コンテンツにスキップ

セントルイス・ブルース (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セントルイス・ブルース
楽譜の表紙
楽曲
出版1914年9月11日 (1914-09-11)[1]
録音1925年1月14日[2]
ジャンルブルース
時間2分46秒
レーベルコロムビア
作曲者W・C・ハンディ
ベッシー・スミス(1929年)

セントルイス・ブルース」(Saint Louis Blues、またはSt. Louis Blues)は、W・C・ハンディ (William Christopher Handy) が1914年に起譜した楽曲である。

概要

[編集]

現代ではよく知られたブルース進行の元になった楽曲である。W・C・ハンディ はブルースの父とも呼ばれている。大ヒットしたこの曲はジャズスタンダード・ナンバーとして知られる。作曲者本人による歌詞もつけられた。様々なアーティストにカバーされており、ベッシー・スミスルイ・アームストロングの共演による1925年のレコーディングが1993年に、ルイ・アームストロング・オーケストラによる1929年のレコーディングが2008年に、それぞれグラミーの殿堂入りしている[3][4]

中間部では、16小節のインタールード(いわゆる「Bメロ」)となる。この部分のフレーズは、日本で林家木久扇が『いやんばか〜ん』の持ちネタとして用いている。

NHL所属のアイスホッケーチーム「セントルイス・ブルース」のチーム名は、この楽曲名が由来である。

カバー

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Library of Congress. Copyright Office. (1914). Catalog of Copyright Entries, 1914 Musical Compositions Last Half of 1914 New Series Vol 9 Part 2. U.S. Copyright Office. U.S. Govt. Print. Off.. http://archive.org/details/catalogofcopyrig92libr 
  2. ^ Russell, Tony (1997). The Blues: From Robert Johnson to Robert Cray. Dubai: Carlton Books. p. 12. ISBN 1-85868-255-X 
  3. ^ ルイ・アームストロングの録音 YouTube - Louis Armstrong - Saint Louis Blues
  4. ^ マルオン・ハリスの録音YouTube - Marion Harris - St.Louis Blues (1920)
  5. ^ 国立国会図書館デジタルコレクション - 検索結果”. dl.ndl.go.jp. 2021年3月13日閲覧。
  6. ^ ジャズソング:セントルイス・ブルース - 歴史的音源”. rekion.dl.ndl.go.jp. 2022年4月2日閲覧。
  7. ^ 八代亜紀ブルースアルバムにTHE BAWDIES、横山剣、中村中が楽曲提供”. 音楽ナタリー (2015年9月13日). 2015年9月14日閲覧。

外部リンク

[編集]