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スズキ・GS650G

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Suzuki GS650G Katana(シートとマフラーは非純正品)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 日本の旗スズキ
エンジン GS650G型 673 cm3 4サイクル
内径×行程 / 圧縮比 62.0 mm × 55.8 mm / 9.4:1
最高出力 48kW(65PS) / 9,500rpm
最大トルク 52.0N·m(5.3kgf・m) / 8,000rpm
乾燥重量 210 kg
車両重量 239 kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本
製造期間 1981年 - 1983年
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン
フレーム ダブルクレードル
全長×全幅×全高 2,140 mm × 775 mm × 1,155 mm
ホイールベース 1,480 mm
最低地上高 160 mm
シート高 780 mm
燃料供給装置 キャブレター (Mikuni BS32 × 4)
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウエットサンプ
駆動方式 シャフトドライブ
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション テレスコピックフォーク
ツインショック式スイングアーム
キャスター / トレール 62.25° / 110 mm
ブレーキ 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク
タイヤサイズ 3.25-19
4.25-17
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 23 L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考 スペックは1981年のもの[1][2]
先代
後継
姉妹車 / OEM GS550M
同クラスの車
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GS650Gは、スズキが製造販売していたネイキッドタイプのオートバイ。「カタナ」のサブネームとともに販売された。

概要

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GS650Gは、GS650系のスポーツツアラーとして1981年に登場。 工業デザイナーのハンス・ムートを擁する「ターゲットデザイン」社による車体デザインを最大の特徴としたモデルである。 複雑な面構成の先進的な燃料タンク形状、ストリームラインのサイドカバー形状、車体各部にあしらった朱色の塗装部品や白塗装の星形キャストホイール等が印象的なデザインとなっている。

発売当初は「GS650Gカタナ」という車名で発売されたが、カタログ等には一切カタナとうたわれていない。

ラインナップ的には、シャフトドライブを採用した点からも、ロードスポーツであるとともにツアラーとしての性質を持っている。1983年モデルを最後に生産終了。

姉妹車種としては、「GS550M」(GN73A)がある。 GS650Gと同じ車体にGS550のエンジンを搭載し、デザインはほぼ共通ながらチェーンドライブ仕様になっている点が最大の差異となる。

関連車種としては、海外専用モデルとなるGS650シリーズがある。 チェーン駆動でフラットシートのスタンダードモデル「GS650E」(GP71A)、シャフト駆動でセミステップドシートのツアラーモデル「GS650GT」(GP71G)、シャフト駆動で段付きシートのアメリカンモデル「GS650GL」(GP71L)などが、ほぼ同時期に展開された。

遍歴

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  • GS650G(GP71B)
    • 1981年:GS650G-1:初期型[3]
    • 1982年:GS650G-2:マイナーチェンジ。ギアポジションインジケータ下に燃料計を追加装備、チョークノブをステム部から左ハンドルスイッチ部に移設[3]
    • 1983年:GS650G-3:最終型。ビキニカウルを標準装備、セミエア式フロントフォークを採用、ホイールのデザインを変更しチューブレスタイヤに対応、エンジン黒塗装仕上げ[3]、ホイールベースを3cm延長。デビュー以来ブライトシルバーメタリック1色のみだったカラーリングが初めてアイアンシルバーメタリックに変更となる。

脚注

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  1. ^ BBB The History - スズキ GS650G - スペック
  2. ^ 販売当時のメーカーカタログを参照。
  3. ^ a b c BBB The History - スズキ GS650G - 歴史

関連項目

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  • スズキ・カタナ - GSX1100Sを中心とするシリーズ。同時期のスポーツモデルには「カタナ」のサブネームが付けられた。
  • スズキ・GSX400E - ほぼ同時期に展開された空冷2気筒シリーズ。後期モデルは「カタナ」のサブネームにて販売された。
  • スズキ・GSX250E - ほぼ同時期に展開された空冷2気筒シリーズ。後期モデルは「カタナ」のサブネームにて販売された。
  • 西部警察シリーズ - 81年12月放送のPART-Ⅰ 第109話〜同PART-Ⅱ 第2話まで舘ひろし演じる鳩村刑事が使用する車両として、また同じくPART-Ⅰ 第109話から登場した特機隊の所属車両と白バイのベース車両(白バイについてはシリーズ最終回まで)として使用。
なお鳩村刑事が乗る車両は特別仕様(ボディカラーが通常にはないブラック、更にPART-Ⅰ 第118話からはセパレートハンドルを装着)であり、PART-Ⅱ 第3話からはGSX1100S KATANAに切り替わるが後の回でも過去の回想シーン、カタナの転倒シーンなどでおいてはカタナの影武者としても使用された。

外部リンク

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