リンネ内閣
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リンネ内閣 | |
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フィンランド 第75代内閣 | |
アンティ・リンネ首相 | |
成立年月日 | 2019年6月6日 |
終了年月日 | 2019年12月10日 |
組織 | |
元首 | サウリ・ニーニスト |
首相 | アンティ・リンネ |
閣僚数 | 19 |
与党 | 社会民主党 中央党 緑の同盟 左翼同盟 スウェーデン人民党 |
詳細 | |
成立直前の選挙 | 2019年4月14日 |
前内閣 | シピラ内閣 |
次内閣 | マリン内閣 |
リンネ内閣(フィンランド語:Rinteen hallitus、スウェーデン語:Regeringen Rinne)は、アンティ・リンネを首相として2019年6月6日から12月10日まで存在していたフィンランドの内閣。社会民主党、中央党、緑の同盟、左翼同盟、スウェーデン人民党の5党による連立政権だった。
概要
[編集]中央党のユハ・シピラ首相が、2019年3月8日、医療制度改革に失敗したことを理由に辞任を表明し、その後行われた2019年4月14日の議会選挙において、第1党であった中央党が議席を減らして第4党に後退し、代わって第1党となった社会民主党を中心に、各党による連立協議が進められた。2019年6月6日にサウリ・ニーニスト大統領が認証した。5党による連立与党は、議会の200議席のうち117議席(58.5%)を占めていた。
11月11日に発生した郵便会社の労働者によるストライキ問題を背景に、中央党はリンネ首相に不信任を表明し、首相は2019年12月3日に辞任を表明し、12月10日にマリン内閣が発足した[1][2]。
→「2019年フィンランド郵便ストライキ」も参照
閣僚の一覧
[編集]内閣は19人の閣僚から構成され、社会民主党から7人、中央党から5人、緑の同盟から3人、左翼同盟とスウェーデン人民党から各2人が割り当てられた[3][4]。
副首相にはミカ・リンティラ(中央党)から、カトゥリ・クルムニ(中央党)に交代した。また、科学・文化大臣のアンニカ・サーリッコは産休・育休取得のため2019年8月9日に休職し、ハンナ・コソネンに交代した。サーリッコは、2020年8月6日に後継のマリン内閣において科学・文化大臣として復帰した。
役職 | 氏名 | 就任日 | 離任日 | 政党 | |
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首相 | アンティ・リンネ(Antti Juhani Rinne) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
副首相 | ミカ・リンティラ(Mika Tapani Lintilä)※財務大臣 | 2019年6月6日 | 2019年9月12日 | 中央党 | |
カトゥリ・クルムニ(Katri Kulmuni)※経済担当大臣 | 2019年9月12日 | 2019年12月10日 | 中央党 | ||
欧州担当大臣 | トゥツティ・トゥップライネン(Tytti Johanna Tuppurainen) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
外務大臣 | ペッカ・ハービスト(Pekka Olavi Haavisto) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 緑の同盟 | |
開発協力・貿易大臣 | ビッレ・スキンナリ(Ville Tapio Skinnari) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
法務大臣 | アンナ-マヤ・ヘンリクソン(Anna-Maja Kristina Henriksson) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | スウェーデン人民党 | |
北欧協力・平等大臣 | トーマス・ブルンクビスト(Thomas Jörn Ingmar Blomqvist) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | スウェーデン人民党 | |
内務大臣 | マリア・オサヒロ(Maria Ohisalo) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 緑の同盟 | |
防衛大臣 | アンティ・カイッコネン(Antti Samuli Kaikkonen) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 中央党 | |
財務大臣 | ミカ・リンティラ(Mika Tapani Lintilä) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 中央党 | |
文部大臣 | リー・アンデルソン(Li Sigrid Andersson) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 左翼同盟 | |
地方自治体・国営企業大臣 | シルパ・パーテロ(Sirpa Hannele Paatero) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
科学・文化大臣 | アンニカ・サーリッコ(Annika Saarikko) | 2019年6月6日 | 2019年8月9日 | 中央党 | |
ハンナ・コソネン(Hanna Kosonen) | 2019年8月9日 | 2019年12月10日 | 中央党 | ||
農林大臣 | ヤリ・レッパ(Jari Juhani Leppä) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 中央党 | |
運輸通信大臣 | サンナ・マリン(Sanna Mirella Marin) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
経済担当大臣 | カトゥリ・クルムニ(Katri Kulmuni) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 中央党 | |
雇用大臣 | ティモ・ハラッカ(Timo Olavi Harakka) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
社会問題・保健大臣 | アイノ=カイサ・ペコネン(Aino-Kaisa Ilona Pekonen) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 左翼同盟 | |
家族・社会サービス大臣 | クリスタ・キウル(Krista Katriina Kiuru) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 社会民主党 | |
環境・気候変動大臣 | クリスタ・ミッコネン(Krista Johanna Mikkonen) | 2019年6月6日 | 2019年12月10日 | 緑の同盟 |
脚注
[編集]- ^ “フィンランド首相が辞任、スト対応巡り連立与党の一部が不信任表明”. ロイター. (2019年12月4日) 2021年9月25日閲覧。
- ^ “リンネ首相が辞意表明、郵便などのストライキを受け(フィンランド)”. 日本貿易振興機構(ジェトロ) (2019年12月5日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “社民党を中心とする5党連立のリンネ内閣が発足(フィンランド)”. 日本貿易振興機構(ジェトロ) (2019年6月7日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Composition of a certain government, 75. Rinne”. フィンランド政府ウェブサイト. 2021年9月25日閲覧。
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