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アザミゲシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アザミゲシ
アザミゲシ(沖縄県石垣市、2024年4月)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: ケシ科 Papaveraceae
亜科 : ケシ亜科 Papaveroideae
: ケシ連 Papavereae
: アザミゲシ属 Argemone
: アザミゲシ A. mexicana
学名
Argemone mexicana L.
英名
Mexican poppy, Mexican prickly poppy, flowering thistle
トゲのある果実
路傍に生育する様子

アザミゲシ(薊芥子、学名:Argemone mexicana)は、ケシ科アザミゲシ属の1–2年草[1]

特徴

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高さ30–60 cm。葉は長さ10–25 cmで羽状に切れ込み、アザミのようなトゲ状の鋸歯縁となり、互生する。葉は青緑色で白っぽい脈が目立つ。茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。夏に直径7 cmほどの鮮黄色の花をつける。果実は直径2–3 cmの楕円形で、表面に多くのトゲがある[2][3][1]

分布と生育環境、利用

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メキシコ原産で世界の熱帯各地に帰化。日本へは江戸末期に観賞用や薬用として渡来し栽培され、まれに逸出[3][1]。種子から絞った油が灯火や石鹸などに用いられた[2]

脚注

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参考文献

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  • 米倉浩司・梶田忠 (2003年). “アザミゲシ Argemone mexicana”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). http://ylist.info/. 2024年5月6日閲覧。
  • 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350 
  • カーティス・クラーク「アザミゲシ」『朝日百科 植物の世界』 8巻、朝日新聞社、東京、1997年、217頁。ISBN 9784023800106 
  • 植村修二 ほか『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑:Plant invader 500種』 2巻、全国農村教育協会、東京都台東区、2015年。ISBN 9784881371855 

外部リンク

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