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ほうおう座ベータ星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほうおう座β星[1]
Beta Phoenicis
星座 ほうおう座
見かけの等級 (mv) 3.30[1]
3.22 - 3.32(変光)[2]
変光星型 疑わしい[2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  01h 06m 05.03952s[1]
赤緯 (Dec, δ) −46° 43′ 06.2785″[1]
赤方偏移 -0.000004 ± 0.000002[1]
視線速度 (Rv) -1.10 ± 0.74 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -80.81 ± 13.24 ミリ秒/年[1]
赤緯: 34.97 ± 9.51 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 0.12 ± 14.62ミリ秒[1]
(誤差12183.3%)
物理的性質
スペクトル分類 G8III [1]
色指数 (B-V) 0.89[3]
色指数 (U-B) 0.57[3]
色指数 (R-I) 0.50[3]
他のカタログでの名称
CD -47 324[1]
CPD -47 129[1]
HD 6595[1]
HIP 5165[1], HR 322[1]
SAO 215365[1]
NSV 400[1]
Template (ノート 解説) ■Project

ほうおう座β星は、ほうおう座の恒星で3等星。

特徴

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この星の正確な距離はわかっておらず、距離の計算元となるヒッパルコスでの年周視差の誤差は、その値の100倍以上である[4]。これは、ほぼ等光の黄色巨星同士の周回軌道による影響とされる[4]カペラに代表される巨星同士の連星は、似たような主系列星から同時に進化する必要があるので珍しい[4]。離角0.338秒の2星は、離心率が0.72と大きい楕円軌道の共通重心を互いに168年で周回する[4]

地上からの視差の観測は165光年、スペクトル型を考慮し200光年となるが、これらは疑わしい[4]。仮に180光年とした場合、軌道の大きさは52天文単位、2星の距離は16から96天文単位とされる[4]

指標 構成要素
A B
スペクトル型
視等級 4.10[5] 4.19[6]
絶対等級
質量 (M) 2.5[4] 2.5[4]
半径 (R)
光度 (L)
表面温度 (K)

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Results for bet Phe”. SIMBAD Astronomical Database. 2017年8月31日閲覧。
  2. ^ a b GCVS”. Results for NSV 400. 2017年8月31日閲覧。
  3. ^ a b c 輝星星表第5版
  4. ^ a b c d e f g h James B. Kaler. “Beta Phoenicis”. STARS. 2017年8月31日閲覧。
  5. ^ Results for bet Phe A”. SIMBAD Astronomical Database. 2017年8月31日閲覧。
  6. ^ Results for bet Phe B”. SIMBAD Astronomical Database. 2017年8月31日閲覧。

外部リンク

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