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アムールポエジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アムールポエジー
欧字表記 Amour Poesie[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[2]
生誕 2010年4月7日(14歳)[1]
抹消日 2015年1月22日[2]
ネオユニヴァース[1]
ハッピーリクエスト[1]
母の父 トニービン[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 吉田照哉[1]
調教師 野中賢二栗東[1]
競走成績
生涯成績 17戦3勝[1]
中央:12戦2勝
地方:5戦1勝
獲得賞金 5285万円[1]
中央:1545万円
地方:3740万円
勝ち鞍
JpnII 関東オークス 2013年
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アムールポエジー(欧字名:Amour Poesie2010年4月7日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬[1]。主な勝ち鞍に2013年の関東オークス

馬名の意味は、フランス語で「愛の詩」[2]

経歴

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2012年11月3日、京都競馬場5Rの2歳新馬戦(芝1600m)で、ミルコ・デムーロを背にデビューし5着[3]

3歳シーズンからはダートに路線転向し、4月の3歳未勝利戦(京都ダート1800m)で初勝利を収めた。次走の条件戦も勝利し、3連勝をかけて重賞初挑戦の関東オークスに出走。道中は2番手を追走し、2周目の向正面で一気に先頭へ。直線に向いてそのまま抜け出し、最後は2着オメガインベガスに5馬身差をつける圧勝で重賞初優勝を果たした[4]。4連勝をかけたレパードステークスは9着に敗れた。10月のレディスプレリュードは5着、年末のクイーン賞は4着[5]

4歳シーズンは調子を崩し、3月のエンプレス杯(5着)以外はすべて着外・二桁順位3回という成績に終わる。ブービー15着に敗れた12月の摩耶ステークスがラストランとなり、翌2015年の1月22日付で競走馬登録を抹消、引退した[2]。引退後は生まれ故郷の社台ファーム繁殖牝馬となる。

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[6]およびJBISサーチ[7]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2012.11.03 京都 2歳新馬 芝1600m(良) 18 3 5 003.40(2人) 05着 R1:36.2(34.8) -0.9 0M.デムーロ 54 オツウ 504
0000.12.01 阪神 2歳未勝利 芝1600m(良) 13 7 10 007.10(4人) 08着 R1:36.7(34.7) -0.8 0幸英明 54 グッドレインボー 496
2013.01.14 京都 3歳未勝利 ダ1800m(重) 15 3 4 003.70(1人) 04着 R1:53.9(38.2) -0.8 0C.ルメール 54 ロゼラニ 500
0000.03.10 阪神 3歳未勝利 ダ1800m(良) 10 1 1 002.00(1人) 06着 R1:57.1(39.0) -1.2 0戸崎圭太 54 テイエムライオネス 486
0000.03.16 阪神 3歳未勝利 ダ1800m(良) 11 6 7 003.60(2人) 02着 R1:55.5(38.9) -0.5 0岩田康誠 54 クリノチョモラーリ 488
0000.04.27 京都 3歳未勝利 ダ1800m(良) 16 8 16 003.50(1人) 01着 R1:53.3(38.7) -0.8 0岩田康誠 54 (モズマッテタワ) 494
0000.05.19 京都 3歳500万下 ダ1800m(良) 9 8 9 002.70(1人) 01着 R1:53.1(38.8) -0.1 0秋山真一郎 54 (コウエイアース) 492
0000.06.12 川崎 関東オークス JpnII ダ2100m(重) 15 5 7 004.00(2人) 01着 R2:15.7(41.0) -1.0 0岩田康誠 54 (オメガインベガス) 485
0000.08.04 新潟 レパードS GIII ダ1800m(稍) 14 1 1 010.10(5人) 09着 R1:52.4(37.8) -2.1 0岩田康誠 54 インカンテーション 488
0000.10.03 大井 Lプレリュード JpnII ダ1800m(重) 13 4 4 009.00(3人) 05着 R1:53.5(39.1) -0.5 0岩田康誠 54 メーデイア 486
0000.12.04 船橋 クイーン賞 JpnIII ダ1800m(良) 13 7 11 002.90(2人) 04着 R1:53.6(39.0) -1.0 0岩田康誠 54 アクティビューティ 484
2014.01.22 大井 TCK女王盃 JpnIII ダ1800m(良) 11 6 7 064.70(8人) 08着 R1:53.7(39.2) -2.3 0岩田康誠 55 メーデイア 492
0000.03.05 川崎 エンプレス杯 JpnII ダ2100m(不) 13 8 12 016.00(4人) 05着 R2:15.6(40.0) -3.5 0岩田康誠 56 ワイルドフラッパー 488
0000.10.05 新潟 柳都S 1600万下 ダ1800m(稍) 15 8 14 032.4(10人) 09着 R1:51.3(37.5) -0.6 0岩田康誠 55 トロワボヌール 508
0000.10.25 京都 観月橋S 1600万下 ダ1800m(良) 16 7 13 045.30(9人) 15着 R1:53.0(38.3) -3.0 0池添謙一 55 アスカノロマン 506
0000.11.15 東京 ユートピアS 1600万下 芝1600m(良) 18 1 2 140.5(17人) 16着 R1:34.2(36.5) -2.1 0三浦皇成 55 スイートサルサ 496
0000.12.20 阪神 摩耶S 1600万下 ダ1800m(不) 16 6 12 081.6(13人) 15着 R1:51.9(37.8) -2.0 0秋山真一郎 54 タガノゴールド 510

