コンテンツにスキップ

トヨムラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社トヨムラ
TOYOMURA Electronics Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
101-0021
東京都千代田区外神田2-12-2
設立 1956年4月25日
業種 卸売業
法人番号 8010001024709 ウィキデータを編集
事業内容 半導体・電子部品の販売
アマチュア無線専門店のフランチャイズ事業
コンテンツ流通事業
代表者 代表取締役社長 法月英二
資本金 1億円
従業員数 グループ合計100人
決算期 3月31日
外部リンク https://www.toyomura.co.jp/
特記事項:上記は2018年4月1日現在
テンプレートを表示

株式会社トヨムラは、東京都千代田区に本社を置く半導体・電子部品の卸売などを行う企業である。

概要

[編集]

長らくアマチュア無線の専門店として『CQ ham radio』誌の巻末の広告で知られていたが、2021年(令和3年)から掲載を取り止めた。

オリジナルパーツエアーダックスコイル、東光(現・埼玉村田製作所)のコイルケンプロ工業の周辺機器の販売代理店、1960年代前半は、アマチュア無線機のメーカーでもあった。

1957年(昭和32年)に初の店舗を秋葉原東京ラジオデパートに出店。 以後、栃木県宇都宮市埼玉県上尾市千葉県習志野市神奈川県横浜市相模原市愛知県名古屋市など最盛期には10店舗ほどがあった。 1987年(昭和62年)には亜土電子工業(後のCSKエレクトロニクス、現MAGねっとホールディングス)が資本参加し「T-ZONE」の商標を使用開始した。

しかし、2000年(平成12年)までに店舗は埼玉県北足立郡伊奈町群馬県太田市静岡市駿河区を残し閉店し、T-ZONEの商標はCSKエレクトロニクスに譲渡した。 残った3店舗はフランチャイズであって直営店ではない。

2021年(令和3年)には、伊奈店が閉店[1]した。

一方、半導体及び電子部品の販売については、1993年(平成5年)にコンポーネント営業本部を開設し、香港に現地法人を設立した。 以後、台湾韓国にも現地法人を設立。インド中国にも販路を広げている。

無線機一覧

[編集]

無線機MUSEUM[2]による。

型名 種別 周波数電波型式空中線電力 発売年
TSR-6A トランシーバー 50Mc、AM、1W 1960年
TEC-6 送信機 50Mc、AM/CW、10W 1961年
TEC-2 送信機 144Mc、AM/CW、10W 1961年
QRP-90 送信機 3.5-30Mc、AM/CW、90W 1962年
QRP-90B トランシーバー 50Mc、FM、10W 1965年
QRP-Twenty 送信機 3.5-30Mc、AM/CW、10W 1965年
注 当時の周波数の単位はc(サイクル)

沿革

[編集]
  • 1956年 - トヨムラ電気商会として創業
  • 1957年 - 秋葉原の東京ラジオデパートに出店
  • 1960年 - 法人組織に改組し、株式会社トヨムラ電気商会を設立
  • 1967年 - 株式会社トヨムラに社名を変更
  • 1987年 - 「T-ZONE」の商標を使用開始
  • 1993年
    • コンポーネント営業本部を開設
    • 香港に現地法人を設立
  • 1994年 - 本社を現在地に移転
  • 1998年 - 台湾に現地法人を設立
  • 2000年 - 「T-ZONE」の商標を株式会社CSK・エレクトロニクスに譲渡
  • 2010年 - 韓国に現地法人を設立
  • 2016年 - 株式会社サイデンがグループ入り
  • 2017年 - 資本金を1億円に増資
  • 2019年 - サイデンを吸収合併

脚注

[編集]
  1. ^ トヨムラドットコム - ウェイバックマシン(2021年11月30日アーカイブ分) 「トヨムラ無線パークが、2021年7月31日閉店。インターネット通販のトヨムラドットコムも同時に閉鎖。」
  2. ^ 無線機MUSEUM JA1SWL

外部リンク

[編集]