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ドニプロペトロウシク州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドニプロペトロウシク州
Дніпропетровська область
ドニプロペトロウシク州の旗ドニプロペトロウシク州の印
州旗州章
ドニプロペトロウシク州の位置
ウクライナ
州庁所在地ドニプロ
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全ウクライナ第2位
31,914 km²
? km²
? km² (?%)
人口2005年
 - 総計
 - 人口密度
全ウクライナ第2位
3,476,200
109人/km²
地区22
領域共同体x,xxx
市町村総数
 - うち市の数
 - うち町の数
 - うち村の数

20
45
1,438
州知事ヴァレンティン・レズニチェンコ英語版
ISO 3166-2:UAUA-12
電話番号コード 380-56
公式サイト合同庁

ドニプロペトロウシク州(ドニプロペトロウシクしゅう、ウクライナ語: Дніпропетровська область)は、ウクライナの一つ。州都ドニプロ。日本ではロシア語での名称のドニエプロペトロフスク州 (Днепропетровская область) という名の方がよく使用されている。

2016年5月、ウクライナ危機による反ロ感情の高まりなどを背景に、ウクライナ最高議会は州庁所在地のドニプロペトロウシクをドニプロへと改称した[1]。ただし、ドニプロペトロウシク州の名称はウクライナ憲法に明記されており、改称には憲法改正が必要なため2024年現在ではまだ変更されていない。

2019年、最高議会は「シチェスラウシカ(Січеславська)」の名称を提案して過半数の支持を得たが、憲法改正には最高議会で二度可決される必要があり、実行されていない。

地理

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母語話者(ドニプロペトロウシク州) 2001
ウクライナ語
  
67.0%
ロシア語
  
32.0%
その他
  
1.0%

ドニプロペトロウシク州は、ウクライナの中央、ドニプロ川の中流に位置している。東はドネツィク州、南はザポリージャ州ヘルソン州、西はムィコラーイウ州キロヴォフラード州、北はポルターヴァ州ハルキウ州に接している。

ドニプロ川によって右岸(西)と左岸(東)に区分される。前者はにドニプロ高地、後者は草原におわれたドニプロ低地を占めている。ドニプロ高地は南方に進むに連れて黒海低地に変化している。一方、ドニプロ低地の東南部にはアゾフ海低地が広がっている。

州内には数多くの河川が存在し、最大の河川はドニプロ川であり、それに次ぐオリーリ川サマーラ川ヴォーウチャ川バザウルーク川モークラ・スーラ川インフレーツィ川サクサハーニ川などはドニプロ川の支流である。この他ドニプロペトロウシク州には約100のため池と1400の自然池が存在している。

気候は大陸性気候である。1月の平均気温は、-5 °С、7月の平均気温は、22 °Сとなっている。平均降水量は450mmである。

資源は石炭石油天然ガスカオリナイトなどを産出する。

歴史

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シーチにおけるコサックの会議。

市町村

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  1. アポーストロヴェ(Апостолове)
  2. ヴィリノヒールシク(Вільногірськ)
  3. ヴェルヒーウツェヴェ(Верхівцеве)
  4. ヴェルフニョドニプローシク(Верхньодніпровськ)
  5. ポクロフ(Покров)
  6. クルィヴィーイ・リーフ(Кривий Ріг)
  7. ジョーウチ・ヴォーディ(Жовті Води)
  8. スィネーリヌィコヴェ(Синельникове)
  9. ゼレノドーリシク(Зеленодольськ)
  10. テルニーウカ(Тернівка)
  11. カーミヤンシケ(Кам’янське)
  12. ドニプロ(Дніпро)
  13. ニーコポリ(Нікополь)
  14. ノヴォモスコーウシク(Новомосковськ)
  15. パウロフラード(Павлоград)
  16. ピドホロードネ(Підгородне)
  17. プヤティハートキ(П'ятихатки)
  18. ペレジチェープィネ(Перещепине)
  19. ペルショトラーヴェンシク(Першотравенськ)
  20. マールハネツィ(Марганець)

人口・言語

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2001年ウクライナ国勢調査によるデータ。

  • 総人口3,567,600人[2]
  • 都市人口2,960,300人(83%);農村人口:607,300人(17%)[3]
  • 性別人口:男性1,643,300人(46%);女性1,924,300人(54%)[4]
民族構成[5]
ウクライナ人
  
2,825,800人 (79.3%)
ロシア人
  
627,500人 (17.6%)
ベラルーシ人
  
29,500人 (0.8%)
ユダヤ人
  
13,700人 (0.4%)
アルメニア人
  
10,600人 (0.3%)
アゼルバイジャン人
  
5,600人 (0.2%)

母国語の割合はウクライナ語が67.0%、ロシア語が31.9%となっているが、最大の都市ドニプロではロシア語の割合が多くなっており、日常的には都市部や東部を中心にロシア語が主に使われているロシア語圏である。

観光

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ロシア帝国時代・ソ連時代にドニプロペトロウシク州の地域が重工業地帯となっていたため、文化的価値を有する場所は少ない。観光の対象になっているのは、草原の風景、遊牧民の墓地・慰霊碑、コサックの合戦の場跡などである。

出身者

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脚注

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  1. ^ 反ロシアで地名変更=革命家の名削除「ドニプロ」に-ウクライナ”. 時事通信 (2016年6月2日). 2016年8月2日閲覧。
  2. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの総人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  3. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの都市人口・農村人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  4. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの性別人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  5. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。地域別民族構成” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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