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パオ・セヤドー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パオ・セヤドー(Pa Auk Sayadaw, パアゥ・セヤドーとも)は、ミャンマーモーラミャインにあるパオ森林僧院の歴代院長のこと。これまでに3代続いている。セヤドーは敬称。

歴代のパオ・セヤドー

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初代パオ・セヤドー

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第二代パオ・セヤドー

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1981年に、第3代パオ・セヤドーにその座を譲る[1]

第三代パオ・セヤドー

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三代目

パオ・セヤドー(3代目、1934年6月24日-)は、ミャンマー出身の上座部仏教[1]比丘名はウ・アーチンナ(U Acinna)[2]

略歴

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  • 1934年6月24日ヤンゴン北西のヒンタダ郡レイ・チャウン村で生まれる。
  • 1944年、10歳で沙弥 (Sāmaṇeraサーマネラ) として得度。村の僧院で『パーリ仏典』を学ぶ。
  • 1951年、17歳で「パーリ語国家試験」(Paṭhamabyan, パタマビヤン)の初級、翌年に中級、更に翌年には上級に合格。
  • 1954年、20歳で比丘得度(具足戒)を受け、正式に比丘となる。
  • 1956年、22歳で難関の「ダンマーチャリヤ」(Dhammācariya, 教授阿闍梨)国家試験に合格。 以後8年間、学僧として各地の大長老に学ぶ。
  • 1964年、30歳で学問的な研鑽を終えたと判断し、本格的な瞑想修行・実践に入り、以後16年間頭陀行に徹する。
  • 1981年、47歳の時、親交のあったモーラミャインのパオ森林僧院の第2代僧院長から第3代僧院長を託される。
  • 1983年、49歳で瞑想修行も終えたと判断し、瞑想指導を開始。以後、「パオ・セヤドー」の名が国内外に広まる。
  • 1990年以降、ミャンマーの政情安定化に伴い、海外からも多くの修行者が訪れるようになる[2][3]

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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外部リンク

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