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ロンドン (重巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロンドン
基本情報
建造所 ポーツマス海軍基地
運用者  イギリス海軍
級名 カウンティ級ロンドン級重巡洋艦
艦歴
起工 1926年2月23日
進水 1927年9月14日
就役 1929年1月31日
その後 1950年1月3日、スクラップとして売却。1月22日、解体完了。
要目
基準排水量 9,750 トン
満載排水量 13,315 トン
全長 633 ft (193 m)
最大幅 66 ft (20 m)
吃水 21 ft (6.4 m)
主缶 アドミラリティ式三胴型水管ボイラー×8基
主機 パーソンズギアード・タービン×4基
出力 80,000 hp (60,000 kW)
推進器 スクリュープロペラ×4軸
最大速力 32ノット (59 km/h)
航続距離 9,120海里 (16,890 km)/12 ノット
乗員 784 名
兵装
搭載機 スーパーマリン ウォーラス×1機
レーダー
  • 273型(射撃管制)
  • 279型(対空警戒)
  • 284型(射撃管制)
  • 285型
その他 艦載機用カタパルト×1基(後に撤去)
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HMS ロンドン (HMS London, 69) は、イギリス海軍重巡洋艦カウンティ級(ロンドン級)

艦歴

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1926年2月23日起工。1927年9月14日進水。1929年1月31日竣工。第1巡洋艦戦隊に所属。第二次世界大戦開戦時は改装工事中であった。この工事は1941年2月に完了し、大西洋ジブラルタルへ向かう空母「フューリアス」の護衛、ドイツ戦艦「ビスマルク」の捜索、船団護衛などに従事した。

1941年6月にはドイツの補給船捜索にあたり、3隻を発見した。「ロンドン」と駆逐艦「ブリリアント」はシエラレオネ・ブラジル間で6月4日にドイツのタンカー「Esso Hamburg」を、6月5日に「Egerland」を捕捉[1]。両船とも自沈した[2]。6月21日、「ロンドン」は赤道付近で補給船「Babitonga」を捕捉[3]。同船は自沈した[3]

1941年9月から10月にかけてソ連から戻るQP1船団を護衛し、それから修理に入った。修理完了後も1942年中は主に北方で哨戒や船団護衛に従事した。

1944年になると東洋艦隊に加わり、インド洋で多くの作戦に参加した。

戦後は一時香港に配備された。1950年にスクラップとして売却され解体された。

脚注

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  1. ^ Chronology of the War at Sea 1939-1945, p. 77, Amazon to Ivanhoe, p. 40
  2. ^ Chronology of the War at Sea 1939-1945, p. 77
  3. ^ a b Axis Blockade Runners of World War II, p. 97

参考文献

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  • John English, Amazon to Ivanhoe, World Ship Society, 1993, ISBN 0-905617-64-9
  • Jurgen Rohwer, Chronology of the War at Sea 1939-1945, Naval institute press, 2005, ISBN 1-59114-119-2
  • Martin Brice, Axis Blockade Runners of World War II, B. T. Bastsford, 1981, ISBN 0-7134-2686-1

関連項目

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外部リンク

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