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サイゴンFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サイゴンFC
原語表記 Câu lạc bộ Bóng đá Sài Gòn
創設年 2011年
解散年 2023年
ホームタウン ホーチミン市
ホームスタジアム トンニャット・スタジアム
収容人数 25,000
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

サイゴンFC英語: Sài Gòn Football Clubベトナム語: Câu lạc bộ Bóng đá Sài Gòn)は、ベトナムホーチミン市にホームを置いていたサッカークラブである。

歴史

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2009年、ベトナム人民軍は所有していたテーコンFCの解散を決め、最初にトップチームが売却されてラムソン・タインホアFCとなった。テーコンのBチーム(U-19)も2010年に売却され、2011年からハノイT&TのBチームとしてベトナム・ファーストディヴィジョンでプレーすることになった[1]。翌2012年にはベトナム・ファーストディヴィジョン2位でシーズンを終了したが、この時には親会社が同一のクラブが同一のカテゴリーでプレーすることは禁じられる規定のためにVリーグ1への昇格が認められなかった。

翌2013年、クラブは売却されてグエン・ザン・ドン (Nguyễn Giang Đông) が会長となり、ハノイFCに改名した。T&Tグループとは引き続き協調関係にあった。2015年、Vリーグ2で優勝してVリーグ1への昇格を決定する。

2016年4月、シーズン途中で突如ホームタウンをホーチミン市へ移転し、クラブ名をサイゴンFCに改名した[2][3]。これに伴ってハノイT&TがハノイFCに改名した。

クラブの日本化

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2020年1月に20年以上の日本在住歴を持つチャン・ホア・ビンが共同オーナーに就任すると、クラブは急速に日本化に舵を切っていった[4]。2020年2月9日にFC東京とパートナーシップを締結してベトナム国内にアカデミーを設立することを発表した[5]。また、2021年2月2日にはFC琉球とアジアストラテジックパートナーシップ契約を[6]、2022年1月24日にはアスルクラロ沼津との業務提携[7] をそれぞれ締結。チャン・ホア・ビン会長は日本経済新聞のインタビューでベトナム人選手をJリーグに送り込むことに意欲を示し[8]、2022年1月には、ブイ・ゴック・ロングエン・バン・ソン(共に沼津)、ブー・ホン・クアンファム・バン・ルアン(共に琉球)の4選手がJリーグに移籍している[9][10][11]

一方、トップチームは2020年はVリーグ1を3位で終えてAFCカップ2021出場権を獲得。これによって外国人選手の登録枠にAFC加盟国枠が追加されて4人まで拡大することから、Jリーガーの松井大輔高崎寛之禹相皓の3名との契約に踏み切ったほか、苅部隆太郎とも契約し、さらに前レノファ山口FC監督の霜田正浩をシニアアドバイザーに迎えた。しかし、霜田は2021年2月に監督に就任したものの、就任後3戦3敗で翌3月には早くも解任となり、さらに元Jリーガーたちのパフォーマンスも振るわないことから4月にSHBダナンFCからパパ・イブ・ケベ英語版ホーチミン・シティFCからパペ・ディアキテ英語版を急遽獲得するなど、この年は日本化で成功を収めることはできなかった。しかしながら、チャン・ホア・ビン会長はベトナムサッカーの発展を加速させるために今後も日本化路線を継続していく意向を表明している[12][13]

タイトル

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歴代監督

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歴代所属選手

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脚注

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  1. ^ Tập đoàn T&T ra mắt CLB Hà Nội”. bongda.com (2011年1月5日). 2014年11月12日閲覧。 (ベトナム語)
  2. ^ 宇佐美淳 (2016年4月23日). “ベトナムでシーズン中にクラブ本拠地が移転。前代未聞の事態の背景には豪腕オーナーの存在が”. フットボールチャンネル. 2018年2月14日閲覧。
  3. ^ シーズン中に首都ハノイのクラブが商都ホーチミンに電撃移転!”. アジアサッカー研究所 (2016年4月25日). 2018年2月14日閲覧。
  4. ^ 元川悦子 (2021年3月18日). “圧倒的資金力でチームを日本化!霜田正浩監督、松井大輔らビッグネームを集めるベトナムのサイゴンFC”. @DIME. 2021年9月10日閲覧。
  5. ^ Huỳnh Sang (2020年2月13日). “F.C.Tokyo hợp tác Sài Gòn FC mở học viện bóng đá tại Việt Nam” (ベトナム語). タインニエン. 2021年9月10日閲覧。
  6. ^ ベトナム1部リーグ所属サイゴンFCとの アジアストラテジックパートナーシップ締結のお知らせ』(プレスリリース)FC琉球、2021年2月2日https://fcryukyu.com/news/26534/2021年9月10日閲覧 
  7. ^ サイゴンFC・ベトナムVリーグ1部との業務提携締結のご報告”. アスルクラロ沼津. 2022年1月25日閲覧。
  8. ^ 「Jリーグ化で成長を加速」 ベトナム・サイゴンFC会長”. 日本経済新聞 (2021年3月9日). 2021年9月10日閲覧。
  9. ^ ブイ ゴック ロン選手、サイゴンFC(ベトナムVリーグ1部)より期限付き移籍加入のお知らせ”. アスルクラロ沼津. 22-01-25閲覧。
  10. ^ グエン バン ソン選手、サイゴンFC(ベトナムVリーグ1部)より期限付き移籍加入のお知らせ”. アスルクラロ沼津. 22-01-25閲覧。
  11. ^ サイゴンFCよりファム・バン・ルアン選手、ブー・ホン・クアン選手 期限付き移籍加入内定のお知らせ”. FC琉球. 22-01-25閲覧。
  12. ^ Bầu Bình: "Tôi muốn gắn thêm động cơ Nhật Bản cho cầu thủ Việt Nam"” (ベトナム語). Báo Lao Động (2021年9月12日). 2021年9月16日閲覧。
  13. ^ サイゴンFCビン会長、”日本化”戦略の継続を明言「ベトナム人選手たちに”日本製エンジン”を搭載させたい。」”. ベトナムフットボールダイジェスト (2021年9月16日). 2021年9月16日閲覧。
  14. ^ “松井大輔ら所属のベトナム1部・サイゴンFCの監督に霜田正浩さんが就任 昨季J2山口で指揮”. 中日スポーツ. (2021年2月25日). https://www.chunichi.co.jp/article/208258 2021年2月25日閲覧。 

外部リンク

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