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ショウガ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ショウガ目
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
学名
Zingiberales Griseb. (1854)

ショウガ目(ショウガもく、Zingiberales)は、単子葉植物の一つ。ショウガ科タイプ科とする。ウコンカルダモンクズウコンショウガミョウガバナナなどが含まれる。

分布、形態

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熱帯を中心に分布する。花茎を除いて地上にを出さない。バナナなどに見られる直立した茎のような構造は、実は葉鞘が何重にも巻いて作られたもので、偽茎と言われる。

バナナやバショウに代表される、の中軸からほぼ直角に葉脈が平行に出る葉の構造を持つ。このため強度を保ったまま葉を大型化させることが可能になった。は左右相称で大型のものが多い。

分類

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ツユクサ類に含まれ、中でもツユクサ目と近縁だと考えられている。8科に約100属2200種を含む[1]

クロンキスト体系ではショウガ亜綱のタイプ目で、APGと同じ8科を含む。新エングラー体系でもほぼ同じ5科(バショウ科・ショウガ科・カンナ科・クズウコン科・ロウイア科)を含む。

系統

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次のような系統樹が得られている。バショウ科は花弁が同形だが、それ以外のグループでは分化している。オウムバナ科以降は仮雄蕊を持つようになる[2]

バショウ科

ゴクラクチョウカ科

ロウイア科

オウムバナ科

カンナ科

クズウコン科

オオホザキアヤメ科

ショウガ科

脚注

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  1. ^ Zingiberales in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 7, May 2006 [and more or less continuously updated since]
  2. ^ Yockteng, Roxana, et al. (2013). “Molecular evolution and patterns of duplication in the SEP/AGL6-like lineage of the Zingiberales: A proposed mechanism for floral diversification”. Molecular biology and evolution: mst137. doi:10.1093/molbev/mst137.