オール・バイ・マイセルフ
「オール・バイ・マイセルフ」 | |
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エリック・カルメン の シングル | |
初出アルバム『エリック・カルメン』 | |
リリース | |
規格 | シングル |
ジャンル | ポップ、ソフトロック |
時間 | |
レーベル | アリスタ・レコード |
作詞・作曲 | エリック・カルメン、セルゲイ・ラフマニノフ[2] |
プロデュース | ジミー・アイナー |
ゴールドディスク | |
ゴールド(アメリカ) | |
「オール・バイ・マイセルフ」(英: All by Myself=独り)は、1975年にエリック・カルメンが発表した、パワーバラード。
概要
[編集]最後のリフレインの前の置かれる序奏部分バースはセルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18第二楽章(アダージョ・ソステヌート)を基礎に作られている。またコーラスの部分は、カルメン自身が加入していたバンド「ラズベリーズ」のために1973年に書き下ろした曲「レッツ・プリテンド」から取られている[3]。中間部スライドギターのソロはヒュー・マクラッケンによる演奏[4]。
1976年Billboard Hot 100最高位2位。(1976年3月6日付~3月20日付の3週間、同時期にTop10入りしていたのはミラクルズの「ラブ・マシーン」、エアロスミスの「ドリーム・オン」等)
日本では1991年から1992年まで「トヨタ・ソアラ」、2003年から2004年まで「ダイハツ・コペン」のCMソングに使用された。
セリーヌ・ディオンやフランク・シナトラ、イグデスマン&ジョーなどによってカヴァーされている。
主要なカバー
[編集]年 | アーティスト/グループ | 備考 |
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1976 | フランク・シナトラ | アルバム『Live Unreleased』 |
1977 | ハンク・ウィリアムス・ジュニア | アルバム『One Night Stands』 |
1977 | カレル・ゴット | ソビエトのチェコ占領に抗議して焼身自殺した ヤン・パラフを題材とした"My Brother Jan"として歌唱 2003年に"Mein letztes Lied"としてドイツ語のバージョンをリリースした。 |
1977 | ヴァレリア・リンチ | スペイン語版である「Olvidame」がアルバム『Mujer』に収録された。 |
1980 | トム・ジョーンズ | DVD『Tom Jones Live in Las Vegas』 |
1982 | シャーリー・バッシー | アルバム『All by Myself』 |
1987 | ルイス・ミゲル | アルバム『Soy Como Quiero Ser』 |
1989 | アーサー・キット | アルバム『I'm Still Here』 ("All by Myself/Beautiful at Forty") |
1994 | マーガレット・アーリッチ | アルバム『The Deepest Blue』 |
1994 | シェリル・クロウ | シングル「Run Baby Run」 |
1994 | ジョニー・マエストロ・アンド・ザ・ブルックリン・ブリッジ | アルバム『Acappella』 |
1995 | ジュエル | 映画『クルーレス』。サウンドトラックとしては収録されなかった。 |
1995 | ベイブズ・イン・トイランド | アルバム『Nemesisters』 |
1995 | ヤン・ヴェルナー・ダニエルセン | アルバム『All By Myself』 |
1996 | セリーヌ・ディオン | アルバム『FALLING INTO YOU』 |
1999 | Marcela Holanová | アルバム『Zůstávám dál』 |
2001 | ジェイミー・オニール | サウンドトラック『ブリジット・ジョーンズの日記』 |
2001 | マイケル・ボール | アルバム『First Love』 |
2002 | リチャード・クレイダーマン | アルバム『All by Myself』(インストゥルメンタル) |
2003 | エリカ・アルコセール・ルナ | アルバム『La Academia 2. Vol. 11: La Gran Final』 |
2003 | ジウリア・オットネッロ | アルバム『Amici - I Ragazzi del 2003』 |
2004 | 山本領平 | シングル「Set Free」 |
2004 | マルコ・T | アルバム『Marco T Lirico』(En Concierto- Colombia) |
2004 | エディ・マーフィ | 映画『シュレック2』 |
2005 | ラトーヤ・ロンドン | アルバム『Love & Life』 |
2005 | イル・ディーヴォ | アルバム『Ancora』 |
2005 | アミーチ・フォーエヴァー | アルバム『Defined』 |
2005 | ミリアム・アベル | Nouvelle Star (French Pop Idol) |
2006 | レオナ・ルイス | テレビ番組『Xファクター』の最終回にて歌唱し、優勝した。 |
2007 | ラズロ・ベイン | アルバム『Guilty Pleasures』 |
2007 | リカード・ウモンタナー | アルバム『Las Mejores Canciones de Mundo』 |
2007 | ジョン・バロウマン | アルバム『Another Side』 |
2008 | ザ・レスキューズ | 映画『スーパーヒーロー ムービー!! -最'笑'超人列伝-』(原題:Superhero Movie) |
2008 | オンリー・メン・アラウド | アルバム『Only Men Aloud!』 |
2009 | ジェイマ・メイズ | テレビ番組『glee/グリー』 |
2009 | Lucie Bílá | テレビ番組『Miss Czech Republic』 |
2009 | モニカ・アプソロノワ | Zůstávám dál |
2010 | ヘレン・フッシャー | ツアー「So wie ich bin」/アルバム『Live - So wie ich bin』 |
2010 | サリー・チャットフィールド | The X Factor Australia runner-up Sally Chatfield performed the song on the week 6 Blockbuster Hits theme night |
2010 | ニコーラ・セッダ | アルバム『No Compromise (CDS)』 |
2011 | ピア・トスカーノ | テレビ番組『アメリカン・アイドル (シーズン10)』 |
2011 | シャリース・ペンペンコ | テレビ番組『glee/グリー』 |
2011 | Nur Syafinaz Jebat | テレビ番組『Akademi Fantasia (season 9)』 |
2011 | リース・マスティン | ザ・エックス・ファクター・オーストラリア |
