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エドゥアルト・ハプスブルク=ロートリンゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エドゥアルト
Eduard
ハプスブルク=ロートリンゲン家

全名 Eduard Karl Joseph Michael Marcus Koloman Volkhold Maria von Habsburg-Lothringen[1]
称号 オーストリア大公
ハンガリー王子など
出生 (1967-01-12) 1967年1月12日(57歳)
西ドイツの旗 西ドイツバイエルン州ミュンヘン
配偶者 Maria Theresia von Gudenus
父親 ミヒャエル
母親 クリスティアーネ
役職 駐バチカン大使
スイスイタリア語大学英語版客員教授[1]
宗教 キリスト教カトリック教会
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エドゥアルト・ハプスブルク=ロートリンゲンドイツ語: Eduard Habsburg-Lothringen1967年1月12日 - )は、ハプスブルク=ロートリンゲン家の一員で、作家外交官。2015年からハンガリーの駐バチカン大使で[2]、同時にマルタ騎士団も担当する[3]

ハプスブルク=ロートリンゲン家の中でもかなりの傍系(ハンガリー宮中伯英語版ヨーゼフ・アントン大公の系統)の生まれだが、女系フランツ・ヨーゼフ1世の血も引く。

年表

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1967年1月12日ヨーゼフ・フランツの末子ミヒャエルとその妻レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=ローゼンベルク侯女クリスティアーネ(カール・ツー・レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=ローゼンベルクドイツ語版の娘)の長男として、西ドイツミュンヘンに生まれる。

2015年、エドゥアルトは駐バチカン・ハンガリー大使となった。12月7日、新任の大使としてローマ教皇フランシスコに信任状を捧呈した際には、18分にわたる会談が行われた[4] 。これは標準的なバチカンの外交儀礼に比べると異例の長さだった[4]

2016年、オーストリア金羊毛騎士団の一員として叙任された。

人物

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ハンガリー関連

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エドゥアルトは、ハンガリー語をうまく話せないものの、父ミヒャエルがハンガリーで生まれ育ったこともあり、自身を土着のハンガリー人だと見なしている[5]。彼はビールを飲む際、乾杯しない。伝承によれば、1848年のハンガリー蜂起でオーストリアに鎮圧された後、ハンガリー人たちは向こう150年間はビールを飲む際に乾杯をしないと誓ったという[5]

カトリック関連

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ハプスブルク=ロートリンゲン家一族であることからカトリック教徒としての教育を受けたが、13歳から18歳までの間は、信仰の危機を迎えていたこともあった[6]。今でもふと信仰を疑問に感じる瞬間がたまにあり、そのような時には祈りを捧げることで信仰心を保つという[6]

基本的には敬虔な信徒であり、ほぼ毎日祈りの時間を持ち、毎週のミサには可能な限り参加する[2]ナチズムならびに共産主義に抵抗したハンガリーの枢機卿ミンツェンティ・ヨージェフを敬愛しており、早期の列福を心から願っているという[2]

Twitter関連

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Twitterアカウントを持っており、バチカンの報道や、日々の食事、先祖に関連することなど、自由にツイートしている[3]。エドゥアルトはそれを大いに楽しんでおり、「近年の友情はそれがなければ不可能だったでしょう」とも語っている。彼の言によれば、カトリック教徒が保守的で奇妙な変人ではなく現代文化を楽しんでいることを世界に示すためにTwitterをやっているという[3]

家族

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グデヌス(Gudenus)男爵家出身の妻マリア・テレジア(Maria Theresia)との間に、6人の子がいる[2]。義理の兄弟Alfons M. Klossは、オーストリアの駐バチカン大使として同僚だった[7]

脚注

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出典

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  1. ^ a b “Descendant Of Habsburg Emperor Franz Joseph And Queen Sissy Becomes Hungary’s Ambassador To The Vatican”. Hungary Today. (2015年7月24日). https://hungarytoday.hu/descendant-habsburg-emperor-franz-joseph-queen-sissy-becomes-hungarys-ambassador-vatican-41272/ 2018年11月9日閲覧。 
  2. ^ a b c d Salvador Aragonés (2018年11月8日). “Eduardo Habsburgo, un archiduque en el Vaticano con gran sentido del humor”. Aleteia英語版. https://es.aleteia.org/2018/11/08/eduardo-habsburgo-un-archiduque-en-el-vaticano-con-gran-sentido-del-humor/ 2018年11月9日閲覧。[[Aleteia]]([[:en:Aleteia|英語版]])&rft_id=https://es.aleteia.org/2018/11/08/eduardo-habsburgo-un-archiduque-en-el-vaticano-con-gran-sentido-del-humor/&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:エドゥアルト・ハプスブルク=ロートリンゲン"> 
  3. ^ a b c Sean Salai, S.J. (2018年11月8日). “A Habsburg with a Twitter account: an interview with Hungary’s ambassador to the Vatican”. アメリカ英語版. https://www.americamagazine.org/faith/2018/11/05/habsburg-twitter-account-interview-hungarys-ambassador-vatican 2018年11月9日閲覧。[[アメリカ (雑誌)|アメリカ]]([[:en:America (magazine)|英語版]])&rft_id=https://www.americamagazine.org/faith/2018/11/05/habsburg-twitter-account-interview-hungarys-ambassador-vatican&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:エドゥアルト・ハプスブルク=ロートリンゲン"> 
  4. ^ a b “Hungary’s New Habsburg Descendant Ambassador To The Vatican Presents Credentials To Pope Francis”. Hungary Today. (2015年12月8日). https://hungarytoday.hu/hungarys-new-habsburg-descendant-ambassador-vatican-presents-credentials-pope-francis-82180/ 2018年11月9日閲覧。 
  5. ^ a b “The Cool Habsburg: Ten Surprising Facts About Hungary’s New Ambassador To The Holy See”. Hungary Today. (2016年3月16日). https://hungarytoday.hu/cool-habsburg-ten-surprising-facts-hungarys-new-ambassador-holy-see-79837/ 2018年11月9日閲覧。 
  6. ^ a b Johanna Heckeley (2017年11月20日). “"Ich habe mit dem Begriff 'Glauben' ein Problem"”. katholisch. https://www.katholisch.de/aktuelles/dossiers/glaubensgesprache/ich-habe-mit-dem-begriff-glauben-ein-problem 2018年11月9日閲覧。 
  7. ^ “Magyarország új szentszéki nagykövete átnyújtotta megbízólevelét Ferenc pápának”. magyarkurir. (2015年12月7日). http://www.magyarkurir.hu/hirek/magyarorszag-uj-szentszeki-nagykovete-atnyujtotta-megbizolevelet-ferenc-papanak 2019年3月15日閲覧。 

外部リンク

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