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グリーン車 (京王)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京王スタンリットライトグリーン (測定値)
 
16進表記 #5d803e
RGB (93, 128, 62)
マンセル値 7.5GY 5/6
出典 「京王車両 -音と色-」

京王帝都電鉄(現・京王電鉄)におけるグリーン車(グリーンしゃ)とは、同社が保有する車両のうち、京王線初代5000系井の頭線3000系より前に就役した、緑色の単色塗装を持つ鉄道車両を指す総称である。

概要

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2000系デハ2015(保存車)

京王車両で緑色塗装が初めて現れたのは、東京急行電鉄大東急)時代であるといわれている[1]。1950年代半ばまでダークグリーンであったが、1956年(昭和31年)の京王線2700系3次車でライトグリーンになり、1965年(昭和40年)頃からはさらに明るいスタンリットライトグリーンになった。

スタンリットライトグリーンのマンセル測定値は 7.5GY 5/6 で、日本国有鉄道黄緑6号に近い。

1984年(昭和59年)の京王線2010系ならびに井の頭線1000系電車(初代)廃車によって、京王の営業線上からは姿を消した。

現在、スタンリットライトグリーン塗装車両は、京王れーるランドに保存されているデハ2410デハ2015で見ることができる。また、高尾山エリアの魅力を紹介する「TAKAOプロモーション」の一環として、2015年(平成27年)9月30日から8000系8713編成にグリーン車を模したラッピングが施されている[2]

緑色のラッピングが施された8000系8713編成(2021年11月 北野駅 - 長沼駅間)

脚注

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  1. ^ 「私鉄車両めぐり (65) 京王帝都電鉄」 p.84。
  2. ^ 高尾山をイメージしたラッピング車両を運行 ~往年の車両 往年の車両2000系のカラーを復刻~” (PDF) (2015年9月24日). 2015年10月7日閲覧。

参考文献

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  • 京王帝都ファンクラブ「私鉄車両めぐり (65) 京王帝都電鉄」、『鉄道ピクトリアル』アーカイブスセレクション 9 再掲、2005年、電気車研究会
  • 中山嘉彦「京王車両 -音と色-」、『鉄道ピクトリアル』893、2014年、電気車研究会。
  • 鈴木洋「京王線 グリーン車の時代」、『RM LIBRARY 163』、2013年、ネコ・パブリッシング。

関連項目

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