繁殖成績

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5番仔のデルマソトガケが2022年に全日本2歳優駿を制し、産駒重賞・GI級競走初優勝を達成。

生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 出典
初仔 2016年 ポップフランセ 栗毛 フレンチデピュティ 吉田照哉 栗東小林真也 25戦2勝(抹消) [8]
2番仔 2017年 リアリティワード 栗毛 サウスヴィグラス 北海道・角川秀樹
小林・荒山勝徳
13戦4勝(抹消) [9]
3番仔 2018年 ショスタコーヴィチ 牡→セ 芦毛 クリエイターII 原禮子
→内海雅之
美浦大和田成
浦和・野口孝
金沢・菅原欣也
28戦0勝(現役) [10]
4番仔 2019年 ビッグファクター 牡→セ 芦毛 ザファクター 吉田千津
→西村健
栗東・杉山佳明
名古屋・竹下太
大井・藤田輝信
→名古屋・安部幸夫
高知・中西達也
25戦3勝(抹消) [11]
5番仔 2020年 デルマソトガケ 栗毛 マインドユアビスケッツ 浅沼廣幸 栗東・音無秀孝 14戦4勝(現役)
全日本2歳優駿(JpnI)、UAEダービー(G2)優勝
BCクラシック(G1)2着
[12]
6番仔 2022年 ヴァイオパイシーズ 栗毛 ニューイヤーズデイ 鈴木史郎 美浦・和田勇介 1戦0勝(現役) [13]
7番仔 2023年 アムールポエジーの2023 栗毛 マインドユアビスケッツ (デビュー前) [14]
8番仔 2024年 アムールポエジーの2024 栗毛 (デビュー前) [15]
  • 2024年12月15日現在

血統表

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アムールポエジー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ネオユニヴァース
2000 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ポインテッドパス
1984 栗毛
Kris Sharpen Up
Doubly Sure
Silken Way Shantung
Boulevard

ハッピーリクエスト
1997 栗毛
*トニービン
1983 鹿毛
*カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
*エイプリルソネット
1981 黒鹿毛
Dike Herbager
Delta
Pass Me Pass
Schooner
母系(F-No.) (FN:12) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n アムールポエジー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年12月12日閲覧。
  2. ^ a b c d アムールポエジー|競走馬情報”. 日本中央競馬会. 2024年12月9日閲覧。
  3. ^ 【メイクデビュー】(京都4R、5R)”. netkeiba.com (2012年11月3日). 2024年12月15日閲覧。
  4. ^ 2番人気アムールポエジーが早めに動いて重賞初制覇/関東オークス”. netkeiba.com (2013年6月12日). 2024年12月15日閲覧。
  5. ^ アクティビューティが好位から抜け出し重賞初制覇/クイーン賞・船橋”. netkeiba.com (2013年12月4日). 2024年12月15日閲覧。
  6. ^ アムールポエジーの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年12月12日閲覧。
  7. ^ アムールポエジー 競走成績”. JBISサーチ. 2024年12月12日閲覧。
  8. ^ ポップフランセ”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  9. ^ リアリティワード”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  10. ^ ショスタコーヴィチ”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  11. ^ ビッグファクター”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  12. ^ デルマソトガケ”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  13. ^ ヴァイオパイシーズ”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  14. ^ アムールポエジーの2023”. netkeiba.com. 2024年12月15日閲覧。
  15. ^ __________________”. jbis.or.jp. 2024年12月15日閲覧。
  16. ^ a b c 血統情報:5代血統表|アムールポエジー|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年12月12日閲覧。
  17. ^ アムールポエジーの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2024年12月12日閲覧。

外部リンク

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