上平駅
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上平駅 | |
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うえひら Uehira | |
◄古丹別 (4.9 km) (3.9 km) 苫前► | |
所在地 | 北海道苫前郡苫前町字上平 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 46.6 km(留萠起点) |
電報略号 | ウヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)9月1日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
上平駅(うえひらえき)は、かつて北海道(留萌管内)苫前郡苫前町字上平に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はウヒ。事務管理コードは▲121611[2]。
一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[3])。
歴史
[編集]- 1932年(昭和7年)9月1日 - 鉄道省羽幌線の古丹別駅 - 羽幌駅間延伸開通に伴い、開業[1]。一般駅[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1960年(昭和35年)9月15日 - 貨物の取り扱いを廃止。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 業務委託化[1]。
- 1972年(昭和47年)2月8日 - 荷物の取り扱いを廃止し[4]、同時に無人駅化[5]。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]所在地名より。地名の発祥は当駅の2kmほど南にある、海に突き出した丘陵についたアイヌ語名「ウェンピラ(wen-pira)」(悪い・崖)に由来する[6]。
なぜ「悪い」とされたかについては記録・伝承が残っていないが、これについてアイヌ語研究者の山田秀三は、「その海際の崖下が、落石などで危険な処だったからであろう」と推測している[6]。
駅構造
[編集]廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(幌延方面に向かって左手側)に存在した。
無人駅となっていた[5]が、有人駅時代の駅舎が残っていた[7]。駅舎は構内の西側に位置し、ホームから少し離れていた。駅前広場側の開口部は、板で塞がれていた[8]。
駅周辺
[編集]- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 国道239号(霧立国道)
- 上平共同利用模範牧場 - 駅から約0.5km[7]。
- 苫前川
- 古丹別川
駅跡
[編集]2011年(平成23年)時点で、遺構は何も残っていない[9]。2017年(平成29年)時点では、駅跡地は農地化されていた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、871頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社、1987年4月発行)JRニュース13ページより。
- ^ “日本国有鉄道公示第569号”. 官報. (1972年2月8日)
- ^ a b 「通報 ●羽幌線三泊駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月8日、2面。
- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、131頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)200ページより。
- ^ 書籍『追憶の鉄路 北海道廃止ローカル線写真集』(著:工藤裕之、北海道新聞社、2011年12月発行)85ページより。
- ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社、2011年9月発行)215ページより。