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アンザック (フリゲート)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西オーストラリアで演習中の「アンザック」
(2016年2月)
要目
艦級 アンザック級フリゲート
原設計 ドイツの旗 ドイツ
運用者  オーストラリア海軍
排水量 満載排水量: 3,600t
全長 118m
全幅 14.8m
吃水 4m
機関 CODOG 2軸推進
可変ピッチプロペラ
GE LM 2500ガスタービン 1基 22.5Mw
MTU 12V 1163 ディーゼル 2基 7Mw
速力 27ノット以上
航続距離 6,000海里(18ノット)
乗員 約170名
武装 Mk 45 5インチ砲 1門
12.7mm機銃 数挺
Mk 41 VLS
(8セル; ESSM短SAM用)
1基
ハープーンSSM 4連装発射筒 2基
Mk 32短魚雷3連装発射管 2基
艦載機 SH-2 哨戒ヘリコプター 1機
レーダー SPS-49(V)8 対空レーダー 1基
ソナー スフェリオン-B 艦首装備
FCS セルシウステック 9LV453
モットー United We Stand

アンザック (HMAS Anzac, FFH 150) はオーストラリア海軍アンザック級フリゲートの1番艦。名称はオーストラリア・ニュージーランドの合同軍事組織ANZACにちなんでおり、アンザックの名を持つ艦としては3代目にあたる。

ビクトリア州ウィリアムズタウンのテニックス・ディフェンス・システムズで1993年11月5日に起工され、1994年9月16日に進水、1996年5月13日に就役した。

2003年5月21日より3日間、イラク南部のアルファウ半島で活動するイギリス海兵隊第40コマンド部隊を支援するため、127mm(5インチ)砲による艦砲射撃を実施した。アンザックは計42発を発射し、全て目標に着弾した。演習を除けば、オーストラリア海軍としては31年ぶりの射撃であった。この砲撃による大きな戦果をうけ、この支援作戦は"5 inch Friday"と通称される。

2014年対艦ミサイル防御(ASMD)のアップグレード(SEA 1448改修)を受けた。

2023年5月下旬、国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対して、日本周辺海域に派遣され、オーストラリア海軍として2018年以降9度目となる警戒監視活動を実施した[1]。同年6月10日、海上自衛隊呉基地広島県呉市)に入港し、歓迎式典が行われた。式典で演説したマクファーソン艦長は「日豪防衛連携は、豪にとってアジア太平洋地域で最優先に取り組むべきものだ」と表明した。今後、9月中旬までに、韓国シンガポールなどのアジア太平洋諸国を訪問する予定。なお、本艦の呉基地への入港は今回が初めて[2]。 6月24日・25日、南シナ海において、海上自衛隊護衛艦いずも」、「さみだれ」と対水上戦、対空戦、LINKEX等の日豪共同訓練(トライデント23)を実施した[3]

同型艦

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脚注

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外部リンク

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