 2019年の参院選に伴う毎日新聞の候補者アンケートにおいて、「法律に従い、引き上げるべきだ」と回答している[13]
  • 引き上げに賛成の理由として、少子化対策や社会保障に対する安定財源を確保することを挙げている[14]

受動喫煙問題

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受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に反対。

  • 2017年2月15日の厚生労働部会において、「吸いたいには人は吸える環境を整えることが重要であり、分煙を強化すべきだ」「全面禁煙にしても、サービス業の収益は下がらないという研究報告があるとのことだが、葉たばこ農家やたばこ販売業は明らかに収益減るのだから、現実を見据えてほしい」と主張した[15]
  • 2017年3月7日の自民党たばこ議員連盟の臨時総会において、「タバコは地元の茨城では大事な産業。大切な農産物だ」と主張した[16]。また、飲食店の従業員や、得意先との商談や接待で飲食店を利用する会社員が望まない受動喫煙をさせられるという意見についても「こじつけにすぎない」と主張した[17]

その他

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所属団体・議員連盟

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支援団体

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第23回参議院議員通常選挙 2013年07月21日 50 茨城県選挙区 自由民主党 56万642票 48.43% 2 1/6 /
第25回参議院議員通常選挙 2019年07月21日 56 茨城県選挙区 自由民主党 50万7260票 47.92% 2 2/5 /

脚注

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注釈

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  1. ^ 麻生派会長の麻生太郎はさらに踏み込み、河野太郎などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[9][10]

出典

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  1. ^ a b プロフィール
  2. ^ a b 国会議員情報:上月 良祐(こうづき りょうすけ):時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2024年11月13日閲覧。
  3. ^ 磯崎副大臣再任、公明の谷合参院議員が副大臣”. 農業協同組合新聞 (2017年8月8日). 2017年8月10日閲覧。
  4. ^ 竹下派、単独で第2勢力 上月、小野田両参院議員が入会”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2019年10月1日). 2019年10月6日閲覧。
  5. ^ 【速報中】政治資金問題で閣僚交代へ 安倍派「5人衆」辞任へ”. NHK NEWS WEB (2023年12月14日). 2023年12月14日閲覧。
  6. ^ 安倍派の閣僚と副大臣の9人全員が交代へ 安倍派の政務官は1人を除いて留任固まる”. 日テレNEWS (2023年12月14日). 2023年12月15日閲覧。
  7. ^ 石破、高市、小泉の3氏が競る 決選投票確実な情勢”. 共同通信 (2024年9月25日). 2024年10月9日閲覧。
  8. ^ a b 中田征志、太田晶久「『反高市』票流れる 石破新総裁 決選 岸田・菅氏が支持」 『読売新聞』2024年9月28日付朝刊、3面。
  9. ^ 『週刊文春』2024年10月17日号、32頁、「『高市支持』で求心力が低下 麻生太郎が政治生命の危機」。
  10. ^ <独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
  11. ^ 川口峻、竹内望 (2024年9月27日). “1回目投票2位からの逆転劇 石破氏の総裁選勝利を生んだ「秋波」”. 毎日新聞. 2024年10月11日閲覧。
  12. ^ a b 自民総裁選 決選投票 石破氏と明言3人 茨城県関係国会議員 地方創生に期待”. 茨城新聞 (2024年9月28日). 2024年10月3日閲覧。
  13. ^ “2019参院選 自民 茨城 上月良祐”. 毎日新聞 (毎日新聞社). https://mainichi.jp/senkyo/25san/meikan/?mid=B08000005005 2019年7月18日閲覧。 
  14. ^ “候補者アンケート:参院選 茨城選挙区”. 茨城新聞 (茨城新聞社). https://ibarakinews.jp/hp/list.php?elem=senkyo&f_jun=15622044820611&elecid=15289822713641&qanda=1 2019年7月19日閲覧。 
  15. ^ 2017年2月15日の受動喫煙対策法の厚生労働部会の各議員の発言に突っ込んでみた”. 2018年4月22日閲覧。
  16. ^ “受動喫煙防止で自民慎重派と厚労省が対立 議連「憂さ晴らしも国の締め付けか」VS厚労省「妊婦ら守る」”. 産経ニュース (産業経済新聞社). (2017年3月15日11時2分). https://www.sankei.com/article/20170315-EGRACQVMT5OYXLTRZKC2XY5ERY/2/ 
  17. ^ 自民たばこ議連3/7臨時総会がどんな痴呆議論で盛り上がったか、みなさん読んでみます?”. 2018年4月22日閲覧。
  18. ^ 朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
  19. ^ a b c d e 2013参院選 茨城選挙区 上月良祐
  20. ^ a b “2019年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年5月27日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/06/2019年6月号.pdf#page=4 2019年6月30日閲覧。 
  21. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 日本禁煙学会 (2017年3月7日). 2018年4月11日閲覧。
  22. ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  23. ^ 応援しています!”. 神道政治連盟. 2019年7月7日閲覧。

外部リンク

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公職
先代
岩田和親
酒井庸行
日本の旗 経済産業副大臣
岩田和親と共同

2023年 - 2024年
次代
大串正樹
古賀友一郎
先代
石川昭政
井林辰憲
工藤彰三
堀井学
岩田和親
酒井庸行
堂故茂
滝沢求
宮澤博行
日本の旗 内閣府副大臣
石川昭政
井林辰憲
工藤彰三
古賀篤
岩田和親
堂故茂
滝沢求
鬼木誠と共同

2023年 - 2024年
次代
大串正樹
藤丸敏
星野剛士
和田義明
伊佐進一
中谷真一
太田房江
石井浩郎
小林茂樹
井野俊郎
先代
細田健一
矢倉克夫
日本の旗 農林水産大臣政務官
野中厚と共同

2017年 - 2018年
次代
濱村進
高野光二郎
議会
先代
江島潔
日本の旗 参議院農林水産委員長
2020年 - 2021年
次代
山田修路