バルフィ
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バルフィ | |
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別名 | Burfi |
地域 | インド |
主な材料 | コア (コンデンスミルク)、砂糖 |
派生料理 | 多数 |
バルフィ(Barfi)は、ファッジに似た、牛乳から作るインドの菓子である。ペルシャ語やウルドゥー語で「雪」を意味するbarfから命名された。インド、パキスタン全域で食べられるが、特に北インドで人気が高い。祝いの際やディーワーリーやホーリー祭等の祭りの際によく食べられる[1][2][3]。
歴史
[編集]ペルシャが起源で、16世紀にムガル帝国によりインドに持ち込まれた[2][4]。19世紀中盤には、年季奉公によりトリニダード・トバゴに持ち込まれ、そこでも人気になった[5]。
調理
[編集]コアとグラニュー糖を混ぜて加熱し、ファッジのように固まってきたら、油を塗った板に広げる。冷やした後、正方形、ひし形、円形に切る。球状、層状、巻物状にすることもできる。特別な機会に食べる時は、食用銀箔で飾る。ココナッツ、ナッツ、粉乳をかけることもある[1][2][3]。
種類
[編集]コアと砂糖を混ぜたものに、果物、ナッツ、豆果、スパイス等を加え、様々な味のバルフィを作る。果物ではグァバやエグシ(メロン種子)、ナッツではアーモンドやカシューナッツ、ココナッツ、ピスタチオがよく加えられる。リョクトウを加えることもある。風味やスパイスとしては、カルダモン、キューラ、オレンジ、マンゴー、サフラン、バラ水、バニラ等がある。着色料が使われることもある[1][2][3]。
ギャラリー
[編集]関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b c Goldstein, Darra (2015). The Oxford Companion to Sugar and Sweets. Oxford University Press. pp. 174. オリジナルの2023-04-02時点におけるアーカイブ。 2023年4月2日閲覧。
- ^ a b c d Chu, Anita (2014). Field Guide to Candy: How to Identify and Make Virtually Every Candy Imaginable. Quirk Books. pp. 299. オリジナルの2023-04-02時点におけるアーカイブ。 2023年4月2日閲覧。
- ^ a b c Krondl, Michael (2011). Sweet Invention: A History of Dessert. Chicago Review Press. pp. 37. オリジナルの2023-04-04時点におけるアーカイブ。 2023年4月4日閲覧。
- ^ “Gulab jamun to jalebi, 5 popular Indian sweets that have foreign roots”. Hindustan Times. (February 19, 2023) . "Barfi is a fudge-like sweet made from condensed milk, sugar, and flavourings such as cardamom or pistachios. It is believed to have originated in Persia and was introduced to India by the Mughals."
- ^ The Multi-Cultural Cuisine of Trinidad & Tobago. Naparima Girls' High School Cookbook. San Fernando: Naparima Girls' High School. (2002). p. 93. ISBN 976-8173-65-3