タテハチョウ亜科
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タテハチョウ亜科 Nymphalinae | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Nymphalinae Swainson, 1827 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
タテハチョウ亜科[1] | |||||||||||||||||||||
族 | |||||||||||||||||||||
タテハチョウ亜科(学名:Nymphalinae)は、アゲハチョウ上科タテハチョウ科を分類する亜科の1つである。
場合によっては、イチモンジチョウ亜科(Limenitidinae)とカバタテハ亜科(Biblidinae)が下位の族としてここに含まれる。ヒョウモンモドキ族(Melitaeini)はときどき別個の亜科と見なされる。
下位分類
[編集]以下の6族が含まれる[2]。 下位分類は WAHLBERG, BROWER & NYLIN (2005) に、和名は 徳重, 森 & 福崎 (2020) によった。
- Coeini オリオンタテハ族 (約6属)
- Nymphalini タテハチョウ族 (約15属、2つは化石)
- Kallimini コノハチョウ族 (約5属)
- Victorinini シロオビタテハ族 (4属, 以前はコノハチョウ族)
- Junoniini タテハモドキ族 (約5属)
- Melitaeini ヒョウモンモドキ族 (約25属) - ヒョウモンモドキなど
族不明 incertae sedis(分類が定まっていないもの):
- Rhinopalpa
- Kallimoides Shirôzu & Nakanishi, 1984
- Vanessula Dewitz, 1887
これらに加えて、Crenidomimas属が時々ここに配置されるが、イチモンジチョウ亜科 Adoliadini族 Euryphura属に属している可能性がある。
後期始新世の化石の Lithodryas 属がここに属している可能性があるが、一般的にはシジミチョウ科に割り当てられている。
ギャラリー
[編集]-
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Anartia chrysopelea
(シロオビタテハ族(Victorinini)) -
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Melitaea diamina
(ヒョウモンモドキ族(Melitaeini)) -
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 徳重, 哲哉; 森, 正人; 福崎, 一彦 (2020). 小林平一コレクション 昆虫編7 タテハチョウ科(3). 姫路科学館収蔵資料目録. 9. 姫路科学館. ISSN 2185-7512
- WAHLBERG, NIKLAS; BROWER, ANDREW V.Z.; NYLIN, SÖREN (2005). “Phylogenetic relationships and historical biogeography of tribes and genera in the subfamily Nymphalinae (Lepidoptera: Nymphalidae)”. Biological Journal of the Linnean Society 86 (2): 227–251. doi:10.1111/j.1095-8312.2005.00531.x .