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ゲーテ・リンク天文台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲーテ・リンク天文台
運営者 インディアナ大学
コード 760
所在地 アメリカインディアナ州Brooklyn(英語版)
座標 北緯39度33分00秒 西経86度23分42秒 / 北緯39.55000度 西経86.39500度 / 39.55000; -86.39500座標: 北緯39度33分00秒 西経86度23分42秒 / 北緯39.55000度 西経86.39500度 / 39.55000; -86.39500
標高 293m
天候 Clear Sky Clock (英語)
開設 1939年
ウェブサイト www.linkobservatory.org
望遠鏡
ナスミス式望遠鏡0.91m、f/10.0
シュミットカセグレン式望遠鏡355.6mm、f/11.0
テンプレートを表示

ゲーテ・リンク天文台 (Goethe Link Observatory) はインディアナ州ブルックリンにある天文台である[1][2]天文台コードは760。インディアナ大学ブルーミントン校が所有し、インディアナ天文協会が運営している。

概要

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この天文台の名前は設立者であり、インディアナポリスの外科医でもあるゲーテ・リンクにちなむ。建設は1937年に始まり、1939年からは望遠鏡による観測を始めた。1948年に天文台はインディアナ大学に譲渡された[1][2]

1949年から1966年まで、小惑星を観測するインディアナ小惑星計画 (Indiana Asteroid Program) がゲーテ・リンク天文台のCooke Tripletを使用したf/6.510インチ望遠鏡を用いて行われ[3]、119個の小惑星を発見した[4]

しかし、1960年代頃に光害が悪化すると、モーガン郡モンロー郡の境界にあるモーガン=モンロー州立森林英語版内にモーガン=モンロー天文台英語版 (Morgan-Monroe Station/MMS) を建てた[5][6]。現在、インディアナ大学はアリゾナ州ツーソンにあるキットピーク国立天文台にあるWIYN天文台英語版の3.5m望遠鏡や0.9m望遠鏡で研究・調査を継続している[7]

この天文台に関する名称のついた小惑星として、小惑星 (1602) インディアナと小惑星 (1728) ゲーテ・リンクがこの天文台で発見された。インディアナは1950年3月14日に発見され[8]、ゲーテ・リンクは1964年10月12日に発見された[9]

脚注

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  1. ^ Gehrels, Thomas (February 1958). “The Indiana asteroid program.”. Astronomical Journal 63: 50. Bibcode1958AJ.....63...50G. doi:10.1086/107684. 
  2. ^ IU Asteroid Program "records" final chapter”. Indiana University – News Room (7 April 2008). 2019年12月15日閲覧。
  3. ^ Department of astronomy – Morgan–Monroe Observatory”. Indiana University Bloomington. 2019年12月15日閲覧。
  4. ^ Department of astronomy – Research Facilities”. Indiana University Bloomington. 2019年12月15日閲覧。
  5. ^ Indiana Astronomical Society”. iasindy.org. 2019年12月15日閲覧。
  6. ^ Schmadel, Lutz D. (2007). “(1602) Indiana”. Dictionary of Minor Planet Names – (1602) Indiana. Springer Berlin Heidelberg. p. 127. doi:10.1007/978-3-540-29925-7_1603. ISBN 978-3-540-00238-3 

外部リンク

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