2011 | Roman Veremeychik | ザ・エックス・ファクター (ウクライナ) |
セリーヌ・ディオンのヴァージョン
[編集]「オール・バイ・マイセルフ」 | ||||
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セリーヌ・ディオン の シングル | ||||
初出アルバム『FALLING INTO YOU』 | ||||
リリース | ||||
規格 | CDシングル、カセットシングル | |||
録音 | レコード・プラント、コンパス・ポイント、キャピトル・スタジオ | |||
ジャンル | ポップ、ソフトロック、アダルト・コンテンポラリー | |||
時間 |
<time datetime="5:12(アルバムバージョン) 4:30(シングルバージョン) 3:58(ラジオエディット1) 3:52(ラジオエディット2)">5:12(アルバムバージョン) 4:30(シングルバージョン) 3:58(ラジオエディット1) 3:52(ラジオエディット2) | |||
レーベル | コロムビア、エピック | |||
作詞・作曲 | エリック・カルメン、セルゲイ・ラフマニノフ | |||
プロデュース | デイヴィッド・フォスター、ジョン・フィールズ | |||
ゴールドディスク | ||||
ゴールド(アメリカ) シルバー(フランス、イギリス) | ||||
セリーヌ・ディオン シングル 年表 | ||||
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「オール・バイ・マイセルフ」の比較的有名なカバーの一つは、1996年のセリーヌ・ディオンによるものであり、アルバム『FALLING INTO YOU』からの4枚目(国によっては3枚目)のシングルとなった[5]。シングルはバハマのコンパス・ポイント・スタジオにおけるデイヴィッド・フォスターとジョン・フィールズのプロデュースのもと、ヨーロッパで1996年10月7日に、オーストラリアで1997年1月13日に、北米で1997年3月11日に発売。また、日本では1997年1月22日に発売された[6]。
近年、カザフスタンの男性歌手 ディマシュ クダイベルゲン ( Dimash Kudaibergen/Димаш Құдайберген)がカバーし、評判を得ている。
チャート・認定
[編集]最高位
[編集]年間チャート
[編集]年間チャート(1997年) | 順位 |
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アメリカ・ビルボードホット100[29] | 49 |
認定
[編集]国 | 認定 |
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フランス | シルバー[30] |
イギリス | シルバー[31] |
アメリカ | ゴールド[32] |
参考文献
[編集]- ^ Hogya, Bernie (2005年). “"All By Myself" 30th Anniversary”. EricCarmen.com. 2011年5月26日閲覧。
- ^ 日本音楽著作権協会(JASRAC):作品コード: 0A0-7516-1
- ^ Gordon Pogoda (1991年). “An Interview with Eric Carmen”. ericcarmen.com. August 30, 2011閲覧。
- ^ “An Interview with Eric Carmen”. ericcarmen.com (1998年). July 9, 2023閲覧。
- ^ Falling into You. Retrieved January 31, 1996.
- ^ “セリーヌ・ディオン / オール・バイ・マイセルフ 【廃盤】”. 2012年10月24日閲覧。
- ^ Austrian Singles Chart
- ^ Belgian Flanders Singles Chart
- ^ Belgian Wallonia Singles Chart
- ^ Dutch Singles Chart
- ^ European Singles Chart
- ^ French Singles Chart
- ^ German Singles Chart
- ^ Irish Singles Chart
- ^ Norwegian Singles Chart
- ^ Swiss Singles Chart
- ^ UK Singles Chart
- ^ Australian Singles Chart
- ^ Canadian BDS Airplay Chart
- ^ Canadian BDS Adult Contemporary Chart
- ^ Top Singles - Volume 65, No. 10, May 12 1997. Retrieved May 16, 2010.
- ^ Adult Contemporary - Volume 65, No. 8, April 28 1997. Retrieved May 16, 2010.
- ^ New Zealand Singles Chart
- ^ Billboard Hot 100
- ^ Contemporary Tracks
- ^ Hot Adult Top 40 Tracks
- ^ a b c d Hot Latin Pop Airplay, Hot Latin Tracks, Latin Tropical Airplay, Rhythmic Top 40
- ^ Top 40 Mainstream
- ^ “Billboard Top 100 - 1997”. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Certifications Singles Argent - année 1996”. Syndicat National de l'Édition Phonographique. 1996年12月12日閲覧。
- ^ “Certified awards search”. British Phonographic Industry. 2008年12月31日閲覧。
- ^ “Gold & platinum searchable database”. Recording Industry Association of America. 2008年6月7日閲覧。
先代 ミラクルズ「ラヴ・マシーン」 |
キャッシュ・ボックス トップ100シングル(エリック・カルメンバージョン) 1976年3月13日 |
次代 フォー・シーズンズ「1963年12月 (あのすばらしき夜)」 |
先代 トニー・ブラクストン「アンブレイク・マイ・ハート」 |
ビルボードアダルトコンテンポラリー 第1位獲得シングル(セリーヌ・ディオンバージョン) 1997年4月12日(3週) |
次代 ケニー・ロギンス 「フォー・ザ・ファースト・タイム」 |
先代 フェイ「Azúcar Amargo」 |
ビルボードラテンポップエアプレイ 第1位獲得シングル(セリーヌ・ディオンバージョン) ー1997年5月10日(2週) |
次代 エンリケ・イグレシアス「Sólo en Ti」 |