アリス=紗良・オット
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アリス=紗良・オット | |
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2013年、香港シティホール | |
基本情報 | |
生誕 | 1988年8月1日(36歳) |
出身地 | 西ドイツ・ミュンヘン |
学歴 | モーツァルテウム音楽大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
公式サイト | 公式サイト |
アリス=紗良・オット(アリス=サラ・オット、Alice-Sara Ott、1988年8月1日 - )は、ドイツ・ミュンヘン出身のクラシック音楽のピアニスト。ピアニストのモナ=飛鳥・オットは実妹。
人物
[編集]ドイツ語圏を中心とする地域でのピアノコンクール優勝経験を持つ。オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学でカール=ハインツ・ケマリンクに師事。
父親がドイツ人、母親が日本人。日本語・ドイツ語・英語を流暢に話せる。日本語はミュンヘンの日本人学校で身につけた[1]。
2008年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。
2017年5月23日放送の『セブンルール』(関西テレビ)では以下の「ルール」が紹介された[2]。
- 本番前は指を温めるためにルービックキューブを揃える[3]。
- ステージの上では裸足。
- 家でクラシックは聴かない(番組の取材時には自室でサザンオールスターズを聴いていた)。
- 買い物はインターネットで。
- ウイスキーはストレート。
- 待ち時間は極力作らない。
- 練習するより経験する。
2019年2月15日、多発性硬化症と診断されていたことを自身の公式サイトとSNSアカウントで公表した[4][5]。
2022年現在では、活動を再開させている[6]。
受賞歴
[編集]- 1995年 ドイツ連邦青少年音楽コンクール優勝。
- 1997年 スタインウェイ国際コンクール優勝。
- 1998年 イタリア・リゲティ国際コンクール優勝。
- 1999年 ハンブルク・スタインウェイコンクール優勝および特別観客賞受賞。
- 2000年 グロートリアン・シュタインヴェークピアノコンクール優勝。
- 2001年 カール・ラングピアノコンクール優勝。
- 2002年 カール・ラングピアノコンクール優勝。
- 2003年 リンダウ・ロータリー・ヤング・ミュージックコンクール優勝、ケーテン・バッハ・青少年コンクール優勝および市長特別賞受賞。バイロイト音楽祭に招かれ、ワーグナー愛用のピアノを使用してリサイタルを開催。
- 2004年 イタリア・シルヴィオ・ベンガーリ・コンクール優勝(史上最高得点)、中村紘子の招きにより日本でのデビューを果たす。ドイツのramレーベルよりCDデビュー。
- 2005年 ヨーロッパピアノ指導者連盟コンクール優勝。
- 2010年 「クラシック・エコー・アワード2010」にてヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。
ディスコグラフィ
[編集]- 『リスト:パガニーニによる大練習曲、コンソレーション、ハンガリー狂詩曲第2番』(2004年、ram、ram50402)
- 『リスト:超絶技巧練習曲』(2008年11月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1440)
- 『ルール・ピアノフェスティバル・エディション第19集』ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、リスト:パガニーニによる大練習曲、シューマン:「3つのロマンス」から第2番(2009年4月、Avi Music、4260085530885)
- 『 ショパン:ワルツ集(全曲)』(2009年10月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1473)
- 『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、リスト:ピアノ協奏曲第1番』(2010年1月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1488)
- 『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番、同第21番「ワルトシュタイン」他』(2010年12月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1518)
- 『ピクチャーズ』ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番(2012年10月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1589)
- 『メモリーズ 〜ベスト・オブ・アリス=紗良・オット』(2013年9月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1639)
- 『スキャンダル』-フランチェスコ・トリスターノとの共演 (2014年5月、ドイツ・グラモフォン、UCCG-1655)
- 『ショパン・プロジェクト』(2015年3月)
- 『ワンダーランド』(2016年9月)
- 『ナイトフォール』(2018年8月)
- 『Echoes Of Life エコーズ・オヴ・ライフ』(2021年8月)
出演
[編集]テレビ番組
[編集]- 情熱大陸(2010年1月3日、毎日放送)(同年6月、第43回US国際映像祭で最優秀賞を受賞)
- 僕らの音楽(2010年4月2日、フジテレビ)
- テレビでドイツ語(2010年5月19日、NHK教育テレビ)
- 第54回NHKニューイヤーオペラコンサート(2011年1月3日、NHK教育テレビ)
- 1億人の大質問!?笑ってコラえて!(2014年6月4日、日本テレビ)
- 読響シンフォニックライブ(2014年11月19日、日本テレビ)
- 報道ステーション(2016年5月20日、テレビ朝日)
- セブンルール(2017年5月23日、関西テレビ)
- 題名のない音楽会(2024年1月13日、テレビ朝日)
ラジオ
[編集]CM
[編集]- ルージュクリスタル(2010年、オルビス)
- 《Behind the scene》The new Audi A8スペシャルサイトムービー(2014年、Audi)
- Apple Music Classical(2023年、Apple)[7]
脚注
[編集]- ^ 2010年1月3日放送「アリス=紗良・オット(ピアニスト)」情熱大陸 - 毎日放送
- ^ 関西テレビ放送. “5月23日(火) | セブンルール | プログラム | 関西テレビ放送 カンテレ” (日本語) 2018年8月8日閲覧。
- ^ アリス=紗良・オット~3月9日(木)フジテレビ系朝の情報番組「とくダネ!」に生出演し、生演奏を披露!
- ^ “A personal message from Alice” (英語). ALICE SARA OTT (2019年2月15日). 2019年2月15日閲覧。
- ^ “人気ピアニストのアリス・紗良・オットさん、難病を公表:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “クラシック界を席捲する若き天才指揮者が、老舗の名門オケと共に初登場!”. www.tokai-tv.com. www.tokai-tv.com. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “Apple Music Classicalが登場”. Apple Newsroom (2023年3月28日). 2024年2月4日閲覧。