オニハタ
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オニハタ | ||||||||||||||||||||||||
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オニハタ C. vaigiensis
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Centrogenys vaigiensis (Quoy & Gaimard, 1824) | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Scorpaena vaigiensis | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
False scorpionfish |
オニハタ (Centrogenys vaigiensis) はスズキ目に属する魚類の一種。オニハタ属・オニハタ科は単型[2]。体色は薄茶から灰色で、最大25 cm。フサカサゴ科魚類に擬態している。インド太平洋に分布する。
形態
[編集]最大で25cmになるが、通常は9.3cm程度である[2]。鰓蓋には2本の棘があり、下側の棘が大きい[3]。側線鱗数は36-44[3]。
背鰭は13-14棘条、9-11分岐軟条[3]。臀鰭の基底は短く、3棘5軟条で第2棘条が最も長い。胸鰭は12-14鰭条、腹鰭は1棘3軟条[3]。腹鰭の内側の軟条からは、体と繋がる膜が伸びる[3]。
体色は薄茶から灰色で、斑点が散らばる。鰭もほぼ同じ色だが、少し薄くて半透明である[3]。腹面は背面より色が薄い。小魚や甲殻類を食べる[3]。
擬態
[編集]当初はフサカサゴ属 Scorpaena として記載されたことからも窺えるように、フサカサゴ科魚類に擬態している[4]。フサカサゴ科魚類は毒を持つため、これはベイツ型擬態の一例といえる。
分布
[編集]汽水域から海域に生息する底生魚である[2]。インド太平洋のニコバル諸島からニューギニア、南はオーストラリア北部、北は琉球諸島まで分布する[2]。海藻に覆われた岩場に生息し[5]、沿岸の浅い海域を好む[2] 。
人との関連
[編集]商業漁業の対象とはならないが、アクアリウムで飼育されることがある[2][3]。
脚注
[編集]- ^ "Centrogenys vaigiensis" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2010年2月17日閲覧。
- ^ a b c d e f Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2010). "Centrogenys vaigiensis" in FishBase. January 2010 version.
- ^ a b c d e f g h “The Living Marine Resource of the Western Central Pacific”. FAO Species Identification Guide for Fishery Purposes (Rome: Food and Agriculture Organization of the United Nations) 4 (Bony fishes part 2). (1999). ISSN 1020-6868 17 March 2010閲覧。.
- ^ Randall, John E. (2005). “A Review of Mimicry in Marine Fishes”. Zoological Studies 44 (3): 302–304 18 March 2010閲覧。.
- ^ Tomascik, Tomas (1997). The ecology of the Indonesian seas, Part 2. Tuttle Publishing. pp. 659. ISBN 978-962-593-163-0