エゴン・ヴェレス
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エゴン・ヴェレス | |
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1927年のエゴン・ヴェレス。ゲオルク・ファイアによる撮影 | |
基本情報 | |
生誕 | 1885年10月21日 |
出身地 | オーストリア=ハンガリー帝国・ウィーン |
死没 | 1974年11月9日(89歳没) イギリス・オックスフォード |
学歴 | ウィーン大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家・音楽学者 |
エゴン・ヴェレス(Egon Wellesz、1885年10月21日 - 1974年11月9日)は、オーストリアの作曲家、音楽学者。
経歴
[編集]1885年、ウィーン生まれ。ウィーン大学でグイド・アドラーに音楽学を学び、個人的にアルノルト・シェーンベルクについて対位法を学んだ。1908年に博士号を取得し、バロック・オペラやビザンティン音楽の研究に打ち込む。
1911年から1915年まで、ウィーン音楽院の音楽史の講師を務めた。1920年にシェーンベルクの伝記を執筆。1922年、国際現代音楽協会の設立メンバーの一人として参加。1929年からウィーン大学の音楽学の員外教授となる。しかしユダヤ人であったため、1938年のナチス・ドイツのオーストリア併合に際し、オランダ経由でイギリスに逃れた。
イギリスではオックスフォード大学の講師となり、名誉博士の称号を受けた。1940年には「敵性外国人」とされマン島のハッチンソン収容所に送られたが、1943年に釈放された。日本人の門下生には、橋本國彦がいる。
主な作品
[編集]作品には9つの交響曲、9つの弦楽四重奏曲、劇付随音楽などがある。
交響曲
[編集]- 交響曲第1番 作品62(1945)
- 交響曲第2番 作品65「イングランド風」(1947-48)
- 交響曲第3番 作品68(1949-51)
- 交響曲第4番 作品70「オーストリア交響曲」(1951-53)
- 交響曲第5番 作品75(1955-56)
- 交響曲第6番 作品95(1965)
- 交響曲第7番 作品102「奔流に逆らって」(1967-68)
- 交響曲第8番 作品110(1970)
- 交響曲第9番 作品111(1970-71)
管弦楽曲
[編集]- 交響詩「初春」(Vorfrühling, Sinfonisches Stimmungsbild für Orchester) 作品12(1912)
- プロスペローの魔法 ウィリアム・シェイクスピアのテンペストによる五つの交響的作品 作品53(1934-1936)
文献
[編集]- Robert Scholium, "Egon Wellesz, Osterreichische Komponisten des XX. Jahrhunderu, II (Vienna, 1964)
- Hans F. Redlich, "Egon Wellesz," The Musical Quarterly, XXVI (1940), 65-75
- Rudolph Reti, "Egon Wellesz, Musician and Scholar," ibid., XLII (1956), 1-13.
脚注
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