コンテンツにスキップ

レダン - メス線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レダン - メス線
概要
現地表記 Ligne de Réding à Metz-Ville
所在地 グランテスト地域圏
起終点 レダン駅
メス駅
運営
開業 1851年7月24日(最初開業)
1877年12月10日(最終開業)
運営者 SNCF
路線諸元
路線総延長 88 km
路線数 複線
軌間 1,435 mm (4 ft 8 12 in) 標準軌
電化 25 kV 50 Hz(交流
運行速度 150 km/h
最急勾配 5 ‰
ルート番号 140 000
路線図
STR
メス - ルクセンブルク線(ルクセンブルク方面)
BHF
154.3 メス駅
ABZgr r
レルーヴィル - メス線(レルーヴィル方面)
ABZgr
旧メス - シャトー=サラン線
ABZgl
Umfharung Metz
hKRZWae
セユ川(118 m鉄道橋)
STRo
国道N431
HST
147.9 ペルトル
HST
140.9 クルセル(ニト)
eABZgl
旧マルセル - テテルシェン線
HST
137.8 サンリ(ニト)
BHF
132.1 レミリ
ABZgl
フォルバック線
KRZu
LGV東ヨーロッパ線の支線
hKRZWae
ニト川
ABZg r
ボードルクル連結線
eBHF
124.4 旧ボードルクル
ABZgr
LGV東ヨーロッパ線連結線
eHST
121.2 旧ルセ
eHST
117.7 旧ブリュランジュ
eBHF
113.0 旧ランドロフ
BHF
109.1 モルアンジュ
eHST
105.1 旧ロダルブ=ベルメラン
eABZg r
旧NA-B線、旧C-S線
BHF
101.4 ベネストロフ
eABZgl
旧シャンピニュエル - サルアルブ線
eHST
97.5 旧ネバン
eBHF
90.0 旧ルードレフェン
eHST
87.5 旧ミッテルスハイム
hKRZWae
ザール川運河
hKRZWae
ザール川
eABZg l
旧ベルテルマン - サレグミーヌ線
BHF
78.1 ベルテルマン
eHST
73.4 旧オーバースタンゼル
eHST
70.1 サルアルトロフ
KRZu
LGV東ヨーロッパ線
ABZgr r
パリ - ストラスブール線
BHF
66.9 レダン
STR
パリ - ストラスブール線
テンプレートを表示

レダン - メス線フランス語: Ligne de Réding à Metz-Ville)は、フランスのグランテスト地域圏モゼル県のレダンと県の中心地メスを結ぶ、電化された複線の鉄道路線である。この路線ではTERロレーヌ列車が主に通行している。

歴史

[編集]

1842年パリ - ストラスブール鉄道(Compagnie du chemin de fer de Paris à Strasbourg)の本線とフルアル - ザールブリュッケン国境間分岐線の鉄道建設が許可されて、分岐線も本線と同じく予定通り複線で建設された。1851年7月24日にメス - レミリ間がレミリ - サンタヴォルド間とともに開通された[1]。1853年パリ - ストラスブール鉄道会社は東部鉄道会社(Compagnie des chemins de fer de l’Est, EST)に改称された[2]

1871年普仏戦争の結果、ロレーヌ地方ドイツ帝国に併合されて、メス - レミリ間はエルザス=ロートリンゲン帝国鉄道管理局(Kaiserlische Generaldirektion der Eisenbahnen in Elsaß-Lothringen, EL)に組み入れられた。リーディング(現在レダン) - レーミリ間はアルザス=ロレーヌ地方の主要都市連結を改善する目的で建設された[3]。1872年11月1日にザールブルク(現在サールブール) - ザールゲーミュント区間はベルテルミンゲン(現在ベルテルマン)経由ですでに開通された[4]。1877年12月10日にリーディング三角線およびベルテルミンゲン - レーミリ間が開通された[5]。工事費は846万マルクであった[6]

1919年ELはアルザス=ロレーヌ鉄道機関(Administration des chemins de fer d’Alsace et de Lorraine, AL)に移管されて、1938年フランス国営鉄道が発足しALの路線網を引き受けた。

1956年に電車線が全区間にかけて設置された。

運行形態

[編集]
  • TER/RE18: (ザールブリュッケン -) フォルバック - サンタヴォルフド - レミリ - メス。60分間隔。

参考文献

[編集]
  • Jean Buchmann; Jean-Marc Dupuy; Andreas Knipping; Hans-Jürgen Wenzel (2021) (ドイツ語). Eisenbahngeschichte Elsass-Lothringen. Freiburg: EK-Verlag. ISBN 978-3-8446-6429-4 
  • Otto Föhlinger (1897) (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen in Elsass-Lothringen und ihres Transport-Verkehrs. Straßburg: Heitz & Mündel. https://archive.org/details/geschichtederei00fhgoog/page/n7/mode/2up 

外部リンク

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Föhlinger (1897) pp. 31, 32
  2. ^ Victor von Röll (1914) (ドイツ語). Enzyklopädie des Eisenbahnwesens (Eintrag zu "Französische Ostbahn"). Band 5 (2nd ed.). Berlin / Wien: Urban & Scharzenberg. p. 191. http://www.zeno.org/Roell-1912/K/roell-1912--051-0191 
  3. ^ Föhlinger (1897) p. 117
  4. ^ Föhlinger (1897) p. 115
  5. ^ Victor von Röll (1913) (ドイツ語). Enzyklopädie des Eisenbahnwesens (Eintrag zu "Elsaß-Lothringische Eisenbahnen"). Band 4 (2nd ed.). Berlin / Wien: Urban & Scharzenberg. p. 293. http://www.zeno.org/Roell-1912/K/roell-1912--041-0293 
  6. ^ Föhlinger (1897) p. 119