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バンフォルドウイルス界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バンフォルドウイルス界
分類ICTV
レルム : ウァリドナウィリア Varidnaviria
: バンフォルドウイルス界 Bamfordvirae
下位分類(門)
コルティコウイルス(Corticovirus)のMCPリボンモデル。赤部分と青部分がゼリーロール構造(ダブルゼリーロール構造)

バンフォルドウイルス界Bamfordvirae)とは、2019年国際ウイルス分類委員会(ICTV)によって提案されたウイルスである。

ゼリーロール構造が含まれる主要カプシドタンパク質(MCP)を持つウイルス(ウァリドナウィリア)のうち、そのMCPが2つ連結し、ダブルゼリーロールとなっていることを特徴とする[1]。シングルゼリーロールのヘルウェティアウイルス界(スファエロリポウイルス科)から、遺伝子重複などのイベントを通じて進化したと考えられている[2]

バンフォルドウイルスという名称は、この系統の進化的つながりを最初に提唱したデニス・バンフォードに因んでいる[1]

分類

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2019年に国際ウイルス分類委員会(ICTV)によって提案された分類は以下のとおりである[1][3]

バンフォルドウイルス界 Bamfordvirae

脚注

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  1. ^ a b c Koonin EV "et al." (2019). “Create a megataxonomic framework, filling all principal taxonomic ranks, for DNA viruses encoding vertical jelly roll-type major capsid proteins”. ICTV. doi:10.13140/RG.2.2.14886.47684. 
  2. ^ “Multiple origins of viral capsid proteins from cellular ancestors”. Proc Natl Acad Sci U S A 114 (12): E2401-E2410. (21 March 2017). doi:10.1073/pnas.1621061114. PMC 5373398. PMID 28265094. https://www.pnas.org/content/114/12/E2401 10 June 2020閲覧。. 
  3. ^ Virus Taxonomy: 2019 Release”. talk.ictvonline.org. International Committee on Taxonomy of Viruses. 28 April 2020閲覧。