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フェズ条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
条約の原本。左がフランス語、右がアラビア語

フェズ条約(フェズじょうやく、アラビア語: معاهدة فاس‎、フランス語: Traité de Fès)は、1912年3月30日モロッコフェズにおいて、フランスモロッコ王国の間で締結された条約である。これによってモロッコの大部分がフランスの保護領となった。

秘密条約だったが、その内容がフェズの住民に知られるところになると、同年4月17日に暴動英語版が勃発した[1]

1912年11月にはフランス・スペイン間で条約英語版が締結され、モロッコはスペイン保護領(リーフ地方)、フランス保護領、タンジェに分割され、うちタンジェは1923年に国際管理地域とされた[2][3]

第二次世界大戦よりモロッコの独立運動が盛んになり、1956年3月にモロッコ独立協定の締結とともに破棄された[3]

出典

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  1. ^ Kenbib, Mohammed. "Fez Riots (1912)". In Stillman, Norman A. (ed.). Encyclopedia of Jews in the Islamic World (英語). doi:10.1163/1878-9781_ejiw_sim_0007730
  2. ^ フェズ条約」『日本大百科全書(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/フェズ条約コトバンクより30 March 2023閲覧 
  3. ^ a b モロッコ(国)」『日本大百科全書(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/モロッコ(国)コトバンクより30 March 2023閲覧 

関連項目

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